刻み

刻む・・・大工職人は木を・・・
製材された木材・・・時には丸太から・・・
瞬間的に柱頭、柱脚を読み・・
木表、木裏を見極め・・・
木の筋から使用箇所に相応しい木取りで・・・
墨つぼから放たれる墨・・・
尺金（さしがね）から角度までも・・・
立体的に彫り出された仕口、継手・・・
木は新たな使命を与えられる・・・
その伝統技術は、近代技術の比ではない・・・
鉋（かんな）千代鶴の鉋というものがあるらしい・・・
不世出の名鍛冶千代鶴是秀(１８７４～１９５７)・・・
法隆寺・・・飛鳥時代の姿を現在に伝える世界最古の木造建築・・・
日本建築の神様は聖徳太子・・・
どこまで俺は追及できるんだろう・・・
どこまで俺は追及すんだろう・・・
そして俺は人生に何を刻めるんだろう・・・

俺の事務所、創建築がいよいよ始動する・・・
明日から来る大工職人と新たな一歩を踏み出す・・・
そして時期をみて来年早々には会社にする・・・
できるかできないかを心配するより・・・
やるかやらないか、刻めるか刻めないか・・・
形あるものを・・・形のないものも・・・