本の価値

2010-02-20 | Weblog
まさに三寒四温


昨日の朝、雪が降ったと思ったら、

今日は暖かな一日でした

季節の変わり目は、
地球が生きているということを実感します。


今日、
ダンボール3箱分の本をブックオフへ出しました。

本来、手に入れた本は手放したくないというのが本音です。

もう二度と出会えないだろう本があるからです。

ただ、増え続ける本をどう整理するかは悩みの種。

買った時は、数千円した本も、手放すときはタダ同然。

本を一冊創るために、どれだけの労力と想いが込められているか…

そう思うと、辛い別れです。


けれども、昨年引っ越してきた部屋は手狭…

自宅が仕事場にもなっていて、まだまだ沢山の本や資料があるため、

整理は必須です


本を手放すのは、二度目です。

10年ほど前、やはり引越しの機会に、古本屋さんに引き取ってもらいました

その際、専門書などは、思った以上の値になったものです。

今回は、どうなるでしょうか?

数日後に、連絡が来るそうです。


現在、手元に残っている本の多くは、

「色彩」に関するものです。

この分野の本だけは、古いものも捨てられません。

というより、

古本屋さんで、掘り出し物を見つけて買ってしまいます。

神田の古本屋で、定価数十万円だった本を8万円で購入したときは、

巡り合った気がして興奮しました。




以前、会社を共同経営していた時は、

オフィスを借りていたので、本や資料を置くスペースがありました。

やはり、専用の部屋・オフィスが欲しいものです。


本は読むため、見るためのものですが、

手元にあるだけで、豊かな気分になります。

本は、知識の宝

   頭と心の薬


デジタルデータの時代にあっても、大切にしたいものです




TVの力 

2010-02-18 | Weblog
東京は、朝から雪

ちょっとオリンピック会場に近い気分になりました。


実は、先日、

某テレビ番組の制作スタッフの方から

カラーに関する質問等を受けました。

色を変えると、イメージが変わる!

ということを、実際に実験するとしたら… と。


これは、まさに色々!

テレビで実験できたら嬉しいな~ と思いました。

ただ、

企画の方向性が変わってしまったそうで、

残念ながら、その後のお手伝いの話はなくなりました。

その番組が実際どのような内容を放送されるのかわからないので、

考えた実験例などは、またいつか。


それにしても、

TV… 映像の力は絶大です。

言葉で話すより、絵や写真で見せるより、

動く映像の訴える力は大きなものです。

オリンピックも、

映像がリアルタイムで届くから臨場感があるのであって、

見知らぬ(行ったことのない)国や土地での出来事に

一喜一憂するのは不思議なくらいです。


テレビ画面の向こうは、

まるでどこでもドアから続くおとぎの世界。

いつか、映像をもっと自由に操ってみたいと思います。




白い大きな器 に色鮮やかな宝石!

2010-02-18 | Weblog
バンクーバーオリンピック


今日は、
スノーボード ハーフパイプ
スピードスケート1000m

などが、順調に進んでいます。

メダル、オンパレードにはなりませんでしたが、
どの競技も、猛烈なスピードや身体的負担が大きいうえ、
約1分という短い時間に勝負をかける!
その姿には目が釘付けです。


冬季オリンピックの楽しみのひとつ、

それはウエアです。

白いキャンパス、白い大きな器…

の中で、踊り輝く宝石たち。

色とりどりのウエアは、
国旗をベースにしたものもあれは、
日本のように「金」をメインカラーにしたもの。

白い背景の中で、
いかに美しく、自分自身を表現・強調できるか…

本人はもちろん、
デザインする人たちのアイデアが光りますね。


今、ハーフパイプを観ていて改めて驚いたのは、
夜でも競技はするのでね。

雪は白いままでも、夜になると、空は暗くなるということ。

空中にいる動きを効果的に良く観てもらうためには、

夜空に映えるよう、白ベースもありということです。


人間の英知の戦いでもあるオリンピック、
ますます楽しみです


金銀銅 の違い

2010-02-17 | Weblog
バンクーバーオリンピック

スピードスケート男子500メートルで、

やりました~

銀メダル! 長島 圭一郎選手(27)
銅メダル! 加藤条治選手(25)

おめでとうございます!

