島だより-石垣島生活記-の“ 俺は「スローライフ」という言葉が嫌いだ ”という記事へのTBです。
俺は「スローライフ」という言葉が嫌いだ。
そんな言葉は、所詮都会の人間の田舎に対する
程度の軽いノスタルジーに過ぎないと思う。
という書き出しで始まるこの記事を読んで、私なりに「スローライフ」という言葉について思うことを書きたいと思います。
「スローライフ」という言葉、確かに手軽な癒しやちょっとした旅行などを形容するのに使われることが多いですね。
この前も、「スローライフの旅」と題して立派なスパリゾートや、マッサージ、エステでくつろげるホテルなんかを紹介している雑誌を見ました。
これって「スローライフ」の表層、またはある側面だけが拡大解釈され、一人歩きして流行語のようになってしまった結果だと思うのです。
「癒し」「ゆったり」「リラックス」・・・といったイメージだけが、スローライフの本質のように理解されてしまうとしたら残念なことです。
こういったイメージは、すぐに消費され、新しいものに取って代わられるでしょう。
色々な解釈があると思いますが、「スローライフ」とは本来、環境問題や持続可能な社会の実現、画一化・均一化する社会への危惧といった問題意識を根底に持った概念だと私は考えています。
ちょっとコムズカシイ話になってきてしまいましたね。
「今までのように、合理化・効率化でより多く作り、より多く消費する社会でいいの?」
「ピカピカの車に大型液晶テレビ、最新システムキッチンにブランドの服・・・。そんなものを持つことが、誰にとっても幸せなんてホント?」
・・・そんな、毎日の暮らしの疑問が出発点です。
自分や家族が安心して気持ちよくすごすために何が必要か・・・?
そこから、安全な食べ物や暮らしやすい環境、エネルギーや文化の問題を考えたとき、スローライフというひとつの形が浮かび上がってくるのではないでしょうか。
でも、こういう大きい概念を表す言葉って漠然としていてわかりにくいんですよね。
私にも、「スローライフって何ですか?」と聞かれて一言では答えられません。
都会にも田舎にも、スローライフに全力で取り組む人たちがいます。
エコロジーやオーガニックを広めるために活動している団体や、楽しいイベントもあります。
それから、書籍にウェブサイト、カフェやお店・・・
そんなものを、これからも少しずつ紹介していきたいです。
※参考に・・・(gooスローライフより)
「スローライフって何ですか?」
「スローフードという言葉はいつから?」
俺は「スローライフ」という言葉が嫌いだ。
そんな言葉は、所詮都会の人間の田舎に対する
程度の軽いノスタルジーに過ぎないと思う。
という書き出しで始まるこの記事を読んで、私なりに「スローライフ」という言葉について思うことを書きたいと思います。
「スローライフ」という言葉、確かに手軽な癒しやちょっとした旅行などを形容するのに使われることが多いですね。
この前も、「スローライフの旅」と題して立派なスパリゾートや、マッサージ、エステでくつろげるホテルなんかを紹介している雑誌を見ました。
これって「スローライフ」の表層、またはある側面だけが拡大解釈され、一人歩きして流行語のようになってしまった結果だと思うのです。
「癒し」「ゆったり」「リラックス」・・・といったイメージだけが、スローライフの本質のように理解されてしまうとしたら残念なことです。
こういったイメージは、すぐに消費され、新しいものに取って代わられるでしょう。
色々な解釈があると思いますが、「スローライフ」とは本来、環境問題や持続可能な社会の実現、画一化・均一化する社会への危惧といった問題意識を根底に持った概念だと私は考えています。
ちょっとコムズカシイ話になってきてしまいましたね。
「今までのように、合理化・効率化でより多く作り、より多く消費する社会でいいの?」
「ピカピカの車に大型液晶テレビ、最新システムキッチンにブランドの服・・・。そんなものを持つことが、誰にとっても幸せなんてホント?」
・・・そんな、毎日の暮らしの疑問が出発点です。
自分や家族が安心して気持ちよくすごすために何が必要か・・・?
