1960年代~1970年代には、
「白飯腹いっぱい食いたい」という人がたくさんいました。
うちの父がそうでしたし、他の大人もたくさん見ました。
第二次世界大戦後の食糧不足でお米が足りなくて、
雑穀を食べたり、芋粥にして少ないお米を家族で分け合って食べたと聞いています。
白米が自由に手に入るようになり、
白米をたくさん食べることに喜びを感じたのです。
それが今は、食の多様化と共にお米離れが進み、
どんぶり飯何杯食べる人は見かけなくなりました。
お米をもっと食べようという呼びかけがあるほどです。
戦前戦中生まれ世代の人が身近にいるなら聞いてみてください。
今は高齢で白米の摂取量は減っていたとしても、依然白米嗜好で、
健康食として人気となった雑穀を嫌がったりします。
「何億円のお金が欲しい」という今多い願い事は、
当時の「白米腹いっぱい食べたい」に似ている気がします。
多くの人が、早晩その欲求は不思議な夢だったと気づかされるでしょう。
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