歯並びの治療の意味

おはようございます。
先ほどふと窓の外を見ると、雪が舞っていることに気づき
驚きを隠せませんでした
患者様も気づいたようで、一緒に盛り上がっていました。

さて、今日は歯並びのお話です。

単純に歯並びをまっすぐ綺麗に並べるのは、何歳になっても行えます。
しかし、大人になってから凸凹の歯並びをまっすぐ並べる治療では、
ほとんどの場合で抜歯を伴います。
簡単に理由を説明するならば、凸凹の歯並びは永久歯が生えてくるときに
まっすぐ生えてこれるだけのスペースがないために、何とか生えようとして
斜めだったりします。つまり、問題は顎が小さいことによるスペース不足です。
そこで、まっすぐ並べるためのスペースを確保するために
抜歯が行われるのです。（場合によりその他の方法もあります）

当院では、出来るだけ永久歯を抜かずに歯並びを整えたいと考えています。
そのために、「歯列育形成」という手法で、子供のうちからの矯正治療をお話しています。
乳歯根が残っている間は、乳歯に強制力を加えることによって顎の成長を促すことが出来ます。
これにより、本来足りなかったであろうスペースを作ることが出来ます。
抜歯をせずに後は並びを整えていくことが出来ます。
すべての歯が永久歯に生え変わってしまうと、顎の骨が固まり、
ほとんど成長は見込めません。
だからこそ、お子様が小さいうちにお話をしています。
いきなり「矯正をしなさい」と言うお話ではなく、現状を知っていただくためのお話です。

私が矯正のお話をするのは、外見的な問題のためではなく、健康のためです。
凸凹の歯並びが良くないという理由は、見た目の問題ではなく
噛み合わせの異常・重なりがあることにより虫歯のリスクが上がる事・歯磨きが難しいことによる
口腔内の健康に悪影響を及ぼす点です。
これらを取り除くことが、お子様の将来に大切だという事です。

お子様の歯並びが気になったら、まずはご相談ください。
保護者の方が、現状を知ることがまずは大切です。

本日はちょっとしたお話

おはようございます。
今日の松本は一気に寒くなり、最高気温は８℃の予報。
そろそろ灯油を買いに走らなくてはいけなそうです
皆さんも、寒さ対策をしていきましょうね(^^)v

さて、今日はタイトル通りのちょっとした雑談です。
当院は今年開業30周年を迎えました。
この30年間、いつの時代も歯医者嫌いのお子さんは必ずいるものです。
そりゃそうですよね(笑)知らない大人、初めての空間、大きな音・・・
大人でも久しぶりの歯医者さんは少しためらうくらいですから。

最近も歯医者さんが苦手なお子さんはいらっしゃいます。
泣き出しちゃう子や、お口をキュッと閉じる子だっています。
もちろん保護者の方が心配して連れて来てくださっているのは、重々承知ですが
私は無理な治療はしません。（緊急症状があれば別ですが・・・）
動いてるのを押さえながらの治療が危険だから、というのも一つの理由です。
しかしそれ以上に、無理な治療によって、歯医者さんに対する恐怖心が確立してしまうと
今後の対策が難しくなるからです。一回の治療で、虫歯を治しその後の予防が出来るわけではありません。
少しずつ歯医者さんの雰囲気や道具に慣れて、スムーズに検診や治療ができるようになると
十分な対策や予防が出来ます。
そうすることによって、お子さんの今後のお口の中の健康管理が行える
と私は思っているからです。

すぐそこに起きている問題だけを取り除いても、周りにある原因を取り除かなくては
また問題が起こってしまう・・・無限ループです。
私は一つずつ原因を取り除いて、何も問題が起こらないようにしていくのが
本当の治療だと考えています。
今後も日々精進して、そんな治療を行っていきたいと思っています。

今日は私のお話になってしまいました(・・;)
読んで頂けて嬉しいです。ありがとうございました

いつまで？？

おはようございます。
2015年の終わりも着実に近づき、たくさんのイベントが待っていますね。
いくつになっても、クリスマスってなんだかワクワクします。私だけですかね？

今日は、お子様が小さい時にはかかせない保護者の方による「仕上げ磨き」のお話。

ある調査によると、10歳までは歯を隅々まで磨く手指の機能発達が遂げられないという
データがあります。仕上げ磨きの役割は6歳臼歯（前から6番目の永久歯）
が生えてきたらしっかり磨く、前歯から順に生え変わりが進んで来たら
歯肉炎予防のために歯肉磨きを行う等、磨き残しが出やすい部分を中心に
まさにお子様が行った歯磨きの「仕上げ」なんです。

