前回からとんでもなく時間が開いてしまいましたが、過不足算を面積図で解く、の続きです。
過不足算というと、「足りない」「余った」等の単語が問題文中に出てくる問題だ、という認識の生徒が多いのですが、
しかし、出てこない場合もあるのですね。
そうなると、読解力の有る無しが正答できるかどうかの分かれ道になります。
例えば
子供会で映画を見ることにしました。長いすに4人ずつすわると7人の子供がすわれません。
また、5人ずつすわると最後の長いすは3人ですわることになります。
子供は何人いますか。
ある程度問題数をこなしていると、あ、過不足算だな、と当たりはつけられるようですが
それでは正答は得られません。
過不足算は、ある数量を基準にしてそれより多いものや少ないものを手がかりにして解く問題ですので
そこのところを問題文から「読み取る」ことが必要になります。
それでは解いてみましょう。
1脚の長いすにすわる子供の人数×長いすの数=長いすにすわっている子供の人数
という計算が成り立ちますので、それを面積図にします。
設問ではまず1脚に4人すわることになっていますので図はこうなります。
この長方形の面積が「1脚に4人ずつすわったときの子供の人数」ですが
「7人の子供がすわれません」ということは
「1脚に4人ずつすわったときの子供の人数」よりも実際の子供の人数のほうが7人多い、ということになります。
図に書き込んでみましょう。
←の部分までの面積が「実際の子供の人数」になります。
次に、5人ずつすわるときを図に書き加えます。
設問では「最後の長いすは3人ですわる」とあります。
ということは、「1脚に5人ずつすわれる子供の人数」よりも、実際の子供の人数は5-3=2、2人少ないことになります。
つまり、「1脚に5人ずつすわれる子供の人数」の方が、実際の子供の人数よりも2人多いのですね。
ということで図はこうなります。
あとはいつも通り面積の問題として解いていくだけです。
2+7=9
5-4=1
9÷1=9 ←長いすの数
4×9=36(5×9=45)
36+7=43(45-2=43)
43人
「足りない」「余った」だけを記号のようにたよりにして解いてしまう生徒は、きちんと問題文を読み取る努力が必要です。
読解力は算数だけでなく全教科で必要なので、しっかりと鍛えていってほしいですね。
過不足算というと、「足りない」「余った」等の単語が問題文中に出てくる問題だ、という認識の生徒が多いのですが、
しかし、出てこない場合もあるのですね。
そうなると、読解力の有る無しが正答できるかどうかの分かれ道になります。
例えば
子供会で映画を見ることにしました。長いすに4人ずつすわると7人の子供がすわれません。
また、5人ずつすわると最後の長いすは3人ですわることになります。
子供は何人いますか。
ある程度問題数をこなしていると、あ、過不足算だな、と当たりはつけられるようですが
それでは正答は得られません。
過不足算は、ある数量を基準にしてそれより多いものや少ないものを手がかりにして解く問題ですので
そこのところを問題文から「読み取る」ことが必要になります。
それでは解いてみましょう。
1脚の長いすにすわる子供の人数×長いすの数=長いすにすわっている子供の人数
という計算が成り立ちますので、それを面積図にします。
設問ではまず1脚に4人すわることになっていますので図はこうなります。
この長方形の面積が「1脚に4人ずつすわったときの子供の人数」ですが
「7人の子供がすわれません」ということは
「1脚に4人ずつすわったときの子供の人数」よりも実際の子供の人数のほうが7人多い、ということになります。
図に書き込んでみましょう。
←の部分までの面積が「実際の子供の人数」になります。
次に、5人ずつすわるときを図に書き加えます。
設問では「最後の長いすは3人ですわる」とあります。
ということは、「1脚に5人ずつすわれる子供の人数」よりも、実際の子供の人数は5-3=2、2人少ないことになります。
つまり、「1脚に5人ずつすわれる子供の人数」の方が、実際の子供の人数よりも2人多いのですね。
ということで図はこうなります。
あとはいつも通り面積の問題として解いていくだけです。
2+7=9
5-4=1
9÷1=9 ←長いすの数
4×9=36(5×9=45)
36+7=43(45-2=43)
43人
「足りない」「余った」だけを記号のようにたよりにして解いてしまう生徒は、きちんと問題文を読み取る努力が必要です。
読解力は算数だけでなく全教科で必要なので、しっかりと鍛えていってほしいですね。
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