医療法人 スマイルアート 神谷歯科

こんにちは!歯を削るのが嫌いな歯医者さんです。一生使う歯を一緒に守っていきましょう。

ビタミンB群 Part3

2017-12-14 10:53:20 | 日記
おはようございます


さて、ビタミンB群のお話は第三弾。
今日は「ナイアシン」「パントテン酸」です。
聞いたことはあるけど、という方多くはないでしょうか?一体どんな役割を持っているのでしょう。

まずは「ナイアシン」、代謝に欠かせないビタミンで、脂質・糖質・タンパク質すべてに
関係しています。血液中のコレステロールや中性脂肪を減らしたり、毛細血管を広げる作用があります。
皮膚を健康に保ったり、脳神経の働きを助けてくれるので精神疾患にも有効と言われています。
他にも、アルコールの分解過程でできる有害物質の分解に欠かせないビタミンで
二日酔いを防ぐためにも、アルコールを普段から飲む方は欠乏に注意です。
典型的な欠乏症としてはペラグラです。日航に当たると皮膚に黒褐色の色素沈着(日光皮膚炎)が起き
激しい下痢や神経障害(認知症)を伴うこともあります。
ナイアシンは必須アミノ酸である【トリプトファン】から、体内でも作られており
日本人の場合ナイアシンの必要量の半分をトリプトファンを摂取することで
満たしております。ナイアシンの欠乏を防ぐために、タンパク質もしっかり摂りたいですね。

続いて「パントテン酸」は抗ストレスビタミンとも呼ばれ、ストレスを感じると
それに対抗するためにホルモン(コルチゾール)を分泌するのですが、
そのホルモンを作るのがパントテン酸の役割です。
身体の免疫力維持の役割も持っているので、パントテン酸が不足すると
風邪などを引きやすくなります。また、髪の毛のツヤがなくなり、赤茶けたり白髪が増えたりします。
偏食や過激なダイエットで不足することがあり、お酒やコーヒーによっても消耗されるので
多く飲む人は注意が必要です。
抗生物質の長期服用は腸内細菌による供給量が減ってしまうので、不足につながります。

ビタミンB群は代謝にかかわるものや、神経機能にかかわるものが多いように感じますね。
次回は最後の2種類です!