NiU「鳴滝塾」

産官学民が連携して地域課題の解決策を探ろうと
新見公立大学に設置されています

第38回鳴滝塾

2019-02-26 | ☆定期講座
 第38回鳴滝塾は2月26日午後6時から新見公立大学多目的ホールで開かれました。東京から新見市唐松に移住して1年4カ月の京田貴央・甘奈夫妻を招いて「移住生活」をテーマに、京田夫妻を頼って同所に移住したジョナサン・カヌーセンさん(男性)も同席して、塾生ら16人が懇談しました。

 
 ――外から来た人にしか見えない新見(新見に移住した理由)
・水がきれいでインターネット環境が整っている…本業はIT関連の在宅ワーク。
・交通の便がよい…JRで上京するのに通常、乗り換えは岡山駅だけ。乗り換えが多い都市部よりも便利。不便だと感じたことはない。
・居住地区は交流が活発でよくまとまっている…優しい人が多く、声をかけられると安心できる。
・京田夫妻の生活を見て「これが日本だな。田舎の良さが生きている」と思った。(それから半年後に移住してきたジョナサンの発言)

          左からジョナサン、京田貴央・甘奈夫妻
 
 ――新見は可能性がある。もったいない。
・千屋牛(ブランド牛)があるのに、ステーキ店もハンバーガーショップもない。もったいない。
・古民家(空き家)の活用…都市部ではシェアハウスが増えており、またテレワーク(場所や時間にとらわれない仕事)の〝遊牧民〟(旅行しながら仕事をしている人)も多い。短期生活者(滞在者)の受け入れ体制が整えば、ネットワークを利用して呼び込むことができる。
・空き家バンクは写真をたくさん使って、トイレは使えるかなど詳しく載せないと目に留まらない。
・地域の良さを見つめ直さず、マイナス面を見てしまう。一度は外に出て働く必要があるかどうかを含めて、考え直す必要がある。
・気がかりなのは若い人が少なく、若い人との交流が少ないこと。
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