勇者はお城に戻り、旅の顛末を王様に報告した。
王様は発泡酒をふるまわれ、ささやかな宴を開いてくださった。
そして、
「旅のほうびじゃ、どちらか選ぶがよい。」
と、おっしゃられ、緑の箱と赤い箱を差し出した。
勇者は迷ったあげく、赤い箱を選んだ。
すると中には、「嘘を見破る眼」が入っていた。
「王様、ありがとうございます。」
しかし王様はこう言った。
「なんてな。コレはただの飾りじゃ。このチカラはお前がこの旅で身に付けたモノなんじゃ。」
後に大臣から聞かされた。
緑の箱には「嘘を信じぬく心」が入っていたのだ、と。
今の勇者には、どちらが本当の宝物なのか分からない。
おしまい。
王様は発泡酒をふるまわれ、ささやかな宴を開いてくださった。
そして、
「旅のほうびじゃ、どちらか選ぶがよい。」
と、おっしゃられ、緑の箱と赤い箱を差し出した。
勇者は迷ったあげく、赤い箱を選んだ。
すると中には、「嘘を見破る眼」が入っていた。
「王様、ありがとうございます。」
しかし王様はこう言った。
「なんてな。コレはただの飾りじゃ。このチカラはお前がこの旅で身に付けたモノなんじゃ。」
後に大臣から聞かされた。
緑の箱には「嘘を信じぬく心」が入っていたのだ、と。
今の勇者には、どちらが本当の宝物なのか分からない。
おしまい。
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