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~短い一日、空にっき~

24時間という短い一日の中でおきた生活を日記にしたり、航空記事や旅先からのレポート、写真をUPしていきます♪

トラブルシューティング・・・。

2006年12月14日 22時55分27秒 | ☆今日の日記☆

こんばんわ、今日で1シフトが終わりました。勤務の空港では終日天気は雨でしたが各社ともに大きな遅れは無くノーマルで運航していたようです。
私どもの会社でもほぼ定刻で運航していたので定刻で会社を帰ることができました。
私は明日と明後日は休日になります。「やや予定がある」という感じです。ゆっくりする時間も取れそうなので今回のシフトの疲れを落としたいと思います。
もう少ししたら年末年始で大変航空会社は忙しくなります。それに対応できるようにイメージトレーニングも必要になります。機械やソフトウェアの故障時の解決方法を「トラブルシューティング」(troubleshooting)といいますが旅客の仕事をしていてイレギュラー(欠航や大幅な遅延やお客様からの苦言)が発生した時に解決方法が必要になりますので正にこの言葉がこの業界でも当てはまります。暇な時間にはそれを行い、イレギュラー等の様々なケースに対応できるようにすることが求められますし大事です。
では、今からまだすることがありますので今日はこのへんで・・・。
では

地方空港の交通機関・・・。

2006年12月13日 23時20分00秒 | ☆今日の日記☆
ときどき
こんばんわ、遅番の仕事でしたがノーマル運航で定刻に仕事は終わり帰ることが出来ました。最終の飛行機が到着するのが21時過ぎですが今の時期は向かい風の影響でなかなかこの時間には到着できずに搭乗のお客様にはご迷惑をおかけすることがあります。地方の空港のために夜間の交通機関も乏しく、最終便の到着が大幅に遅れるとバスをチャーターしたりと大変忙しくなります。チャーターバスに乗っても遅い時間ですのでそれ以降の乗り継ぎが出来ないなど問題が出てきます。
私が以前働いていた幹線の空港でしたので夜遅くまで交通機関があり不便な思いをしたことがあまりありませんでした。しかし、今は仕事が始まる昼頃から最終便の動きが気になります。一機の飛行機パターンが当日パソコンで分かるようになっていますが、それとにらめっこをして遅れていないかチェックしたりします。
どこかの便で遅れていると最終便まで尾を引いてしまいます。
一日中、日本の空を飛び回っているので遅れが生じやすいのですが、機材のやり繰りをうまいことしてくれる部門のおかげで最終便の遅れが最近は縮小されつつあります。
地方の空港では地上の交通機関が遅くまでありませんので、幹線以外の地方空港便に搭乗される際にはぜひ事前に地上交通機関の時間を確認される事をお薦め致します。
明日まで遅番です。頑張ります!
では

違うルートで合流・・・。

2006年12月12日 22時11分55秒 | ☆今日の日記☆
のち
こんばんわ、昨日から早番の仕事が始まりまして今日も朝早くから仕事でした。早朝も最近は冷え込みが緩んで歩いて出社しても以前の寒さを感じなくなっています。皆さんがお住みの地域はいかがでしょうか?と言いましても早朝勤務があるシフト勤務で無い限り朝の5時前に部屋から外に出ることはないでようね。
仕事は飛行機も健康的でお客様も最近は低調の為、軽々と浮かび上がっていきました。
さて、以前書きましたが離陸して飛行機は航空路の本線に乗る為に旋回しながら本線へと合流していきます。標準計器出発方式 SID(Standard InstrumentDeparture)といいます。今日は時間がる時に外で他社の飛行機を眺めていたら通常の出発方式とは違うルートで本線に向かっていました。たまにはこのような事はあるのですが、この違った方式の方がだいぶ到着地までの所要時間は短縮されることがあります。私が勤務する空港では通常の出発方式で本線に合流するパターンは大変遠回りをしています。フライトタイムが延びる事と燃料も無駄に使用されています。ですが、国際的に決まっている出発ルートなので従うしかありません。
しかし、離陸してパイロットから違うルートのリクエストがあった場合(たとえば航路上に積雷雲があって大きく揺れることが予想される場合や大幅に遅延していて遅れを短縮する時など)や管制官から他機との交通管制の影響で指示があれば今日のように違うルートを特別に選択することが出来ます。
滑走路は空港に大抵、1本しかない為に到着と出発が混在して危険がないようにこのような方式があるのですが到着機が近くに無い時は管制官から承認されると近道をさせていただけることがあるようです。
一般の方にはいつもと違うルートを飛行しているなど見分けがつかないと思いますが毎日空港にいて飛行機を眺めていたら自然と飛行機の行動が分かるものであり、いつもと違う動きをすると逆に不自然に感じます。(職業病です・・・。)



