ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

何が真実か、見たモノを信じるしかないのだろうか

2007-06-16 11:53:32 | 釣り
Fly Fishing。楽しい釣り。ロングキャストが決まってリトリーブにガツっと来る瞬間や遠方のドライにガボッと出る瞬間が気持ちがよい。フォーリング途中のフライラインが引き込まれるのもいいもんです。

さて、私を含めた一般のフライ釣り師の情報源は何だろう。
・月刊誌の「Fly Fisher」、隔月刊誌の「Fly Rodders」、季刊誌の「フライの雑誌」
・WEBのFly Fishing Siteや釣り人のBlogやBBS、
・釣りビジョンのフライに関する番組。
・プロショップと呼ばれる釣具屋、管理釣り場のマスター。
ってところでしょう。

Fly Fishingの情報を得るためにWeb siteを色々と調べていると興味深いサイトにいききました。
No.380. 阿寒湖フライフィッシング・ツアー2007に向けて  副題  『一輪の“ほおずき”の如く』
清水一郎氏(雑誌やTVでは余り出てこられない)のサイトです。この記事ではフライの世界で有名なある有名兄弟の長兄X氏の事を示していると思われる下りがあります。
X氏の「阿寒湖レポート」2006年6/17(土)ここからたどり付けます。
・2006年6月17日に阿寒湖にツアー。
・最近スペイと湖の釣りが多い。
・雑誌に良く出る。
・「兄貴」に「弟」といえば・・・。
フライの雑誌#76 PP89の公開座談会でのご発言「アニキ」も根拠が薄いですが…。
清水一郎氏はX氏を兄貴分として慕っておられるのでしょう。

清水一郎氏の指摘なされる人物はX氏以外にY氏、Z氏もおられます。
ともに「釣り」そのものが実は・・・という事が間接的表現から察せられます。
Y氏。ある教祖でしょう。(キーワードは時代遅れのサングラス)
Z氏、体育の成績が悪いのにフライキャスティングを・・・。

Y氏はある管理釣り場でペレットフライとチャミングで釣りまくっていたと云うことを知ってから彼のL.T.L.そのものも少し嫌気が。
Fly Rodders 2005年5月号で惨敗していたのも記憶に新しいところです。

個人的にはL.T.Lシステムって余り好きではありません。投げにくいしテンカラと対極です。ドラッグを魚が嫌うのは事実ですが、魚は虫の変な動きを察するほど賢いとは思いません。むしろ捕食ミスを誘うのではないかと考えています。もし、ドラッグによる動きを嫌うのなら水面直下のソフトハックルのリトリーブは成り立ちません。さらに水面のりトリーブ、誘いの釣りも成り立ちません。
鱒も鯉も水面を一定の速度で流れてくるモノを餌と判断して喰らいに行くわけですが、どちらもくわえるわけではなく吸い込みます。鰓を開いて口から入った水を後方に流すことで餌と水を口腔内に入れ、鰓から水だけ流し去るわけです。
ここで水面のティペットが抵抗になると(ドラッグ)フライが口の中に入らなくなり、捕食ミスになると考えています。
風呂の中で沈んだフライを指先で摘もうとすると指の周りの水の動きでフライは逃げます。手のひらですくうしかありません。水面のフライも水中から摘むのは小さいほど難しくなります。一度おためしください。魚も同じと思います。
ま、敢えて釣りにくい方法を真似なくても良いのではないかと考えています。

Z氏はフライキャスティングマニュアルを執筆ということになっているが、ココの「カスタマーレビュー」を読めば判りますが本当の著者はこの人。ちなみに同じ様な内容のビデオの企画もこの人。(ビデオはX氏とZ氏)。

フライを始めると情報を得るために雑誌を買う。キャスティングのコツも載っているし、新製品の紹介もある。そこではプロと言われるべき人が色々と解説したり、レポートを書いている。当然、そこに出ている人にちょっとした憧憬を抱くモノでしょう。私もそうでした。そして釣りビジョンなどでも良く出てくるとその人の意見が真実であると思いこんでいました。

