プロ家庭教師 俵屋の日記

気になること あれこれ

グラフの問題

2016年12月19日 | お勉強
算数や理科で、グラフを使ったり読み取ったりして解く問題があります。

グラフが問題に使われていたら、まずグラフをきちんと読み取ることが重要です。

重要だと言っても、グラフを読み取るとき、具体的にどこを見ればよいのか?
 ① 縦軸と横軸が何を表しているのか。
 ② 縦軸と横軸の単位。
 ③ グラフの1目盛りがいくつなのか(縦軸・横軸それぞれ)。

この3つをきちんと押さえれば大丈夫です。
あとはグラフの内容を読み取るだけです。


算数ですと、速さのグラフが多いですね。
例えばこの速さのグラフ。

縦軸横軸それぞれについて上の①〜③を確認すると
 縦軸:道のりを表していて単位はkm、1目盛りは0.5km。
 横軸:経過した時間を表していて単位は分、1目盛りは10分。
ここまで確認してから内容を読み取ります。

兄は20分で1.5km進んでいて
弟は兄が出発してから20分後に出発していて
弟は10分で2.0km進んでいることが読み取れますね。


では上の内容を踏まえた上で、次のグラフの縦軸・横軸を確認し、内容を読み取ってみましょう!

 



理科ですと、ばねの問題にグラフが使われることが多いですね。

例えばこんなの。

これも①〜③の内容を確認すると
 縦軸:ばねの長さを表していて単位はcm、1目盛りは5cm。
 横軸:おもりの重さを表していて単位はg、1目盛りは50g。
内容は
 ばねAはおもりが0gのときは15cmの長さで、150gのおもりをつけると長さが25cm、
 300gのおもりをつけると長さが35cmになる。
 ばねBはおもりが0gのときは長さが20cm、150gのおもりをつけると長さが25cm、
 300gのおもりをつけると長さが30cmになる。
グラフの縦軸・横軸が確認してあれば簡単ですね!


ではこのグラフを読み取ってみましょう!



グラフの縦軸・横軸をまず確認するのですよ!


◆おまけ◆
ネットで見かけたグラフですが‥

日本とアメリカを比べているようなんですが、
縦軸と横軸が日本とアメリカで揃っていませんねえ‥

理科の実験でよく比較の問題が出るのですが、比較の問題のポイントは
「比べるもの以外の条件は全て同じにする」です。

どこかの誰かが「比べるもの以外の条件は全て同じに」した修正グラフを作ってくれていました。




受験生の人達は、すぐに間違いに気づいたでしょうか?
気づけなかった受験生は冬休みを利用してしっかりと基礎の確認をしましょう!!

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