最近の航空記事

2006年12月12日 21時46分46秒 | 航空記事
<JAL>保有する6ホテルを売却予定 社宅や株の売却も
日本航空(JAL)が保有する国内外の6ホテルを売却する予定であることが7日、明らかになった。社宅や株式の売却も含め、今年度下期で計約100億円の資産売却益を特別利益として計上、今期連結決算で目標としている最終黒字30億円の達成を目指す。
 売却を予定しているのはJALプライベートリゾートオクマなど沖縄の3ホテルや北海道、ロンドン、サイパンの計6ホテル。売却によってホテルの所有権は失うが、運営は引き続きJALグループが行い、名称も変更しない。JALグループは63ホテルのうち57ホテルについて、すでに資産を売却し運営に特化しており、6ホテルの売却が完了すればグループの所有ホテルはなくなる。
 下期には、千葉県成田市内の社宅なども売却し、ホテル分も合わせ固定資産売却益として約60億円を見込む。保有株式も売却し約40億円の利益を計上する予定。さらに、厚生年金のうち、国に代わって運用してきた部分を国に返上することに伴い約250億円の利益を営業利益に計上し、航空事業の赤字を穴埋めする

全日空、国内13ホテルを売却…総額1000億円超か
全日本空輸は8日、国内で展開している31か所のホテルのうち、東京全日空ホテル(東京・港区)など、直接保有する13か所の土地や建物をすべて売却する方針を固めたと発表した。

 月内に入札を始める。売却額は約1000億円を超えるとみられる。

 ホテルの運営については、英国系ホテルチェーン、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループと共同出資で設立した運営会社が行うが、全日空のホテル分野への関与は大幅に縮小する。東京全日空ホテル以外に売却対象となる施設は、以下の通り。

 千歳全日空ホテル(北海道千歳市)、札幌全日空ホテル(札幌市)、富山全日空ホテル(富山市)、金沢全日空ホテル(金沢市)、ストリングスホテル東京(東京・港区)、成田全日空ホテル(千葉県成田市)、大阪全日空ホテル(大阪市)、広島全日空ホテル(広島市)、博多全日空ホテル(福岡市)、万座ビーチホテル&リゾート(沖縄県恩納村)、沖縄ハーバービューホテル(那覇市)、石垣全日空ホテル&リゾート(石垣市)

<全日空>直営13ホテルの土地、建物 年度内に売却の方針
全日本空輸(ANA)が直営13ホテルの土地、建物を年度内に売却する方針を固めたことが8日、明らかになった。売却額は1000億円超となる見通し。ANAはホテル運営を今月から英インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)と共同出資した新会社に移管しており、ホテル不動産も手放すことで航空事業に集中する。
 売却対象は東京・赤坂の旗艦ホテル「東京全日空ホテル」など。中国とオーストリアの海外2拠点は引き続き自主運営するほか、運営を受託したり営業協力している国内18ホテルは土地や建物を保有していないため売却の対象外とする。運営はIHGと設立した新会社が引き継ぐ。
 ANAのホテルは運営受託を含め国内31カ所、海外2カ所。ホテル事業は06年3月期に売上高663億円、営業利益46億円を上げるなど堅調だが、航空業界は09年度の羽田、成田両空港の拡張や発着枠拡大で競争激化が必至。また、中国をはじめアジア地域を中心に航空需要の増大も続いている。このため、ANAはホテル売却で得た資金を本業に回し、競争力強化を図る狙いだ。
 具体的には、燃費や乗り心地のよい最新鋭機100機の導入計画を進め、コスト、サービス面で競争力を高める方針。航空機は1機100億~200億円で、巨額の資金が必要になる。
 一方、JALもホテルの売却を順次進めており、残る直営6ホテルも年度内に売却する方針。ANAと同じ狙いがあるが、売却益で目標である今期連結決算の最終黒字を確保するのが最大の目的だ。業績好調のANAがホテル売却で巨額の資金を得ることで、両社の格差が更に広がる可能性もある

