プロ家庭教師 俵屋の日記

気になること あれこれ

速さのグラフの問題

2016年12月20日 | 算数
前回の「グラフの問題」に載せたグラフの図のうち
算数の2枚目と理科の2枚目のグラフが間違っていたので修正しました。
お恥ずかしい‥


ということで、修正した算数のこのグラフ。

読み取りをしてみましょう。

読み取りのポイントの
 ① 縦軸と横軸が何を表しているのか。
 ② 縦軸と横軸の単位。
 ③ グラフの1目盛りがいくつなのか(縦軸・横軸それぞれ)。
を踏まえて縦軸と横軸をそれぞれ確認します。

 縦軸:道のりを表していて単位はkm、1目盛りは3km。
 横軸:時刻を表していて、1目盛りは15分。
9:00に出発して9:30までの間に15km進み、
9:30から10:45までは同じ場所から動かず、
10:45から11:15の間に15kmの地点から18kmの地点まで進み、
11:15から1:00までは同じ場所から動かず、
1:00から1:30の間に18kmの地点から15kmの地点まで戻り、
1:30から2:00の間に15km戻っていることがわかりますね。

このグラフは、A君が
午前9時の船で出発して水族館を見学し、徒歩で公園に行って自由時間を過ごした後
同じコースを徒歩と船で帰ってきたときのものです。
設問は
 ⑴ A君が公園に着いた時刻
 ⑵ 船の時速
 ⑶ 徒歩の分速
です。

上記のようにグラフを読み取れば簡単ですね!
解いてみましょう。

⑴ グラフから、9:00〜9:30までは船に乗っていますね。
 9:30〜10:45までは水族館、
 そこから徒歩で公園に行っていますので、公園に着いたのは11:15ですね。
                    午前11時15分 
⑵ 船に乗っていたのは9:00〜9:30と、帰りの1:30〜2:00ですね。
 どちらを使ってもよいのですが、行きを使ってみましょう。
 速さは道のり÷時間で計算できますので
  道のり‥15km
  時間‥9:30−9:00=30分
  時速を出すので、かかった時間の単位を分から時間に直すと
  30÷60=1/2時間
 よって、15÷1/2=30
                       時速30km 
⑶ 歩いたのは10:45〜11:15までと1:00〜1:30までです。
 これも行きの方を使ってみましょう。
  道のり‥18−15=3km
  分速を出すので、道のりの単位をkmからmに直すと
  3×1000=3000m
  時間‥11:15−10:45=30分
 よって、3000÷30=100
                       分速100m 


グラフから「時間」「道のり」を出す場合、
目盛の数字をそのまま使うのではなく、
「かかった時間」「進んだ道のり」
を計算して出すことが重要です!

前回載せた1枚目のこのグラフですと

例えば弟が2.0km進んだのにかかった時間は30分ではなく
 30−20=10分
なのですね。

ここをうまく読み取れていなくて間違えてしまう人が多いようです。

縦軸・横軸をしっかり確認して
正確にグラフを読み取りましょう!

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