医療法人 スマイルアート 神谷歯科

こんにちは!歯を削るのが嫌いな歯医者さんです。一生使う歯を一緒に守っていきましょう。

それ、「鉄欠乏性貧血」が原因かも

2015-11-10 10:39:56 | 日記
おはようございます。天気が不安定な週末でしたね。
体調はいかがでしょうか?
今日は「貧血」と「栄養素」をテーマにお話を・・・

まずはご自身の体調チェックです。
・落ち込みやすい・イライラする・集中力低下・肌荒れやニキビ・冷え性・月経不順
・疲れやすい・めまいや頭痛・動悸や息切れ・抜け毛が多い

上記のような症状が気になることがありますか?
それは鉄欠乏性貧血が原因かもしれません。

よく耳にする「貧血」とは、血液中の赤血球や赤血球中のヘモグロビンが減少した状態を言います。
鉄が欠乏してヘモグロビンの合成が障害されて起こる鉄欠乏性貧血
ビタミンB12や葉酸欠乏により起こる大球性貧血、赤血球が壊れることにより起こる溶血性貧血
基礎疾患が原因で起こる二次性貧血、など一言で貧血と言ってもいろいろあります。
この中で鉄欠乏性貧血は貧血の中でも60~70%を占め、最も高頻度に見られます。

不足した鉄を補うためには、食品やサプリメントによる補給が必要です。
ここで注意する必要があるのは「非ヘム鉄かヘム鉄か」という点です。
植物性食品(ほうれん草や小松菜・ひじき等)に含まれている鉄はすべて非ヘム鉄で
特徴は食物繊維やタンニンなどにより吸収障害を受けてしまいます。また吸収率も5%以下とかなり低いです。
反対にヘム鉄は主に動物性食品(赤身の肉や魚等)に含まれ、飲食物による吸収障害を受けません。
吸収率も10~30%と、非ヘム鉄の5~6倍高いため効率よく補給することが出来ます。
(*ちなみに鉄剤の鉄は非ヘム鉄のため、吸収が悪くさらに胃の粘膜を刺激するため胃腸障害を引き起こす可能性があります。)

鉄欠乏性貧血の改善に必要な栄養素は鉄以外にもたんぱく質やビタミン
その他ミネラルも欠かせません。
普段の食生活では補えない部分はサプリメントに手伝ってもらうのも一つの方法です。
(当院で取り扱っている鉄のサプリメントはヘム鉄を使用しております。)
気になった方はお話だけでもどうぞ!(^^)!
*栄養解析(血液検査)も行っております。詳しくは当院HPをご覧ください。