日本―インド間の航空便4倍に、首脳会談で合意へ
日本、インド両政府の航空交渉で、両国間の航空便を最大で現在の約4倍まで増やす方向で最終調整に入ったことが、11日明らかになった。13日に来日するインドのシン首相と安倍首相の首脳会談で大筋合意する見通し。

 日本とインドの航空交渉の合意は、関西空港の開業を前に航空輸送量を広げた1993年以来13年ぶり。成長著しいインドと日本の経済交流を促す効果が期待される。

 日本―インド間は現在、日本の航空会社が週4往復、インド側が週7往復の計週11往復運航している。航空交渉では、日本、インド側でそれぞれ週21往復、合計で週42往復まで増やす方向で最終調整に入っている。

 首脳会談で合意すれば年内の増便も可能となるが、機材や人員の確保に時間がかかるため、各社は来年の春か秋のダイヤ改正での増便を検討する見通しだ。成田空港は発着枠が満杯となっており、成田の他の国際線の枠を振り替えるか、発着枠に余裕のある関西空港などを使う便が増えると見られる。

<日航機乱高下事故>元機長の控訴審が結審 名古屋高裁
三重県志摩半島上空で97年6月、日本航空機が乱高下し、乗員乗客14人が死傷した事故で、業務上過失致死傷の罪に問われ、1審で無罪が言い渡された同機元機長、高本孝一被告(56)の控訴審が6日、名古屋高裁で結審した。検察側は「人身事故の予見は出来た」と主張、弁護側は「過失行為自体が存在しない」と訴えた。判決は来年1月9日に言い渡される。
 検察側は「機長が操縦かんを操作し、意図的に自動操縦を解除したのは明らか。乗客らの人身事故に至る危険性を認識していた」と述べた。一方、弁護側は「機長は事故の前にシートベルトの着用を指示しており、指示に従えば死傷は避けられた。事故の前提となる過失行為自体が存在しない」とした。

中国航空機がエンジントラブル=関空に緊急着陸-大阪
7日午後8時55分ごろ、兵庫県淡路島付近の上空約3300メートルを飛行中だった上海発中国国際航空1063便ボーイング747-200型貨物機(乗員6人)で、エンジントラブルが発生、同9時10分ごろ、目的地の関西国際空港に緊急着陸した。けが人はなかった。同社が原因を調べている。 

全日空:福岡便の来年6月末廃止を検討 /富山
全日本空輸(本社・東京都港区)はこのほど、富山―福岡便の07年6月末での廃止を検討していると、富山県側に伝えた。今月末にも国土交通省に廃止届を提出する意向という。これに対し、石井隆一知事は「年間約5万人以上の利用があり、再考いただきたい」と存続を要望。11日の定例県議会一般質問でも「相当厳しいものがあるが、私もできれば全日空本社に出向き、存続をお願いしたい」と答弁した。また同日、斎田道男副知事が同社本社を訪れ、路線存続を要望した。
 富山―福岡便は94年11月就航。エアバスA320(席数166席)を1日1往復している。県によると年度別の利用状況は、96年度が最多の6万8901人(利用率57・3%)だったが、近年は減少し、05年度は5万376人(同42・1%)。利用率も01年度以降40%台が続いている。この便が廃止されると、富山空港発着の国内定期路線は東京と札幌の2線(いずれも全日空)のみとなる。
 県によると全日空は、燃料費高騰を受け各路線の見直しを進める中、利用率や採算性の低い路線の廃止を検討している

羽田新滑走路の年内着工断念…「09年国際化」困難に
羽田空港の4本目の滑走路となるD滑走路について、国土交通省は年内の工事着工を断念した。

 東京湾の埋め立てについて漁業補償交渉が難航し、千葉県などから承認が得られていないためだ。これに伴いD滑走路の供用開始と、羽田空港「国際化」を計画の2009年末に間に合わせるのは極めて難しい情勢となった。国交省は工期短縮などにより、10年5月までの供用開始を目指しているが、羽田拡張の大幅な遅れは我が国の航空戦略にも影響を及ぼしそうだ。