長島選手は、
今まで一番良いすべりだったといいながら、
メダルを取れたことはうれしいけれど、金メダルじゃなくて、すみません… と。

加藤選手は、記録保持者であり、一本目が3位だったことなどもあってか、
うれしい気持ちはあるけれ、悔しい気持ちが大きい… と。

オリンピックをはじめ、
勝負の世界は、その順位がひとつ違うだけで
喜びの大きさは桁違い。

特に、メダルをとれるかとれないか… は
天と地のほどの差があるのですよね。

メダルを獲得した彼らも、
「金」という目標に届かなかったことに、悔しさを隠せない。

でも、
希望・期待だけがどんどん大きく膨らむ中、
全力を尽くしながら、
メダルに届かなかった選手達の落胆は計り知れない…

モーグルの上村愛子選手
フィギュアペアの川口悠子選手

彼女達の姿は、ちょっと切なかった。


ふと、思いました。

メダル…  金・銀・銅

この違いはいったいなんだろう、と。


「金」は、最上位・一番を示し、
誰もが目指す最高のメダル

第11族元素に属する金属元素。
紀元前3000年、古代から使われてきた貴金属。
金メダルは、“純度92.5%以上の銀製メダルの表面に6g以上の金メッキしたもの”
とオリンピック憲章(規則70 付属細則2-2)に定められている(銀製金メッキ)。

「銀」は、その素材としても、金に次ぐ存在。

装飾原子番号47の金属元素。
光の反射率が可視領域で98%程度と高いことから美しい光沢を放つ。
この白い美しい光沢を放つことから、占星術や錬金術などの神秘主義哲学では月と関連づけられてきた。

「銅」は、金・銀に次ぐ存在。

原子番号 29 の金属。
金・銀とともに、通貨としても使われ、
現在は、鉄とともに貴重な金属材料。
銅イオンは殺菌作用をもつことから、様々な用途にも使われる。
また、炎色反応を示すことから、花火の着色材・青色を得るのに用いられる。


有史以来、
人間は金属を手に入れ、
道具として使い、
さらに、その独自の光沢の美しさから装飾品として使ってきた。

金銀銅… 金属としての性質の違いが、
その後、メダルの優位性を示すようになってきたのでしょうか。


メダルの価値。
「金メダル」の本当の価値とは?

それを手に入れた人にしかわからないのかもしれません。



ザッツ・エンターテイメント ♪

2010-02-15 | Weblog
“ザッツ・エンタテイメント”1.2
   THAT'S ENTERTAINMENT!

ビデオを続けて観ました。

1は、1974年の作品。
高校生の時、新宿の映画館で家族で観たのが最初です。

ミュージカルの楽しさ!
歌とダンスのすばらしさ!

何より、プロのこだわりと技術の極み

まさにエンターテイメントたちの姿に感激!!!!!

その感動は再び甦りました。


ミュージカル全盛時代の
MGMのスター達のオンパレード!

フレッド・アステアの上品でセンス溢れるダンス

ジーン・ケリーのダイナミックでユニークなダンス  

フランク・シナトラのセクシーボイス

ジュディー・ガーランドの天使の歌声

エリザベス・テーラーの華やかな美貌

グレース・ケリーの清楚で可憐な美しさ

キャサリン・ヘップバーンのおちゃめな一面

クラーク・ゲーブルのニヒルな笑顔


華やかなセットに衣装
まさに輝くスター!

夢の世界! おとぎの世界!


今のように現実を描く映画とは、まるで別の世界です。


ミュージカルが好きな人はもちろん、
観たことのない若い人に、
是非是非、観てもらいたい作品です。

人を楽しませることの真髄が、そこに見えてくる作品です。

  


バレンタインの夜

2010-02-15 | Weblog
バレンタインの夜

あなたは、どんな人と一緒でしたか?


好きな人…

素敵な人…

愛しい人…


それが、
恋人であろうと
夫婦であろうと
家族であろうと
友人であろうと
ペットであろうと
見知らぬ人であろうと

共に過ごせたことは、幸いです。

はたまた
たとえ一人きりであろうと
それは永い歴史の中では、一瞬のこと。

世界には、あなたのことを想う人が必ずいる。

たまたま、今、一緒にいないだけ。

時を旅すれば、
会えないことなど、
問題ではない。


今は、今でしかなく、今でもなくなる…

バレンタインの夜

それを特別な夜にするのは、あなた。


今夜を特別にするのも、あなた。




バンクーバーオリンピック開会式

2010-02-15 | Weblog
バンクーバーオリンピック始まりました!

