金銀銅 の違い

2010-02-17 | Weblog
バンクーバーオリンピック

スピードスケート男子500メートルで、

やりました~

銀メダル! 長島 圭一郎選手(27)
銅メダル! 加藤条治選手(25)

おめでとうございます!

長島選手は、
今まで一番良いすべりだったといいながら、
メダルを取れたことはうれしいけれど、金メダルじゃなくて、すみません… と。

加藤選手は、記録保持者であり、一本目が3位だったことなどもあってか、
うれしい気持ちはあるけれ、悔しい気持ちが大きい… と。

オリンピックをはじめ、
勝負の世界は、その順位がひとつ違うだけで
喜びの大きさは桁違い。

特に、メダルをとれるかとれないか… は
天と地のほどの差があるのですよね。

メダルを獲得した彼らも、
「金」という目標に届かなかったことに、悔しさを隠せない。

でも、
希望・期待だけがどんどん大きく膨らむ中、
全力を尽くしながら、
メダルに届かなかった選手達の落胆は計り知れない…

モーグルの上村愛子選手
フィギュアペアの川口悠子選手

彼女達の姿は、ちょっと切なかった。


ふと、思いました。

メダル…  金・銀・銅

この違いはいったいなんだろう、と。


「金」は、最上位・一番を示し、
誰もが目指す最高のメダル

第11族元素に属する金属元素。
紀元前3000年、古代から使われてきた貴金属。
金メダルは、“純度92.5%以上の銀製メダルの表面に6g以上の金メッキしたもの”
とオリンピック憲章(規則70 付属細則2-2)に定められている(銀製金メッキ)。

「銀」は、その素材としても、金に次ぐ存在。

装飾原子番号47の金属元素。
光の反射率が可視領域で98%程度と高いことから美しい光沢を放つ。
この白い美しい光沢を放つことから、占星術や錬金術などの神秘主義哲学では月と関連づけられてきた。

「銅」は、金・銀に次ぐ存在。

原子番号 29 の金属。
金・銀とともに、通貨としても使われ、
現在は、鉄とともに貴重な金属材料。
銅イオンは殺菌作用をもつことから、様々な用途にも使われる。
また、炎色反応を示すことから、花火の着色材・青色を得るのに用いられる。


有史以来、
人間は金属を手に入れ、
道具として使い、
さらに、その独自の光沢の美しさから装飾品として使ってきた。

金銀銅… 金属としての性質の違いが、
その後、メダルの優位性を示すようになってきたのでしょうか。


メダルの価値。
「金メダル」の本当の価値とは?

それを手に入れた人にしかわからないのかもしれません。