近頃、Rose`の件もあって、久々にちゃんと「Twelve Stops And Home」を聴いてみました。
このアルバムはだいたい頭の中に曲は入ってるので、時々勝手に頭の中でグルグルかかっていることもありました。
数え切れないくらい聴いているストレートなポップには少々飽きてきつつもあり、新しいアルバムもあったりで、正しく向き合うのは久々。
今の方が06年当初に初めて聴いて記事を書いたあの頃よりも、ある程度の距離感があって、客観性もあると思います。
気付けばイントロで曲が分からなくなってしまった…。
そりゃ、断然「I Want You Now」「Fill My~」「Love It~」は永遠のど真ん中です。
単純明快だな、曲も私も。
何も考えないで楽しめる喜びです。演奏するのも楽しそう。
ちょっと受け方が違うのが「Kettle's On」「Anyone」「Strange」と、「Same Old Stuff」。
上記の曲に気をとられたせいか、あまり目を向けていませんでしたね。
訴えることは分かっていたし、よさを感じてはいたんだけど…。
今はどちらかというとそういう曲に魅力を感じました。
深いような、さほど深くはないかな、けどどこかドキリとさせるような歌詞に、絶妙なハーモニーと「美メロ」。
特に「Anyone」と「Strange」はもはや最近のヘビロテなんです。
寂しげな始まりに哀愁漂うサビ。強すぎず弱すぎず、バランスがいい。
多分それまでの人生で色々あったであろう「フツウ」ではないダンだからかな、「'Cause everyone knows we're strange, So why do you feel ashamed」と情熱的に歌われるとなんだか胸に沁みます。薄っぺらくなくて妙に説得力あります。
それから、全然考えてなかったんですけど、ダンがピアノで弾き語りしているのかと思われる曲がまた得点上昇。
「弾き語り」ってなんだか好印象要素。ずるいわね。
今これを書くのに歌詞を見ていると、頭の中で曲が順番にかかっちゃってます。
「Same Old Stuff」はどこか爽やかな流れに切なげなメロディで、優しい曲です。
「My love~♪」なんてコーラス側の鼻歌まで歌っちゃうんだから(笑)。
やっぱりシンプルですね。私もやっぱり単純なヤツだ。
最後に「Blue Piccadilly」もイチオシ。ドラマティックなバラードです。ちょっとビリーさんにも近いかも。
この曲はダンの家とロンドンを結んだ路線で、思い出が詰まった電車だそうです。
あの頃あの電車に乗りながら、ワクワクした時とか、早く帰りたかった時とか、何を聴いていたとか、景色がどうとか、混んでたとか、思い出は様々ありますね。
好きな場所、嫌いな場所、連れて行ってくれる電車。
私は電車でもCardigansやFeelingのお世話になりました。振り返れば…(遠い目)。
全体的に、ソフトですよね、ロックも歌詞も。
きっとそんなところが私の心をくすぐるのです。
20代のそれなりの青春(のようなもの)や人生観に物語があるんじゃないかな。
自分でもよく分からないけど、同世代としてそれを共感するのか何なのか。
どうしてだろう?どうしてこんなにヒットしてるんだろう?
