「函館朝市」の生き字引、つたおばあちゃんは今日も函館港を眺め佇んでいます。

 

JR函館駅に向かって左側にある函館の観光スポットのひとつ「函館朝市」。

 

 

ここ数日、灰色の空が続き、雨も多く霧も出て肌寒い函館ですが、「函館朝市」は、この日も早朝から観光客を中心にお客様で賑わっていました。

 

 

その「函館朝市」の函館駅側の通りを函館港の岸壁に接岸している旧連絡船の「摩周丸」に向かって歩いていく通り沿いにあるのが「土田水産メール」さん。

 

 

こちらにちょっとご紹介したい名物おばあちゃん、いや、名物というより、「函館朝市」の生き字引みたいなおばあちゃんがいます。

 

 

それがこちらの土田つたさん。

つたおばあちゃんは、秋田県出身で昭和元年生まれの今年92才だそうです。

実家が農家だったそうで、この「函館朝市」がこんなに立派な施設市場になる以前から、秋田から米やお酒をもって行商に来ていたのがここでの商売のはじまりだそうです。

その後、埋め立て間もない今の場所にお店を構えて水産品を扱うようになったそうです。

92才とは思えないほどはつらつとしています。

 

そして、そのつたおばあちゃんが作って販売したイカの塩辛が大ヒットし、それがお店の看板商品になったそうです。

 

 

今ではつたおばあちゃんのレシピをもとに工場で商品は製造しているそうで、種類も4種類になっています。

 

 

塩辛の他にも作られている松前漬けなどとも合わせてイートインでいただきましたが、どれもやさしさに溢れた美味しさです。

 

 

そして、「こうして食べたらまた美味しんだよ」と作ってくれたのが、マヨネーズと合わせたものとチーズと合わせたものをホイルの上に乗せて焼いた「焼き塩辛」。

 

 

これがまた、たまらなく美味しかったですね。

 

 

そして、「これも食べてみてぇ」と出していただいたのが茹でた毛ガニ。

これもめちゃくちゃ美味しかったです！

 

 

こちらでは毛ガニは必ず生きたものをボイルするそうで冷凍ものは使わず、また、身の入りが悪いものは取り扱わないなど、カニにもこだわりをもって販売しているそうです。

「函館朝市」へ行かれたら是非、「土田水産メール」さんへお立ち寄りください。

もちろんお電話いただけたら配車してお連れいたします。

つたおばあちゃんは今日もいつもの場所に佇み、函館港を眺めていることでしょう。

【道南ハイヤー（smile Taxi）】

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