「送配電買取」聞き慣れない単語ですが、2017年4月1日から始まった再生可能エネルギー電気の買い取り制度で、これまで小売電気事業者が買取主体でしたが、4月1日から買取主体が一般送配電事業者に変わり、その買取形態を表す言葉が「送配電買取」のようです。
いよいよ送配電部門が既存電力会社から切り離され「一般送配電事業者」に移行する大改革「発送電分離」が動き出したようです。
すでに今年1月に以下のように東電からアナウンスされていました。
「重要なお知らせ(2017.1)平成29年4月1日より電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法が改正され施行されます。4月1日以降新たに接続契約を締結するお申込みについては、再生可能エネルギーの買取主体が小売電気事業者等より一般送配電事業者等へ変更となります。」東電のホームページより転載
3月31日以前から東電などに太陽光発電の余剰電力を売電している場合も、「送配電買取」切り替え手続きをすると売電先が「一般送配電事業者」へ変更されるようです。申し込むと東電から切替申請書類が郵送され、所定事項を書いて返送すると手続きが完了する手筈です。
電力自由化による買電先の変更と同じく、売電先を一般送配電事業者に切り替えても、それは手続き上のソフト変更だけで配電線変更やスマートメータ更新などハード的な変更はありません。
発送電分離になると発電会社は(おそらく)独立採算となり、これまで有耶無耶に行われてきた一般に公表したくない原発関連の交付金や廃炉費、事故補償費などの費用を基本料金や託送料にもぐりこませるのは一層難しくなるようです。
HIT210(4.2kW)の発電データ
6月29日(木)曇り
発電量 15.2kWh (AiSEGデータ)
売電量 10.7kWh
自給率 168.9%
設備利用率 15.1%
日照時間 3.0h
日照時間当たり発電 5.07kW !
連系以来 2877日(7年320日)