NiU「鳴滝塾」

産官学民が連携して地域課題の解決策を探ろうと
新見公立大学に設置されています

第21回鳴滝塾

2017-09-30 | ☆定期講座


 第21回鳴滝塾が9月30日、新見公立大学学術交流センターで開かれ、新見公立大・短大の公文裕巳学長(鳴滝塾代表)が「新見公立大学からのメッセージ―新見市と大学の持続可能な未来について―」と題して講演した=写真下

 新見公立大学は、平成31年4月、短期大学の幼児教育学科と地域福祉学科を4年制化し、健康科学部看護学科、同健康保育学科、同地域福祉学科の1学部3学科体制に改組する。
 大学が目指すのは“地域共生のまちづくり”。新見市が直面している少子高齢化、人口減少の課題を解決するために研究し、それを教育に生かして地域共生社会の基盤を支える人材を育成する。そうして育った人材が、健やかな子どもの成長と発達を促し、心の豊かさを高め、高齢者の健康寿命の延伸に尽力し、すべての世代の心と体の健康を支援する。
 大学と新見市が一つになり、課題を解決し乗り越える“持続可能なまちづくり”を目指すことは、課題先進地域である新見市にとって大きなチャンスで、“壮大な社会実験”である。10年先の未来、この社会実験に成功すれば“日本一の大学”になる可能性がある。
 新見公立大学には全国から学生が来ており、現在417人が下宿(アパート住まい)をしている。そして、卒業生のうち294人が新見市で生活し、新見市を支えている。もし大学がなくなれば、新見市の未来はどうなるだろうか。大学の未来が、新見市の持続可能な未来へと繋がっている。大学を宝とし、学生を守り育てる仕組みの確立も、これからの課題である。
 広島カープは、37年ぶりにリーグ連覇を果たした。それは、球場を埋め尽くすファンの応援の力によるところが大きい。応援団がいるから強くなれる。新見公立大学を皆で応援してほしい。
 ――などと述べた。

 また、講演に先立ち、9月15~16日に実施した島根県隠岐郡海士町の視察が報告された。
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