1月26日(土)午後2時から新見公立大学3号館合同講義室で、第37回鳴滝塾「地域共生社会の実現に向けてⅣ―地方と都会の高齢化大逆転! 事実を知り新見のすべきことを考える―」が開かれた。
講師は、昨年10月に本学客員教授に就任の藻谷浩介氏(㈱日本総合研究所主席研究員)。この日は積雪20㎝の中、本学の学生や新見市民はもとより近隣市町からの参加もあり、160人が聴講した。
開会あいさつする公文裕巳学長(左)と藻谷浩介氏(右)
藻谷氏は三択(二択)クイズで参加者の「常識」を問われた。
……東京23区の生活保護率は、岡山県の約3倍。
……東京都の完全失業率は、岡山県よりも高い。
藻谷氏は「『イメージ』や『空気』は事実と違う。常に事実を数字で確認しないと間違える」と力説された。
藻谷氏は「75歳以上の高齢者が減少している新見市は、医療福祉費を子育て支援に回せるチャンス」とまとめられた。