ソプラノ素子の日記♪

熊本市在住のソプラノ歌手、井上素子のブログ!
2018年から両親の介護中2020年からコロナ禍のため演奏活動を自粛中

12月の誕生花

2021-12-01 22:22:00 | 音楽(声楽)
2021年12月1日(水)
12月の誕生花は「赤いバラ」です。

12月の誕生花 赤いバラ

12月の誕生花 赤いバラ

学名:Rosa
和名:薔薇(バラ)
科・属名:バラ科バラ属
原産地:アジア、ヨーロッパ、中近東、北アメリカ、アフリカ一部
開花時期:5月中旬~6月上旬、6月中旬~11月(品種による)

12月の誕生花は、赤いバラです。5月の誕生花であるピンクのバラも美しさは遜色ありませんが、赤いバラにはよりいっそうの華麗さと風格が備わっています。
赤いバラの花言葉は「愛情」「美」「情熱」。特に愛する人への誕生日ギフトにふさわしい花です。
愛の象徴でもあるバラの花は、愛する人に贈る際は、その本数にも意味があります。
1本は「一目ぼれ」、2本は「この世界には二人だけ」、3本は「愛しています」、4本は「一生愛し続けます」、5本は「出会えて心から嬉しい」、6本は「あなたに夢中です」、9本は「いつまでも一緒に」、11本は「最愛」、12本は「私の奥さん(恋人)になってください」、24本は「一日中想っています」、40本は「真実の愛」、99本は「永遠の愛」、100本は「100パーセントの愛」、101本は「あなただけ」、そして108本は「結婚してください」です。愛する人への誕生日プレゼントにいかがでしょうか。(12か月の誕生花について【イーフローラ】から引用)

 

母が育てているバラを剪定したので、一輪もらいました。


イタリアの作曲家トスティの歌曲集の中に、「Rosa(薔薇)」があります。
お祈りの本の間に挟まれた薔薇を見つめている恋人を、少し離れた所から眺めながら歌っているという設定です。
お祈りの本ではないけど、「Rosa(薔薇)」の楽譜に挟んでみました。




コップに挿したら、素敵でした。
 
以下は私のウンチクというか…備忘録です。
トスティはオペラは作らず、旋律が美しい歌曲をたくさん作っています。
イタリア王室の声楽教師、イギリス王室の声楽教師で、歌が上手だったそうです。
トスティはテノール?なので、高音域の歌曲が多いです。
 
流れるような伴奏に、歌詞をのせる感じの曲が多いので、聴きやすく、旋律を覚えやすいです。一見とっつきやすい?と感じます。
しかしテクニックがなく腑抜けの声で歌うと、鼻歌のようになってしまい、流行歌風になりがちです。
 
音程やリズムをきちんととって芸術歌曲として歌わないと、トスティの良さは出ません。
高音域のフレーズで美しい旋律に酔って、声をはりあげたり押したり、
オペラチックになるのもトスティらしさが出ないのでNGです。
言葉(単語)も多いので、自分の中で歌詞をしっかり理解して歌うことが大切です。
 
私はリサイタルでトスティの歌曲「Sogno(夢)」、「Rosa(薔薇)」、「Segreto(ひめごと)」3曲を取り上げましたが、
かなり難しく予想外に苦労しました。
大好きな曲なので、またいつかチャレンジしたい作品です。
 

トスティ作曲の「Rosa(薔薇)」

Una povera rosa è rinserrata
nel tuo piccolo libro di preghiera:
una povera rosa di brughiera
che la lunga stagione ha disseccata.

Chi te l'ha dato quel mesto fiore?
Qual ti rammenta sogno gentil?
”Ah!” tu rispondi,”Fugge l'amore!
Fuggon le splendide sere d'april!”

Or muta la contempli e d'improvviso,
ti si vela di pianto la pupilla:
or,la baci,tremando,e disfavilla
su la tua fronte,un vivido sorriso!

Chi te l'ha dato quel mesto fiore?
Qual ti rammenta sogno gentil?
”Ah!” tu rispondi,”Fugge l'amore!
Fuggon le splendide sere d'april!”

哀れな薔薇の花は
君の小さなお祈りの本の中に閉じ込められている。
長い季節が萎れさせてしまった
哀れな荒れ野の薔薇の花。

君はあの悲しい花を誰に貰ったのか?
どんな優しい夢を君に思い出させるのか?
「あぁ!」君は答える「愛は逃げるもの!
四月のすばらしい夕べは逃げるもの!」

今君は黙ってそれを見つめ、
君の瞳はふと涙で曇る。
今君は震えながらそれに口づけし、
君の額には生き生きとした微笑みが輝く。

君はあの悲しい花を誰に貰ったのか?
どんな優しい夢を君に思い出させるのか?
「あぁ!」君は答える「愛は逃げるもの!策
四月のすばらしい夕べは逃げるもの!」     (歌詞対訳:戸口幸策)


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