開会式が素敵でした。

初めて屋内での式典ということで、

規模が小さいのではないかと思い込んでいたこと反省。

上から下から、創造を遥かに超え、てどんどんシーンが変わり、

会場すべてが、光と映像のイメージ空間に。

特に、会場が青い海になり、シャチが白い潮を噴きながら進む映像は、

垂直の映画館のスクリーンでは見られない世界でした!


テレビ画面だけでも感動したので、
その場にいた方は、どんなに興奮したことか。

NHKの生中継(長かった)では見られた少年と麦畑(?)は、
夜の番組でカットされ残念でした。
とてもシンプルでしたが、
現代のピーターパンが登場したようで、
やさしい気分になれました。


参加される選手の皆さん、
精一杯頑張ってください

「この青、持ってる」 ???

2010-02-12 | Weblog
鳥居みゆき という人は、

どこまで、本気なんだろう…


目を剥いた表情…

脱線、空中浮遊する言葉…


異常(?)を、ギャグにできる女性は珍しい。


その彼女が、

ある物を見た後、こんなセリフを。

「あたし、この青、持ってる」


赤いバッグを見て言う。
茶色の靴を見て言う。

さらに、目の前の、男性の頭を見て言う。


なんとも奇妙なセリフだけど、

ちょっと素敵なセリフにも聞こえる。


それは、「青」という色のせいだ。


クール、沈着、空、海・・・  青の持つイメージは心地よく、広い。


鳥居みゆき という人は、

「青」という色を選んだのだから、

きっとセンスもいいのかな… と。


ラッキーカラー ☆ 星の王子さま

2010-02-11 | Weblog
小学生の時に(昔々

買ってもらった大好きな本

「星の王子さま」

      サン=テクジュペリ 作
      内  藤   濯  訳
                  岩波書店

今も大切に持っています



ふと、その挿絵を見て

王子さまが着ている服です。

青いガウン
赤い襟
白いシャツとパンツ
金色の星☆

青・赤・白・金


それは、今年のラッキーカラー


赤・青・白といえば、トリコロール
いわゆるベーシックな配色ではあります。

でも、大胆でおしゃれなデザインに、
コントラストの効いたすっきりとした配色が、

王子様をよりいっそう魅力的に見せてくれます。



幸せな気分になるというのは、

やはり自分の気持ち次第


今年は、「星の王子さま」の翻訳にチャレンジしようかなと思いました。



「絵画表現における色彩空間」 特別 色彩講座

2010-02-09 | Weblog
銀座のある絵画展にて

特別カラー講座をしてきました。


ビルの9階のイベント会場の壁には、数十点の絵画。

その美術協会に入会したばかりの方の作品展でした。


とはいえ、その道十数年というベテランの方も多く、

作品はとても見事で力作ばかりでした。


そのような作者の皆様を前に、

「絵画表現における色彩空間」というテーマで、

色とは、色彩の基本をどう絵画に活かすか等を話させていただきました。


今では、色と光の関係は一般的です。

色は電磁波の一種であり、

つまり、色は光 ともいえるのです。

ですから、

色を語るとき、配色を考えるとき、

光が人間に及ぼす影響自体を知る必要があります。


西洋では、

すべてのものを論理的に考えるという哲学があります。

色彩が何か… ということも、哲学で考えられてきました。

けれども、その実体がわかるのは、

17世紀 ニュートンの時代になってからです。

プリズムを使用して、光を分光させる実験が、

「光に色がある!」

色彩の世界を大きく変えたのです。


その後、印象派と呼ばれるようになった

モネ、マネ、ルノアール、ピサロ… 

様々な画家達が、

自然の瞬間、光の移り変わりを

絵の中で表現することに挑戦したのです。


色彩学を学ぶとき、

この「光を描く」ということがいかに大切か、を痛感します。


現代社会は、光の時代ともいえるでしょう。


絵を描く時はもちろん、

生活空間の中で、もっともっと色彩・光を活用すべきです。


「もっと光を!」