そこから、安全な食べ物や暮らしやすい環境、エネルギーや文化の問題を考えたとき、スローライフというひとつの形が浮かび上がってくるのではないでしょうか。
でも、こういう大きい概念を表す言葉って漠然としていてわかりにくいんですよね。
私にも、「スローライフって何ですか?」と聞かれて一言では答えられません。
都会にも田舎にも、スローライフに全力で取り組む人たちがいます。
エコロジーやオーガニックを広めるために活動している団体や、楽しいイベントもあります。
それから、書籍にウェブサイト、カフェやお店・・・
そんなものを、これからも少しずつ紹介していきたいです。
※参考に・・・(gooスローライフより)
「スローライフって何ですか?」
「スローフードという言葉はいつから?」
こんにちは。
田舎に住めばスローライフというのは間違いですよね。
田舎にいても、周りに流されていたらスローライフとは言えないと思います。
逆に、都会に居ても、周りに流されず自分の価値観で行動していれば、立派なスローライフだと思います。
これからも、いろんなスローライフを紹介して下さいね。
という流れが理想なのかもしれませんが、
「癒し」「ゆったり」「リラックス」といったイメージ >> 擬似スローライフ >> スローライフ
という流れもありなのではないでしょうか。
>>「スローライフの旅」と題して立派なスパリゾートや、マッサージ、エステでくつろげるホテルなんかを紹介している雑誌を見ました。
という記事を肯定はしません。
しかし、忙しい生活にどっぷりはまって、まわりが見えなくなっている人にとっては、このような旅をすることによって自分の生活を見直すきっかけになるかもしれません。
形や順番や入り口はどうであれ「スローライフ」の本質に近づくことができ、豊かな生活と豊かな社会ができるといいなぁと思ってます。
そりゃ、ゴミうっちらかして帰る“観光客”は問題外じゃが、人それぞれ考え方や受け止め方は違って当然じゃろ。
それぞれが、そのスローライフとやらの中に、自身が抱える問題の解決の糸口や、日々の生活の新たなヒントが見つけられればよいくらいのもんじゃろて。
あんまり突っ込みすぎると、妙な世界へ行ってしまうぞぇ
そんなハイカラな言葉はようわからんけどな、
なんでも全力で取り組んだり気張って目の色変えとったら
そりゃもうスローでもなんでもないってもんじゃて。
なんでもほどほどがええよ。
「これがスローライフの正しい姿です」と決めるようなものでもないですし、決められないと思っています。
それぞれの人が幸せに感じること、気持ちいいと感じる暮らしができることが一番大切ですし、その形はそれぞれ違って当然だと思います。
例えせかせか忙しくたって、それが自分のテンポならいいんです。人のテンポに合わせて忙しいから、ストレスが生まれるんですよね。
シュウマコトさんのおっしゃる通り、癒されたい、ゆっくりしたいという気持ちや欲望から、自分が本当に心地よいと感じる暮らしにたどり着く流れが一番自然ですよね。
問題意識からスローライフを実践することが理想とは思ってないんです。
スローライフというからには環境問題を意識しろとか、持続可能性を求めろとか言うつもりもありません。人それぞれですから・・・。
でも、癒しを求めて自然豊かな土地に旅行し、ゴミを散らかして帰る観光客が「スローライフ」という得体の知れない“流行”に乗っているとしたら、とても歯がゆい気持ちがあるんですよね・・・
まあ、理論どうこうをあまり突き詰めるより、楽しいトピックスや人を紹介していければと思っています。
でも、消極的な抗議しかできません。
ガンジーのように。
声高に、お前らの「スローライフ」は間違ってるぞーと言ったりしたらヘンです。
はっきりいって、僕自身は「スローライフ」なるものが何であるはわかりません。
また、「スローライフ」そのものを全て否定する気持ちもありません。
ただ、過剰に「スローライフ」が膨張し、急速に収斂することについて危惧を感じる者です。
現在石垣島を含む八重山地方には、
「リゾートホテル」が雨後のたけのこのように建設されています。
