日本人の識字率は90何%とかで非常に高いということで、まあそれは事実なのでしょうが
日々小学生に国語を教えていますと、確かに「字」は読めますが
でもそれだけ、という生徒が往々にして存在することも事実です。
ここでちょっと「読解力テスト」!
次の文章を読んで見て下さい。
『ざーっ。裏手の大えのきが風に鳴って‥‥ぱら、ぱら、ぱらっ。落ち葉が時雨のようにふりこぼれる。
まっさおな空。沼の向こうに富士も見えて、まさに絶好のもみ干し日和だ。』
読み終わりましたか?
では問題です。
この文章に書かれている、季節はいつですか?
答えましたか?
では解答パターン別に見ていきましょう。
1:即答できた
基本的な読解力に問題はないようです。
2:質問を見て「ん?」と思って、もう一度問題文を読み、すぐに答えられた
「読もう!」と気合いを入れないと読めないタイプでしょうか。
読む度に疲れてしまいそうなので、普段から意味をとることを意識した方がよいかもしれません。
3:質問を見て、再度問題文に目を通し、それでも答えられない
「字」は読めるようですね。
答えは「秋」なのですが、
この文章は、ある中学入試用の国語のテキストに収録されている物語文読解の本文の冒頭部分です。
1人の生徒にこの読解問題をやらせたときの出来が悪く、
特に物語文読解で把握しなければならない「時と場面の移り変わり」が曖昧すぎると感じたため
上記のテストをやらせてみました。
この生徒の結果は3だったわけですが
再度文章に目を通している様子を観察すると
「何か」を探すように目が泳いでいるのですね。
どうやら「春」とか「夏」とかの単語を探していたようです。
「季節がわかる言葉が二つくらいあるよ」
とヒントを与えても、結局答えられませんでした。
「意味をわかりながら読み進める」
ということをいつもきちんとやっていかないと、こういうことになってしまいます。
ちなみにこの生徒は、この文章の音読は問題ありませんでした。
このテストで結果が3だった場合には
小学校中学年向きくらいの日本文学を丁寧に読むことからやり直した方がよいかと思います。
日々小学生に国語を教えていますと、確かに「字」は読めますが
でもそれだけ、という生徒が往々にして存在することも事実です。
ここでちょっと「読解力テスト」!
次の文章を読んで見て下さい。
『ざーっ。裏手の大えのきが風に鳴って‥‥ぱら、ぱら、ぱらっ。落ち葉が時雨のようにふりこぼれる。
まっさおな空。沼の向こうに富士も見えて、まさに絶好のもみ干し日和だ。』
読み終わりましたか?
では問題です。
この文章に書かれている、季節はいつですか?
答えましたか?
では解答パターン別に見ていきましょう。
1:即答できた
基本的な読解力に問題はないようです。
2:質問を見て「ん?」と思って、もう一度問題文を読み、すぐに答えられた
「読もう!」と気合いを入れないと読めないタイプでしょうか。
読む度に疲れてしまいそうなので、普段から意味をとることを意識した方がよいかもしれません。
3:質問を見て、再度問題文に目を通し、それでも答えられない
「字」は読めるようですね。
答えは「秋」なのですが、
この文章は、ある中学入試用の国語のテキストに収録されている物語文読解の本文の冒頭部分です。
1人の生徒にこの読解問題をやらせたときの出来が悪く、
特に物語文読解で把握しなければならない「時と場面の移り変わり」が曖昧すぎると感じたため
上記のテストをやらせてみました。
この生徒の結果は3だったわけですが
再度文章に目を通している様子を観察すると
「何か」を探すように目が泳いでいるのですね。
どうやら「春」とか「夏」とかの単語を探していたようです。
「季節がわかる言葉が二つくらいあるよ」
とヒントを与えても、結局答えられませんでした。
「意味をわかりながら読み進める」
ということをいつもきちんとやっていかないと、こういうことになってしまいます。
ちなみにこの生徒は、この文章の音読は問題ありませんでした。
このテストで結果が3だった場合には
小学校中学年向きくらいの日本文学を丁寧に読むことからやり直した方がよいかと思います。
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