だけど私はこれを聴いてなかったら、Feelingには見向きもしなかった可能性が高いです。よかった。
それにしても、1stアルバムとはいえ、いいアルバムだと思う(…随分えらそうに)。
メロディはいいし、ギターはギターの、キーボードはキーボードの音がしている。「演奏」を感じられる。
こんなことを言ったら発展的ではないけれど、こういうのがいいと思う。
ゴテゴテ盛り付けなくていい、と思ってしまう。
そして大人になってしまった、ミュージシャンとして大きくなってしまったことに少々の残念な思いさえします。うう、よくないな。
もちろんあれはあれでいいけれど、これはこれで大切にしたい1枚。
歌詞はこちらで。
Twelve Stops And Home
1.I Want You Now
2.Never Be Lonely
3.Fill My Little World
4.Kettle's On
5.Sewn
6.Anyone
7.Strange
8.Love It When You Call
9.Rose`
10.Same Old Stuff
11.Helicopter
12.Blue Piccadilly
このアルバムはだいたい頭の中に曲は入ってるので、時々勝手に頭の中でグルグルかかっていることもありました。
数え切れないくらい聴いているストレートなポップには少々飽きてきつつもあり、新しいアルバムもあったりで、正しく向き合うのは久々。
今の方が06年当初に初めて聴いて記事を書いたあの頃よりも、ある程度の距離感があって、客観性もあると思います。
気付けばイントロで曲が分からなくなってしまった…。
そりゃ、断然「I Want You Now」「Fill My~」「Love It~」は永遠のど真ん中です。

単純明快だな、曲も私も。
何も考えないで楽しめる喜びです。演奏するのも楽しそう。
ちょっと受け方が違うのが「Kettle's On」「Anyone」「Strange」と、「Same Old Stuff」。
上記の曲に気をとられたせいか、あまり目を向けていませんでしたね。
訴えることは分かっていたし、よさを感じてはいたんだけど…。
今はどちらかというとそういう曲に魅力を感じました。
深いような、さほど深くはないかな、けどどこかドキリとさせるような歌詞に、絶妙なハーモニーと「美メロ」。
特に「Anyone」と「Strange」はもはや最近のヘビロテなんです。
寂しげな始まりに哀愁漂うサビ。強すぎず弱すぎず、バランスがいい。
多分それまでの人生で色々あったであろう「フツウ」ではないダンだからかな、「'Cause everyone knows we're strange, So why do you feel ashamed」と情熱的に歌われるとなんだか胸に沁みます。薄っぺらくなくて妙に説得力あります。
それから、全然考えてなかったんですけど、ダンがピアノで弾き語りしているのかと思われる曲がまた得点上昇。
「弾き語り」ってなんだか好印象要素。ずるいわね。
今これを書くのに歌詞を見ていると、頭の中で曲が順番にかかっちゃってます。
「Same Old Stuff」はどこか爽やかな流れに切なげなメロディで、優しい曲です。
「My love~♪」なんてコーラス側の鼻歌まで歌っちゃうんだから(笑)。
やっぱりシンプルですね。私もやっぱり単純なヤツだ。
最後に「Blue Piccadilly」もイチオシ。ドラマティックなバラードです。ちょっとビリーさんにも近いかも。
この曲はダンの家とロンドンを結んだ路線で、思い出が詰まった電車だそうです。
あの頃あの電車に乗りながら、ワクワクした時とか、早く帰りたかった時とか、何を聴いていたとか、景色がどうとか、混んでたとか、思い出は様々ありますね。
好きな場所、嫌いな場所、連れて行ってくれる電車。
私は電車でもCardigansやFeelingのお世話になりました。振り返れば…(遠い目)。
全体的に、ソフトですよね、ロックも歌詞も。
きっとそんなところが私の心をくすぐるのです。
20代のそれなりの青春(のようなもの)や人生観に物語があるんじゃないかな。
自分でもよく分からないけど、同世代としてそれを共感するのか何なのか。
どうしてだろう?どうしてこんなにヒットしてるんだろう?
だけど私はこれを聴いてなかったら、Feelingには見向きもしなかった可能性が高いです。よかった。
それにしても、1stアルバムとはいえ、いいアルバムだと思う(…随分えらそうに)。
メロディはいいし、ギターはギターの、キーボードはキーボードの音がしている。「演奏」を感じられる。
こんなことを言ったら発展的ではないけれど、こういうのがいいと思う。
ゴテゴテ盛り付けなくていい、と思ってしまう。
そして大人になってしまった、ミュージシャンとして大きくなってしまったことに少々の残念な思いさえします。うう、よくないな。
もちろんあれはあれでいいけれど、これはこれで大切にしたい1枚。
歌詞はこちらで。

1.I Want You Now
2.Never Be Lonely
3.Fill My Little World
4.Kettle's On
5.Sewn
6.Anyone
7.Strange
8.Love It When You Call
9.Rose`
10.Same Old Stuff
11.Helicopter
12.Blue Piccadilly