2018.05.08更新(画像追加)
2018.10.24更新(加筆・画像追加)
2018.10.30更新(加筆・画像追加)
2019.08.19更新(加筆・画像追加)
オランダシシガシラ/和蘭獅子頭/Oranda
(水元公園金魚展示場にて撮影/2018.10)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/7c/9321a9a7917d079c72e4b435ec57696f.jpg)
(足立区生物園にて撮影/2018.5)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/51/f3483f1b4e34837e9b76c8c06ef5be6b.jpg)
江戸時代の寛政年間に
中国から琉球経由で長崎に渡来。
鎖国していた当時、
輸入品はオランダ物と呼んで珍重されていました。
また、頭の肉瘤が獅子の頭を想わせることから
この名前がつきました。
(街中で見かけたオランダシシガシラ/2016.3)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/fc/6f229398b9adae390d8e24ca54eb877c.jpg)
背びれがあり、伸長した開き尾がとても華やか。
(街中で見かけたオランダシシガシラ/2016.3)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/e2/cebf397641fed4e8e342620fb51e9f86.jpg)
そして一番の特徴が
名前の由来でもある頭の肉瘤。
金魚の品評会なんかに行くと
すごいゴツゴツしたやつがいます。
正に獅子頭。
(水元公園金魚展示場にて撮影/2018.10)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/83/5ca4144f71cfeeb5e537cfc7c22c9c8e.jpg)
(足立区生物園にて撮影/2018.5)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/4e/eb8bb0bd50d0f9bbca7a604a78c7d199.jpg)
アズマニシキ/東錦/Calico Oranda
(すみだ水族館にて撮影/2018.9)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/c2/1212d87c5b54263ecdc63ae39bdd61ce.jpg)
昭和6年に横浜の金魚商、加藤金蔵氏が
三色デメキンとオランダシシガシラを交配して
作出した生産魚に対して
東京の金魚商、高橋鉄次郎氏が命名したと言われています。
関西で
ランチュウとオランダが盛んだったのに対抗し
“東の”という意味で”東錦”としました。
(すみだ水族館にて撮影/2018.9)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/5e/3336204707c16eac315b726c14b8b2a8.jpg)
(水元公園金魚展示場にて撮影/2018.10)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/a4/5c39fbd77c7c321c67cfc3ef7a3acca3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/99/2f38d294fb945bc8256c3b77ee95a50a.jpg)
タンチョウ/丹頂/Redcap Oranda
(すみだ水族館にて撮影/2018.9)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/f9/0a41307a4fa5fb01d8e40a607c9cdf1b.jpg)
丹頂鶴を連想させる体色から
この名前が付きました。
中国原産の金魚で作出過程は不明。
奈良県大和郡山市のやまと錦魚園が
昭和30年代初期に
国交がなかった中華人民共和国より
輸入し繁殖に努力して
日本式(郡山式)養殖方法によって
大量生産に成功しました。
(水元公園金魚展示場にて撮影/2018.10)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/e8/439434330b35a15cf71ba4d243859e97.jpg)
(すみだ水族館にて撮影/2018.9)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/17/98442d19cafdc51ce90d0f64b06868f3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/1e/e8bbb607a53fb7ed926ba72deaf0180d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/ae/32a2df21f9af46149c6e3ffd7b23260c.jpg)
チャキン/茶金/Chocolate Oranda
(水元公園金魚展示場にて撮影/2018.10)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/9f/7f2c2eb5ed34e81ef5965f6b84549949.jpg)
英語ではチョコレート色、
中国では紫と表現される茶金。
上記の丹頂や
下の青文魚とともに
やまと錦魚園が昭和30年代初期に
中国より輸入し大量生産に成功しました。
(すみだ水族館にて撮影/2019.8)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/a9/0e6bcaf9de64959f81b14f381fbd99d1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/35/0ab261144051b100bdc58a0ac5b31459.jpg)
(水元公園金魚展示場にて撮影/2018.10)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/0d/59ba27fab21fffb90d9dc90fe08c0fd5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/1a/50e007a33aff95c44bac4fd9a4c08da9.jpg)
セイブンギョ/青文魚/Blue Oranda
(すみだ水族館にて撮影/2019.8)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/64/1abfd5bd9d2da523303aeadf58cba775.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/8b/7c71850464e2455a5e38d395dbe428a8.jpg)
ジャンボオランダ/Jumbo Oranda
(すみだ水族館にて撮影/2018.9)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/27/7809ed238feef84bdaf79d279b20e541.jpg)
日本一大きな品種であるジャンボオランダ。
その歴史は大正時代に
熊本県長州町で
ワキンとオランダシシガシラを
交配したことから始まります。
金魚を大きくしたいという想いのもと
昭和末期には60㎝を超えるものが現れるほどに。
体長・体高ともに
金魚の常識をはるかに超える品種です。
(すみだ水族館にて撮影/2018.9)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/44/7b0323f1e7b548e5b41d6c479453b993.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/12/1bf604e955a174744971bae2679fd315.jpg)
ジャンボシシガシラ
ジャンボオランダをベースに
大きさはそのままに
より観賞性の良いものにということで
良型かつサイズの大きくなる系統の
オランダシシガシラを繰り返し交配することで
完成させました。
観賞性を求め改良されたジャンボシシガシラは
ジャンボオランダより
大きさは一回り小さくなったものの
やはり金魚としては巨大であり
大きさでギネス認定を受けた品種です。
2015年、長崎県雲仙市国見町での
第17回ジャンボ獅子頭品評会にて
総合優勝したジャンボシシガシラ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/33/fa8266ede49d1bb0ec66f92d1a286fb3.jpg)
染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ」