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ユネスコ世界文化遺産の国内推薦候補に選定された南茅部の縄文遺跡へは当社タクシーがご案内。

2018年07月20日 | 観光ガイド

 

函館の東海岸、太平洋を望む噴火湾の入り口に面した南茅部地区。

 

ここはいにしえの頃より朝廷や幕府に献上され中国へも輸出され、日本の和食文化を支えてきた「函館真昆布」と近年、ヘルシーフードとして人気が高まっている「がごめ昆布」が特産品で、対馬海流と親潮がぶつかる海域であることからさまざまな魚介類が獲れて、尚且つ恵み豊なその海の水産資源を枯渇させないecoな漁法として海外からも注目されている大謀網(定置網)漁を基幹産業とした漁業の町ですが、もう一つ、日本国内有数の縄文遺跡が点在する「縄文の里」でもあります。

 

その南茅部地区にある縄文遺跡群を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が2018年7月19日、ユネスコ世界文化遺産に向けた国内推薦候補に選ばれました。

 

そこで、今回は南茅部の縄文遺跡やその周辺観光スポットをご紹介したいと思います。

 

まず、注目される縄文遺跡は、南茅部のパワースポットとも呼ばれている「大船遺跡」です。

 

 

ここはすでに遊歩道などの整備がされており、開放感いっぱいの中、歩いて散策できます。

 

竪穴式住居が復元されていたり、縄文時代の生活の様子がうかがえます。

 

 

 

 

そして、敷地内には資料館もあり、こちらでは自由に休憩出来て、館内のパネル展示で南茅部にある数々の縄文遺跡を知ることが出来ます。

 

 

 

 

この遺跡の重要性のひとつが、約一千年に渡り、人々が住み続けていた痕跡があるということなのですが、では、この「大船遺跡」が、なぜパワースポットと呼ばれているのか、その理由ですが、場所は高台にあり、今でも周りに高い建物も無く、空が広く陽当たりは抜群で川も近く、木の実や山菜採りに適した森があり、太平洋を望む恵みの海を見渡すことが出来ることから好立地であることは間違いないのですが、それだけではありません。

 

遺跡の正面から朝陽が昇り、後ろには南茅部エリアで最も標高の高い「泣面山」があり、その直線上にこの遺跡があり、開放感からここを訪れて散策される方々からは口々に「気分が良い」と聞きますが、なかには大地から立ちあがる気の流れが特別だとおっしゃる方もいます。

 

時にはここで、ヨガをされている方々もいらっしゃいます。

 

 

それがパワースポットと呼ばれている理由です。

 

そして、もう一つ、これは現在、縄文考古学界最大の注目と言って過言ではないミステリーに満ち溢れた「垣ノ島遺跡」があります。

 

 

場所は、この南茅部にある道の駅「縄文ロマン南かやべ」の海側に位置しています。

 

 

売店では地元の特産品「函館真昆布」や「がごめ昆布」を用いた製品の販売の他、縄文人も食べていた「くるみ」を使用した「じょうもんクルミソフト」が人気です。

 

 

 

 

そして、この道の駅に併設されているのが、北海道唯一の国宝「中空土偶」を含むこの南茅部エリアの縄文遺跡群から出土した土器や土偶を収蔵展示している「函館市縄文文化交流センター」です。

 

 

 

 

こちらの「函館市縄文文化交流センター」では、ただ、展示品を見て回るだけでなく、縄文文化を肌で感じる「縄文文化体験学習コーナー」があります。

 

 

 

ミニチュア土器づくりなど、さまざまなメニューがありますが、中でも人気なのは「勾玉(まがたま)」づくりでしょうか。

 

さて、「垣ノ島遺跡」に話を戻しますと、なぜここはミステリーに満ち溢れているのか。

 

それは、この遺跡の最大注目ポイントが、コの字に土を人工的に盛った盛土遺構の存在にあります。

 

 

白い点線で囲われたところが盛土遺構なのですが、数千人は収容できるイベント会場のようなこれほどの大きさで作られた盛土遺構は、何のために作られ、何に使われていたのか?

 

神事、祭事の目的ではと推測されていますが、いまだ謎に包まれています。

 

現在、この「垣ノ島遺跡」は、表層の土を縄文時代のレベルまで取り除き、盛土遺構を縄文時代の姿で現代に出現させるという造成工事が行われています。

 

 

そののちは、公園整備され一般公開される予定です。

 

 

盛土遺構はどのような形で現代に姿を現すのか、そして、謎は解明されるのか、興味が尽きません。

 

ということで、南茅部の縄文遺跡群について説明してまいりましたが、南茅部に行ったら何か美味しいモノはあるの?というご質問があるかと思います。

 

南茅部には飲食店が全部で9店舗あり、その中心は地元で水揚げされた魚介類を美味しく食べさせてくれるお店になります。

 

 

ちょっと面白いのは、お寿司屋さんのラーメンが美味しかったりするんです。

 

 

また、今では地元のみならず、函館市街地のほうからもわざわざ足を運ばれる方もいらっしゃるほど人気なのが、地元の老舗旅館「二本柳旅館」の中でお昼に営業している「手打そば久蔵」さんです。

 

 

 

さらにこの南茅部には、北海道内はもとより、道外からのお客様も年々増えている人気の温泉ホテル「ホテル函館ひろめ荘」さんがあります。

 

 

こちらでは2種類の源泉かけ流し天然温泉と地のものを中心とした魚介類を使用したお食事が美味しいと評判です。

 

 

 

 

いかがでしょう、縄文の里・南茅部に行ってみたいと思われてきたでしょうか。

 

その南茅部に函館市街地から行くには鉄路が無いため、車、バスでの移動になりますが、バスはJR函館駅前から日中、約2時間に1本の割合で路線バスがありますが、所用時間は60分以上かかります。

 

そこはやはり当社タクシーをご利用ください。

 

当社のドライバーには、休日に南茅部へ釣りと温泉を楽しみに行っている者もおり、詳しくご案内させていただきます。

 

また、函館市街地から南茅部まで行くには3ルートがあり、ちょっとお時間はかかりますが、道すがらおすすめしたい観光スポットもございますので、ご利用には「観光タクシー」でのご予約をおすすめいたします。

 

 

 

 

 

南茅部の縄文遺跡群が世界文化遺産になるにはまだまだハードルがあるそうですが、是非、登録されることを願っています。

 

【道南ハイヤー(smile Taxi)】

 〈タクシーのご用命は〉TEL:0138-46-1100

 〈観光貸切のご予約は〉TEL:0138-47-0005

  オフィシャルサイト:http://www.smile-taxi.com/

 

 

 



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