浅草木馬亭

さて、わざわざ浅草まで出て来た目的地は浅草「木馬亭」です。
そう、日本でも数少ない浪曲の定席小屋ですが、別に浪曲を聴きに行ったわけではありません。
本当の目的は、二代目快楽亭ブラック師匠の毒演会です。（笑）

ま、あまり一般の方はご存じ無いとは思いますが、それもそのハズ、師匠の落語はテレビ、ラジオではぜ～ったいに放送できないヤバヤバネタのオンパレード。
でも、2000年には芸術祭優秀賞を受賞している実力派でもあるので、つまらない下ネタだけのヘタな芸人とはワケも次元も違うのだ！
ブラック師匠に限らず、落語家さん達は放送では絶対に言えない事を生では結構ネタにするので、生の高座を観た方が断然面白いですよ～！

木馬亭の前で町田の瓢箪大王と待ち合わせ。
大王様はこう見えてもすめちゃめちゃ天才ミュージシャンなのだ！（笑）
しかし、人前でピアノを弾くと「すご～い、ピアノも弾けるんだ！」と言われるそうです。（爆）
一体何者だと思ってるんでしょ、一般人の皆様方は？（汗）


注：サングラスは合成です！（笑）

さて、そんなコアなブラック・ファンが会場前に小屋の入口で並んでいた時に事件が起きます。
ど～観ても、浅草見物に出て来たとおぼしき観光オバチャン２名が、この列に興味を示します。（汗）
「あら、お芝居なのかしらねぇ～？」などと言いながら列に入ろうとします。

ここで、我々の方が焦ります。
師匠の落語を知って聴くのなら良いのですが、知らずに入って放送禁止用語の連発に見舞われたらとっても気の毒です。
で、僕の後ろに並んでいた方が「これは落語会の列ですよ。」と教えたのですが「まぁ、落語ですって、生の落語って観た事ないわ～」とか言ってそのまま居座りかけます。（汗）
とっても焦った前の人が、「あ、お芝居は隣です。」と大衆演劇を演っている隣の木馬館の方を指差しますが、目を細めてキョロキョロするばかりで、ハデな看板やのぼりも良く見えていないようです。
で、ここは俺が出るしか無いと思い「あそこの赤いちょうちんが並んでいるのがお芝居の入口ですよ～、今、すごく良いお芝居がかかっているそうですよ～！」とニコやかに誘導すると、やっと列を離れて行きました。（汗）


注：サングラスは合成です．．．と言うか誰、このブ～デ～？（汗）

「いや、危なかったですね～」
「まさか私たちが入るなとは言えないですしね～。」
と、見ず知らずのモノ同士ですが、ほっと胸を撫で下ろしたのでした。（笑）
なんつ～か、連帯感？（爆！）