ソプラノ素子の日記♪

熊本市在住のソプラノ歌手、井上素子のブログ!
2018年から両親の介護中2020年からコロナ禍のため演奏活動を自粛中

1月の誕生花「チューリップ」

2022-01-01 08:00:00 | 音楽(声楽)
2022年1月1日(土)
1月の誕生花は「チューリップ」です。
 

1月の誕生花 チューリップ

1月の誕生花 チューリップ

学名:Tulipa
和名:鬱金香(うこんこう、うっこんこう)
科・属名:ユリ科チューリップ属
原産地:トルコ・アナトリア半島、イランなどの地中海沿岸から中央アジア
開花時期:3月下旬~5月上旬(品種による)

春の花・チューリップは、世界中で愛されている球根植物です。現在、チューリップの品種だけで5,000を超えて園芸品種に登録されています。それだけ改良に熱意が注がれてきたということです。17世紀のオランダでは、稀少で高額な品種のチューリップの球根が高値取引されたことに起因する「チューリップバブル」なる経済現象も起こったほどです。

花言葉は「思いやり」。色別に見ると、赤が「愛の告白」「真実の愛」、ピンクが「愛のめばえ」「誠実な愛」、紫が「不滅の愛」、白が「失われた愛」、黄色が「望みのない恋」「名声」などです。

1月の誕生花である「チューリップ」の花言葉は、「真実の愛」、「誠実な愛」なので、ドニゼッティの歌曲集から「Eterno amore e fè(久遠の愛と誠)」を御紹介します。

私はリコルディ版のドニゼッティ歌曲集で勉強しています。

Eterno amore e fè,
ti giuro umile ai piè,
ti giuro fè,presente Iddio.

Viver,morir per te
è il solo ben che a me
dal ciel desio.

久遠の愛と誠を
貴女の足許で誓います。
神の御前で、久遠の愛を誓います。

私は自分のために天に望む幸せは、
貴女のために生き、貴女のために死ぬことだけです。(歌詞対訳 戸口幸策)

ソプラノ歌手のマリエッラデヴィーア

 
以下は私の備忘録(ウンチク)
私はイタリア古典歌曲を中心にリサイタルを開催しています。
前半にイタリア古典歌曲、後半に近代のプログラムを組むことがあります。
プログラムの後半にドニゼッティの歌曲を入れる時は、音域が広くて華やかなこの曲を選びました。
 
ドニゼッティの歌曲は低音から高音まで音域が広く、一気にオクターブ上がる技巧的でドラマティックな曲が多いです。(オペラアリアのよう)とにかくテクニックが要ります。
テクニックがないと歌えないし、のどを傷めるので十分注意が必要です。(素敵な曲だけど、危険な曲)
 
低音域から高音域まで音の粒をそろえます。
声に「むら」があったら、この曲の良さは出ません。
低音を歌いながら、フレーズ内の高音のどの音域まで使うのか理解しておく必要があります。
 
声を絶対押さないこと。
高音に当てるようなキンキンした声ではなく、おなかの力を使って、息をまわして、芯のある響きを持って歌います。
固い声だと強弱が効かないので、この曲を表現できません。
 
半音階のピッチをきちんと合わせます。
この曲は臨時記号で運命を表しているので、重要ポイントです。
ドニゼッティは楽譜に指示が多いので、楽譜とおりに歌うことが大切です。

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