Take The A Train

アドリブレッスンの課題曲として「Take The A Train」を生徒さんに取り組んでいただいていますが、この曲はアドリブの勉強教材としてはとても最適な曲です。非常に機能的でまさに教科書のようなコード進行です。この曲の最大の特徴といえば、やはり3、4小節目のD7(#5、#11)のコード。この2小節間のコードの縛りはとても強く、アドリブフレーズを作る上において#11であるG#は無視できません。G#はメロディーの音でもあるので、アドリブフレーズの中にも出来るだけ散りばめるようにした方が、この曲の特徴的なコード進行感が出ます。コーラス毎に必ずG#を入れる事にこだわる必要はありませんが、最低1回は入れた方が良いと思います。

生徒さんにはその場その場でアドリブをするのではなく、きちんとコード進行に添ったアドリブフレーズとなるよう楽譜に書いて来るように課題を出しています。せっかくなので僕も勉強のためにアドリブフレーズを書いているところです。