プロ家庭教師 俵屋の日記

気になること あれこれ

読解

2012年07月12日 | 国語
「読解」とは読んで字のごとく「読み解くこと」です。
私の手元にある新明快国語辞典第3版では
「文章を読んで、その意味を理解すること」とあります。

国語が苦手な生徒のほとんどはこの「その意味を理解すること」ができていないのですね。

まあ、国語の読解問題は本文に書いてあることを質問してくるわけですから
「その意味が理解」できていればもちろん解けるわけです。

ではなぜ「文章を読んで、その意味を理解」できないのか?

そういう生徒のタイプのひとつとして
「字を読んでいる」ことと
「意味を理解している」ことの区別をつけていない(ついていない)、というのがあります。

よっぽど難しい漢字以外は皆「発音」ができるので
「字」だけを「発音」してそれで「読んだ」と思い込んでいるようです。
困りましたね。


このタイプの生徒にはまず
1:「。」までの一文の意味がはっきりわかってから次の文に進むこと(どうしてもわからない文はチェックして後で聞くこと)
2:普段使わない言葉は必ず全て辞書で調べること
という2つの指示を出します。

2つ目の指示は1つ目の指示を実行するために不可欠な行動なのですが(単語の意味がわからなければ文の意味をとることはできない)、
「分からない」言葉、としないのは「聞いたことがあるけど意味は曖昧、もしくは間違って覚えている」というものをなくすためです。

この癖が身につけば次の段階
「わかろうとするんだけどこの文の意味がわからない」に進めるのですが
ここがどうやら最初にして最大の難関らしくなかなか前に進めない生徒が多いです。

「字」だけを見てさーっと「読む」の方がはるかに楽で気分もいいですからね‥


次回は「わかろうとするんだけどこの文の意味がわからない」というのはどうすればよいのか!
をお送りします(予定)。



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