清水氏のサイトでは自分で見たモノだけを信じろとあります。これはかなり難しいお言葉であり、see, look, watchの違いほどある。普通はsee, 専門的に考えてみえたらlook、もっと深くするとwatchですが。・・・
前述のX,Z氏はフライプロショップの経営者であり、Y氏はカリスマとさえ云われる有名人。彼等の意見を鵜呑みにするなと云うことはわかる。だが、何も判らないときに知り得た情報はそれが唯一の解と思うモノでした。

駄文が長くなってきた。

フライフィッシングの世界で本当に上手な人はどれほど居るのだろう。プロよりも旨い素人がたくさん居るのは人口不足のためか。

いずれにせよ、清水氏の理論を自分で理解したいですね。





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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
上手い人なんて山ほどいるよ。 (つきちん。)
2007-06-17 00:00:41
ならおう様、こんにちは。
見たもの=目の当たりだけぢゃないですよね…。
ま、S氏のサイトもてきとーに見といたらー。
あと「公開座談会」も見たけど「質の高いもの」の具体性がないやん。
うちらみたいな、「なごみの湖ちびっ子エリア」構想みたいな(笑)。
えらそうに、すんません。
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ようわからんのが実情 (ならおう)
2007-06-17 00:18:00
駄文につきあってくださってありがとうございます。
S氏に傾倒している様な内容になりましたが、魚を見つける能力は優れているのでしょう。それを掴んでみたいという気持ちは本当です。
ま、セカンドオピニオンじゃありませんが、色々行った方が良いのかも。
でも、楽しむだけじゃそこまでの必要性を感じないのも事実です。

ただ、同業者同士でいがみあうのは余りよい気がしませんね。
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本もってます (ふりーすとん)
2007-06-18 21:33:33
「フライキャスティングマニュアル」を持ってますので驚きました。

Z氏は随分前ですが、フライフェスタの打ち上げで、失言して問題になったとか。

ほんとにようわからん世界ですね。
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見る人が見れば… (ひげオヤジ)
2007-06-19 21:28:45
こんばんは、ならおう様。
まさに一読「う~ん」という一文ですが、こういった様々な取り違えや、曖昧な情報が跋扈するというのは、この国の「ジャーナリズム」というものがまだまだ未成熟なせいなのだろうと思ったりします。現在、巷間にあふれる週刊誌や、ネット世界の各発言を目にしてみれば、

「自分の利益のため…」とか、「その場限りの感情の昂揚による…」

といった無責任な言葉が羅列するばかりです。これはもちろん本当の意味での「古典」を育ててこなかったいう、この「美しい国」の責任なのでしょうが、そんなことを恨んでも仕方ありません。先ずは、現場での智恵を最優先し、その上で、数多くの意見を取捨選択していくことが肝要なのでしょう。だって…、

人間は嘘をつきますが、魚は嘘をつきません・・・

ってことに結局、話は尽きろのでしょうから。(などと今日は珍しくしおらしい発言になりました。コメントした後、妙に照れている小生であります。お許しを。)
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よくわからない世界なのは・・・ (ならおう)
2007-06-19 23:53:31
ふりーすとん様。

・この釣りはやっている人が少ない。
・上手な人の割合は一定。
→上手な人の絶対数は非常に少ない。
ゆえに上手でないプロが発生する。

殆どのプロはこの釣りが好きで生計を立てたいという志が発端と思いを馳せます。プロは釣りそのものが上手である(ならばガイド業ですね)にこしたことはありませんが、技量、知見がアマチュアに劣っているとすれば哀しいことです。

おそらくそういう所を指摘されているのでしょう。

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魚は正直ですよね (ならおう)
2007-06-19 23:58:27
ひげオヤジ殿。

この国のジャーナリズムにまで言及が及ぶとは思いませんでした。流石ですね。

仰るとおり、結局魚が一番よく知ってるのかも知れません(笑)。

魚がどこにいるのか見つける能力、それを光量と温度で理論的に説明できるようになれば、ばらしまくっても釣れまくるかもしれません。そういう域に達したいです。
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