 国交省は新滑走路着工に向けて今年6月、公有水面埋立法に基づいて千葉県などに埋め立て工事の承認を求めた。これと並行して同省は、千葉県漁連に着工への同意を求め、これまでに東京湾岸にある24漁協の3分の2以上に具体的な補償金額を提示したが、妥結には至っていない。

スター陣営 トルコ航空加盟 ANA、共同便期待
全日本空輸(ANA)などが参加する世界最大の国際航空連合、スターアライアンスは9日、トルコ共和国イスタンブール市で加盟社代表者会議を開き、トルコ国営航空会社のトルコ航空(イスタンブール市)の加盟を承認する。

 今後1年から16カ月の準備期間を経て正式に加盟する予定。来年にも加盟することが決まっている中国上海航空、中国国際航空に続き21社目の加盟航空会社となる。

 トルコ航空は、イスタンブール空港を拠点に、北米、欧州、アジア、アフリカに就航。欧州とアジアの交差点という立地条件から、スターアライアンス加盟各社は中央アジア諸国や中近東へ渡航する利用客の乗り継ぎの利便性を大幅に高めることができる。また、スターアライアンスの路線ネットワークは、現在の157カ国、841都市から162カ国、927都市に拡大する。

 ANAは現在、トルコへの直行便を運航していないが、トルコ航空との共同運航による就航に道筋をつけた。ANAでは、「乗り継ぎ便でも目的地までのチェックインを出発地で済ませるスルーチェックインや、到着地で手荷物を受け取るスルーパッケージが可能になり、お客さまの利便向上につながる」(広報室)と期待を寄せる。

 航空アライアンスは、加盟各社の路線ネットワークを取り込んだ自社ネットワークの充実が図れるほか、マイレージポイントやラウンジなどの空港施設の共有といった利用客へのサービス向上につながる。

 国際航空連合はスターアライアンスのほか、日本航空が来年加盟予定のワンワールド、そしてスカイチームの3大アライアンスに分かれ、競争にしのぎを削っている。


精密重量計算されながら→Take Off!

2006年12月10日 21時14分56秒 | ☆今日の日記☆

こんばんわ、今日まで3連休でしたがいつものようにあっというまに終わりまして明日からは仕事が始まります。今日も午前中から外出しましたが連休中は出かけたりしてリフレッシュ出来た有意義な休日でした。
部屋にじっとしていられない私の性格から外出は当然の行為であると改めて実感出来ました(笑)

さて、昨日に続きまして燃料の話を少し付け加えたいと思います。昨日も書きました通り燃料は積めば積むほど重たくなるものです。空港から出発する前には給油され飛行機は重たくなります。出発前には空港に事務所がある運航管理者から飛行機の重たさを計算された内容がパイロットに伝えられます。これを基にパイロットはコクピットにあるコンピューターに数字を入力していきます。そうすることで飛行機が自分の自重を把握して離陸する時など様々な状況時の最適速度を分析します。
みなさんが飛行機に乗り込んで搭乗ゲートから離れるとエンジンが始動され、滑走路に向かっていきます。なんとこの搭乗ゲートから滑走路までに使われる燃料も実は計算されているのです。タキシーフューエルと言います。離陸するまでに飛行機を動かすので使用される燃料があります。ですのでその分、若干でありながらも飛行機は軽くなります。離陸までに時間がかかれば更に燃料は消費されていきますので軽くなっていきます。離陸時に使用される飛行機の重さをテイクオフ ウエイトと呼びます。同じく着陸のときにも巡航で減った燃料が計算され自重から最適な速度で着陸をしていきます。(自重とその時の気象条件も合わせて)
上記のように飛行機は空に浮かばせる乗り物なので重量については大変細かく地上のパイロットなる存在の運航管理者の方々が精密に計算されて皆さんが搭乗されているのです。
今後、飛行機に搭乗される際には翼の中で揺れながら入っている液体燃料がいかに安全運航にとって重量の変化を生み出しやっかいでありながらも翼が折れないように重りの役をするなど大切な存在なんだと感じながら窓から翼を覗いて下さいね!
(写真はB747に給油しているところ 写真中央の車から翼にホースをつなぎポンプで送り込みます)