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文化住宅らくらく農婦生活

築40年。2Kの小さな平屋、それが文化住宅。そこで暮らす農夫家族のニギヤカな毎日を、写真とマンガで覗いてみませんか?

トイレ革命

2012年03月29日 | お家のこと

ずいぶんのご無沙汰でした。みなさま、お変わりなくお過ごしでしょうか?

さて、私の脳内95%を占めていたトイレの件。

結論から申しますと、

「今回のリフォームは見送り」です。

ここへ来るまでの私の魂の遍歴に、しばしお付き合いください。

(「おい、またウ◯コの話かよ、勘弁してくれ」というあなたの御意見は却下です

 

さて、我が家のボットン便所がどうにかならぬものか、とあちこち調べていたときに見つけたこのトイレに、私は雷に撃たれたような衝撃を受けました。

上のトイレ、一見普通の水洗トイレに見えますが、この図をご覧ください。

そう、これこそが次世代を担う夢の「水のいらないトイレ~バイオトイレ(コンポストトイレ)~」なのです。

ここに用を足すと、バイオの力によって分解され、サラサラの肥料になって出てくる、というもの。

日本でもこの仕組みがすでに観光地などで実践されているところはありますが、これはポータブルの家庭用なのです。

上のトイレはカナダ製(サン・マー社)。他にもフィンランド製もあるようです。

これらの国には水道や下水の完備が難しい場所があり、こうしたトイレが発展したようです。

中の木質材は2~3ヶ月に一回取り替えるだけでよいとか。もちろんトイレットペーパーも入れて良いのです。

お値段は二人用で26万円ほど。汲み取りもいらなくなるし、水道代もかからないし、長い目で見れば、そんなに高くないかも。

 

どうですか、驚いたでしょう

ところが、もっと驚いたのは、この自作のコンポストトイレ

なんてファンタスティック居間に置きたいくらいですね!

こちらはクラシカルな雰囲気

もうトイレというより書斎です

用を足したら、木質材(木屑ですね)を振りかけて、ときどき撹拌するだけ。

水分は飛ばす必要がありますが、あちらのほうは乾燥しているので、こういうトイレに向いているのかも。

これはフランス発のホームページから抜粋したものです。

 

その昔、日本ではボットントイレにしたものを肥料として再生利用していましたが、

時代は水洗トイレでも、ましてやウォシュレットでもあったかい便座でもなく、

むしろボットンに近い形に進みつつあるのかもしれません

 

 

で、話を文化住宅に戻します

 

今回、プロの方に水洗トイレか簡易水洗トイレにする工事の見積もりも出してもらったんです

そうしたら、約37万円ほどかかることが分かりました。

37万円、、、 チロルチョコ3万7千個買えます

万が一引っ越ししたら、そのお金は宙に舞うだけと考えると、さすがに「それでもゴー」って気持ちにはなれませんでした。

 

あと、もう一つ。

私の好きな絵本作家の丸山幸子さんのご自宅(神奈川県)が、なんとボットン便所だったのも衝撃でした

たまたまインテリアの雑誌で見かけたのですが、我が家とどっこいどっこいな感じのイケてる可愛い平屋に、ボットン。

丸山さんは「自然に近く暮らしたい」というポリシーのもとにこういった生活を選んでやってますという方。

私、ジタバタしている自分の不甲斐なさを思わされた次第です

 

と、いうわけで、今回冒頭の結論に達した私。

ボットントイレはしばらくそのまま、コンポストトイレを要検討、ということにしました

 

長らく私のボットン話にお付き合いくださってほんとにありがとう

あなたにウンといいことありますように

コメント (3)
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