しかし、10歳を過ぎれば歯磨きが完璧になるというわけではないですし
保護者の方でも、常に完璧に仕上げ磨きを行うのは無理があると思います。
そこで私たちがお手伝いできるのは、定期的な検診による、歯の健康の管理と健康のための指導です。
お困りのこと、心配な事があればいつでもご相談ください。
お子様の歯の健康を責任もって対応できるのが歯医者さんであり
そんなかかりつけ医を見つけ、味方にしてください。

ちなみに、「仕上げ磨きはいつまでやるの」というご質問をよく頂きます。
何歳までと断言するのは非常に難しいです。小学校低学年くらいであれば
仕上げ磨きは必需と言えるくらい、本人だけの歯磨きでは不安が残ります。
しかし小学校中学年・高学年になり、本人が仕上げ磨きを嫌がればその時は
止めてください。もちろん、保護者の方が心配になるのも理解できます。
その時には、「心配だから、定期的に検診に行こうね」と一緒に行きましょう。

困ったらかかりつけの歯医者さんにまず相談！！
1つずつ解決していきましょうね

歯ブラシはおしまずに

こんにちは。
当院の窓から見える木々は、すっかり葉を落として
気づけば冬がすぐそこまで・・・
朝は寒くて布団から出たくなくなってしまいます（笑）

今日は歯磨きのお話、いや、歯ブラシのお話です。

歯磨きは、年齢や口腔内の状態によってポイントにする部分が異なります。
そのため、全員に同じ磨き方を教えるのではなく
一人ひとりにあった磨き方を、かかりつけの歯科医院で身に着けることが
大切です。
そのため、ここでお話をするのは磨き方ではなく、皆さんが使う歯ブラシで
これだけは気を付けてほしい！！という点です。

それは「歯ブラシの交換時期」です。
市販で販売されている歯ブラシでも歯科医院で販売されている歯ブラシでも
使用して頂く物は個人のお好みでも構いません。（心配な方は歯医者さんに相談しましょう）
ただし、どんな歯ブラシでも毛先が開き始めたら必ず交換してください。
通常歯ブラシの交換目安は１か月と言われています。
毛先が開いたままの歯ブラシでは、汚れを落とす効果が落ちるので歯磨きの効率が悪いのです。
また、歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。

毎月毎月変えるのはもったいない、と思いがちですが
せっかく磨いているのに汚れが落ちていない、歯肉炎になり始めた・・・
なんて言ってるうちに、虫歯になってしまっては元も子もありません。
ぜひ、歯ブラシは定期的に変えていただきたいと思います。

今お使いの歯ブラシをご覧ください。
いかがですか？毎月歯ブラシチェックを忘れずに!(^^)!

虫歯が再生する？

おはようございます。
最近は天気が悪い日があったり、急な気温変化があったり・・・と
体調管理にはお気を付けください(;_;)

今日は当院に通院されている方、当院のHPをご覧いただいた方は
聞いたことがあるかもしれませんが
「抗菌再生」という、当院での治療法をお話致します。

簡単に言ってしまえば、虫歯になってしまった部分を再生させて
虫歯になりにくい強い歯を作る治療です。
乳歯の虫歯は生え変わりがあるから・・・と言って、放置してしまうと
次に生えてくる永久歯にも虫歯が出来てしまいます。
永久歯も通常の治療だと金属の詰め物を詰めることになります。
詰め物と歯の境目からまた虫歯が出来て、また削る。
繰り返していくうちに歯はどんどん弱くなってしまいます。

この治療はレーザーで虫歯の部分を的確に洗浄・殺菌できるので処置部分を
通常より小さくすることが出来ます。
さらに虫歯だった部分が再生することにより、実際に詰める部分が小さいため
ほとんどの場合でプラスチックの材質を使用することが可能になり
治療した部分がほとんどわかりません。
乳歯でも永久歯でもこの治療法を利用することが出来ます。

しかしこの「抗菌再生」は再生に半年～１年と、通常の治療より時間がかかります。
とは言っても、１年間毎週通っていただくわけではありません。
再生治療後は約３か月に１回定期健診にお越しいただき、経過観察と歯肉炎・歯周病の
予防管理をします。（再生のためのお薬は、取れてしまったり、歯肉炎・歯周病があると
効果が出ません。）

虫歯になったから、と諦めずに
一生使う歯を一緒に守っていきましょう！！

詳しく知りたい方は当院HPも合わせてご覧ください(^^)v
あまり使い慣れていないため、リンクを作れないのですが・・・
「神谷歯科　松本市」と入れると検索できますので、ぜひ(*^^*)