
こんばんわ、今日は午後から出かけていましたが昨日同様に厚い雲に覆われた天気で時々雨を降らしていました。(下の画像参照)飛行機が離陸しては雲の中に隠れていってましたのであの中ではコトコトと揺れているだろうなと思いながら飛行機を眺めました。離陸して暫くするとどんなに曇っていた空でも青空が見え始めますし飛行機の醍醐味ですがその頃にはほとんど揺れることがありませんのでシートベルトサインが消え、ドリンクサービスが始まります。また、着陸する頃には大抵、雲の中を突っ切っていきますので揺れが始まります。空中に浮いているのですから揺れても当たり前と考えるほうが自然です。
さて、今日は飛行機の燃料について書きたいと思います。飛行機には
出発前に決められた燃料を飛行機に搭載します。どこから飛行機に入れるかというのはご存知でしょうか??燃料は翼の中央付近からポンプを使い入れていきます。給油する場所は両方の翼の中と皆さんが座る座席の下(胴体の真ん中)に燃料タンクが存在します。事前に運航管理者から決められた場所に決められた量を給油していきます。もし、誤って右の翼に多くいれ左の翼に少なくと、片寄った入れ方をしてしまった場合危険な状況になります。それは、燃料というのは気体ではなく液体なので重量があります。左右の重さが違えば離陸する時に揚力により持ち上がる比率が変わりバランスを崩すことが考えられます。
それを防ぐために給油する業者の方も気を使われているはずです。飛行機には車と同じく燃料タンクの計器がコクピットに備えられており3つの計器が並んでいる機種もありますし、最新鋭の機材では1つの様々なデジタル集合計器で燃料がどこのポジションにどれだけはいっているかというのを確認することが出来るようになっています。パイロットはこの計器を再確認し出発していきます。
飛行中に一つのタンクから燃料の減りが早い場合には飛行機のポンプを利用して片方のタンクからエンジンに流れるのを停止させ多い場所のタンクから流したり、少ない場所に多い場所から燃料の移送が出来る構造にもなっているようです。飛行中にパイロットが燃料計器に気を配りながらこのような作業もされています。
燃料はお客様として搭乗していたら全く気づかないものですが、飛行機を飛ばす際にエンジンを動かす液体というのは当たり前の話ですが、給油量でバランスをとったり、高高度で凍らないようにすることや、万が一の事故で引火して直ぐに火がつかないようにすることやタンクに水がたまらないようにするなど様々な難題がクリアされ飛行機に毎日搭載されています。この液体はケロシンと呼ばれる液体燃料ですが灯油に近いものだと聞きました。一口に、ケロシンと言っても世界中の飛行機に安全と認定され1万フィートを飛んでる万能液体だと思いますので勉強すると賢くなりそうな気がします。
明日も同じく燃料の事について書きたいと思います。