
ついでにYSL-882ORも試奏させてもらいました。882ORの方は、さすがに楽器としての完成度も高く、素晴らしい楽器だとは思いましたが、オーケストラ奏者向けの楽器という印象で、僕の演奏スタイルには合わず、音色、吹奏感もあまり好みでない感じ。891Zもそうでしたが、リードパイプ交換式の楽器というのは、響きのロスがあるのかなぁ~、といった印象。リードパイプ交換式の楽器はどうも吹奏感の心地良さが無い。
リードパイプ交換式といえば、シャイアーズ(細管テナー、太管テナーバス、バス)を数年使っていましたが、演奏のシチュエーションによってリードパイプを交換するような事は一度も無かったですし、交換する必要もなかったので、リードパイプ交換式である必然性というのはあまり無いように思いました。ただ、シャイアーズの場合は、リードパイプ交換式でも響きのロスが生じているような印象は全くなく、吹奏感もとても良かったですねぇ。ヤマハのリードパイプ交換式に関しては、まだまだ改善の余地あり、、、か?
人ぞれぞれ好みは分かれると思いますが、リードパイプは交換式よりも固定式の方が響き、吹奏感ともに良い。というのが僕の意見です。
やはり、歴代のヤマハ太管テナーバスの中では882Oが最高傑作。
このモデルを越える楽器はないように思います。
