3月24日(土)午後2時から第27回鳴滝塾が、新見公立大学内の市学術交流センターで開かれた。㈲建築デザイン建匠(東京都)の浪崎文彰代表取締役(一級建築士)が「石灰(ライム)による新しいアート“ライムアート”の魅力」と題して講演した=写真。
また、平成29年度総会も開かれ、郷木章コーディネーターが1年間の事業を報告、公文裕巳代表が平成30年度の方針を示した。
浪崎氏はまず「自然と共生する暮らし」について、これまで手がけた建築物を紹介。次いでライムアートポケットガーデン=写真=や珪藻土ポケットガーデンなど「暮らしを彩る小物たち」を紹介した。そして「ライムアート作品と制作工程」について述べた。
ライムアート作品を幾つか紹介すると、
浪崎氏は「今後は、絵画としてだけでなく、先鋭の左官職人らが技術を習得することによって、アトリエ製作でパネル状に仕上げたライムアートを漆喰(しっくい)などの壁面に組み入れ、一体化することを目指していきたい」と語った。
この後、新見公立大学の岡本直行准教授が「石灰のもつアートの力」について話した。