今日珍しくうちの家族が同じ様な時間に帰宅したので、
そろってあったかいご飯食べてたんですよ。
そしたら電話がかかってきて、かーさんが出て、
私宛だったらしく「田中さんって人から」と。
田中??
あたしそんな知り合いいないけど、と思いながら一応出る。
「あーおれおれ」
は?(マジ誰。)
「わかんない?田中だよ、田中邦衛」
めんどくせーな、くだらない冗談言ってんじゃねぇ、と思いつつ。
あ、イラっとしてるときの私は言葉遣いが悪くなります…普段もよくないけどね…
田中って、3年前位から音信不通の子しか浮かばない。
電話も何度かしたことあるけど、最近は年賀状すら来ないのに、
急に電話なんかありえない。しかも、声にも覚えはない。
しかもハイテンション。
あたしに、ハイテンションで自宅に電話をかけてくるような男友達なんかいない。
さて。誰なの。
――どちらの田中さんですか?
「ほんとにわかんない?あー、わかんないかぁー。葉書見なかった?」
――さぁ?
「じゃぁはじめましてになっちゃったねぇ」
つーか最初からはじめましてじゃねぇか!!
まぁ、そんな感じにはじまり、なんか関係ないことばっかり言ってる。
――で、電話の目的は何なんですか?
「あーオレ、デザイナーやってるんだけど、
最近立ち上げたばっかりのブランドがあって、それのイベントを
今度静岡でやることになってさ。それを今広めてるわけ」
あー、そう。
日も場所も言わず。
ほんとに広める気あんのかよ。
で、買い物はどこでするのとか、出不精のあたしに聞くんだ。
静岡はよく行くのとか。ぶっちゃけ、年に4回ぐらいしか行かないんですけど。
だって静岡、気持ち的に遠いし。人いっぱいでこわいもん。
喋りが止まらない田中の話の途中。
――で、いつやるんです?
「あー、土日。」
せめて日付ぐらい言えよ、いつの土日だよ。
「バイトとかバリバリやっちゃってる感じ?」
――はい。
何のバイトやってるだとか、彼氏がいるかどうかとか、
普段どんな雑誌読んでるかとか、面倒くさいことばっか聞いてくる。
だいたいあたしは食事中なんだよ!!
どんどん伝えたいこと伝えて終わってくれよ!!
――あのー、今話してる内容と、そのイベントと何の関係があるんですか?
もうそろそろ切りたいんですけど。
そして何とか電話を終えた頃。
ご飯冷めてるしっ!!
両親食べ終わってるし…最悪。
今日は意外とがんばったほうだけど、もっと早くに話、終われたらよかった。
あーあ。
田中は、どうでもいいような会話をして、
私は始終テンション低くて、静岡を遠いと言い、
バイトもあるし行けないと言い、
最終的にこんなあたしに電話切りたいと言われ、
客も得られずに何を得たんでしょう?
まぁ、田中。
千葉から遥々出てくる田中。
今日、静岡が東海だって学んだ田中。
どうせ静岡なんか田舎だと思ってるんだろ、田中。
葉書見てないの?って言ってたけど、そんなもん届いてないぞ、田中。
夢見ることは悪いことじゃないさ!
がんばれ、田中!!
もう一生うちに電話かけてこないでね、お願いだから!!
そろってあったかいご飯食べてたんですよ。
そしたら電話がかかってきて、かーさんが出て、
私宛だったらしく「田中さんって人から」と。
田中??
あたしそんな知り合いいないけど、と思いながら一応出る。
「あーおれおれ」
は?(マジ誰。)
「わかんない?田中だよ、田中邦衛」
めんどくせーな、くだらない冗談言ってんじゃねぇ、と思いつつ。
あ、イラっとしてるときの私は言葉遣いが悪くなります…普段もよくないけどね…
田中って、3年前位から音信不通の子しか浮かばない。
電話も何度かしたことあるけど、最近は年賀状すら来ないのに、
急に電話なんかありえない。しかも、声にも覚えはない。
しかもハイテンション。
あたしに、ハイテンションで自宅に電話をかけてくるような男友達なんかいない。
さて。誰なの。
――どちらの田中さんですか?
「ほんとにわかんない?あー、わかんないかぁー。葉書見なかった?」
――さぁ?
「じゃぁはじめましてになっちゃったねぇ」
つーか最初からはじめましてじゃねぇか!!
まぁ、そんな感じにはじまり、なんか関係ないことばっかり言ってる。
――で、電話の目的は何なんですか?
「あーオレ、デザイナーやってるんだけど、
最近立ち上げたばっかりのブランドがあって、それのイベントを
今度静岡でやることになってさ。それを今広めてるわけ」
あー、そう。
日も場所も言わず。
ほんとに広める気あんのかよ。
で、買い物はどこでするのとか、出不精のあたしに聞くんだ。
静岡はよく行くのとか。ぶっちゃけ、年に4回ぐらいしか行かないんですけど。
だって静岡、気持ち的に遠いし。人いっぱいでこわいもん。
喋りが止まらない田中の話の途中。
――で、いつやるんです?
「あー、土日。」
せめて日付ぐらい言えよ、いつの土日だよ。
「バイトとかバリバリやっちゃってる感じ?」
――はい。
何のバイトやってるだとか、彼氏がいるかどうかとか、
普段どんな雑誌読んでるかとか、面倒くさいことばっか聞いてくる。
だいたいあたしは食事中なんだよ!!
どんどん伝えたいこと伝えて終わってくれよ!!
――あのー、今話してる内容と、そのイベントと何の関係があるんですか?
もうそろそろ切りたいんですけど。
そして何とか電話を終えた頃。
ご飯冷めてるしっ!!
両親食べ終わってるし…最悪。
今日は意外とがんばったほうだけど、もっと早くに話、終われたらよかった。
あーあ。
田中は、どうでもいいような会話をして、
私は始終テンション低くて、静岡を遠いと言い、
バイトもあるし行けないと言い、
最終的にこんなあたしに電話切りたいと言われ、
客も得られずに何を得たんでしょう?
まぁ、田中。
千葉から遥々出てくる田中。
今日、静岡が東海だって学んだ田中。
どうせ静岡なんか田舎だと思ってるんだろ、田中。
葉書見てないの?って言ってたけど、そんなもん届いてないぞ、田中。
夢見ることは悪いことじゃないさ!
がんばれ、田中!!
もう一生うちに電話かけてこないでね、お願いだから!!