10年くらい前までは、詞を書く人、曲(メロディー)を作る人、編曲(アレンジ)する人、打ち込む人(マニュピレーター)、演奏する人、録音する人、ディレクションする人、ミックスする人、マスタリングする人など、それぞれその道のプロ(職人)が分担して行うのが普通でしたが、最近はこれらの音楽制作工程を全て一人で賄わなければならない制作現場も多いようで、こういう制作スタイルは常識化しているようでもあり、楽曲制作の依頼を受けたら作詞作曲からマスタリングまで一人で完パケて当たり前。こういう制作スタイルが常識化した背景には、当然コンピューターの進歩が最も大きいのではないかと思います。一昔前なら何千万~億単位の投資が必要であった音響機材が、100万円程度(あるいはそれ以下)の投資でコンピューター内部(プラグインエフェクト)のみで処理可能となりました。
仕事がら、たった一人で作詞作曲~マスタリングまで行う人の楽曲を聴く機会も多いのですが、みなさん本当に凄い才能をお持ちだな、といつも感心します。ここ数年で分業による音楽制作スタイルも崩壊しつつあり、これからは、一人で何でもこなせないと音楽業界では生きていけないかもしれませんね。

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