内地からの移住者を受け入れるために住宅や別荘地の建築が進んでいます。
それに対応できるインフラを整備するために、
発電所はこのままの勢いでゆくと電気が足りなくなるので発電機を増築しています。
石垣空港には、ジャンボジェット機が降りれるように
2000メートル級の滑走路を持つ空港の建設が始まろうとしています。。
石垣空港は滑走路が1500メートルしかありませんので、ジャンボジエット機の発着はできません。
大阪および東京への直行便は宮古、那覇で一旦着陸して燃料を満タンにして再び飛び上がります。
滑走路の短い石垣空港では小型のジエットでも燃料を満タンにすると、重たすぎて飛び上がることができないのです。
外周140キロほどのこのちいさな島は、今大きく揺れています。
その大きな揺れの中には、島に生きる人々の希望と野望と葛藤と不安が渦巻いています。
これは、「田舎=スローライフ」という単純な発想にはとうてい収まるものではないことは、明らかです。
どうかこの島のおおきな揺らぎを、身近なものとして感じてほしいのです。
東京都では、ディーゼルエンジンを搭載した車の乗り入れが規制されましたよね。
ディーゼル車の乗り入れが規制されてから、東京の空は随分ときれいになったと聞きました。
では、あんなにたくさん東京にあったディーゼル車はどこにいってしまったのでしょうか。
実は、その多くが沖縄に流れてきているのです。
ガソリン車に比べて単価も安く、燃料も安いディーゼル車は、とても人気があります。
でもそれによって沖縄の空が汚れることになってしまっては何の解決にもならないと思います。
確かに現象面だけを捉えれば、ガンジーの抗議は消極的な抗議に見えるかもしれません。
しかし、ガンジーの吹けば飛ぶよな細い身体から唱えられた言葉が、
国境を越え、民族を超えて、彼の死から長い時を経た21世紀の現代に至るまで世界中の人々の心に刻まれている
という現実は、彼の言葉がどんな雄弁に声高に語る演説よりも、積極的であることを物語っていると僕は思うのです。
上記のコメントに若干の訂正と追加をしました。
「芸人」のリンクをクリックするとそちらにジャンプしますので、
そちらもお読み頂ければ幸いです。
皆様のご意見をお待ち致しております。
芸人さんが肌で感じていらっしゃるような現実が「スローライフ」「沖縄ブーム」のもとに助長されていることに、私も危惧を抱いています。
もちろん、癒しやリラックスから始まるスローライフだってあるでしょう。
それを否定するつもりは全然ないのです。
ただ、その部分だけが過剰に一人歩きして、自分だけがリラックスして癒されればいい、ということではいけないと思うのです。
二つの思いがあります。果物の話をしましょうか。
すみません、たとえ話が好きなんです。
リンゴは果物ですね。でも、果物=リンゴ、ではない。
リンゴ(=癒し)はあくまでも、果物(=スローライフ)の一部であって全体ではありません。
「果物っていうのはリンゴのことでしょ?」と思っている人がいたら、「リンゴもいいですね、でも、リンゴだけじゃないんですよ。他にもこんなに色々ありますよ」と、みかんやブドウも知ってもらいたい。だって、他の果物もおいしいから。
そこまでが一点。
それから、リンゴブームが高じて、他所からやって来て農家のリンゴを根こそぎにするような現実があるとしたら、「それは良くないんじゃない?」と声を上げたい。
それが二点目です。
声を上げることは、無駄じゃないと思っています。
芸人さんからのTBを受けて、これだけのコメントが交換されるのがなによりの証拠です。
それに、スローライフ=南国のスパリゾートホテル、というイメージを抱いている人が、検索でここにたどり着いたとします。あれ、ちょっと違うのかな、もっと色々あるのかな、とみかんやブドウに気づいてくれるかもしれない。
芸人さんのブログに飛び、現地からの声を読んで、旅行のあり方やリゾートというものに思いをはせるかもしれない。
そんなことが繋がっていけばいいと思っています。
まあ、人それぞれのものであるはずの「ライフ」に流行り廃りがあるということ自体、おかしい話ですけどね。