今回ジェダイ一行が訪れたのは、石垣島。
初日、那覇空港で乗り継いで石垣空港へ。 混雑は無かったですが、
さすがに航空機の乗客はいっぱいです。
前回の沖縄旅行は、3月下旬の春休の時でしたが、空港は今回より
も混んでいました。 空港をあまり利用経験の無いジェダイには、こういった
時期的な混み具合の何たるかは分かりません。
石垣島に到着したのは、17時過ぎ。 でも、まだ明るいですね。
関東でも明るいでしょうが、関東よりも西にあるということから、その分
日の入りは遅くなると言う事。
石垣からお宿までタクシーにて移動。
このタクシーの移動経験で、私は、
“ここは、埼玉では無いんだ。関東では無いんだとハッと気づきました”
タクシーの運転手さん、大きな私達のバッグをトランクに入れてくれて、
奥様は女王様とルーク、レイアを後ろ座席、私が
「ちょっと後ろ狭いかなー。 前、いいですか?」と聞くと
「はいはいぃ~。」と。どこでも乗りな~って感じで。
タクシーが走り出し。
“え? こんなゆっくり走るの? 前に遅い車無いし。”
時速40キロで、マイペースで走ります。
奥様は女王様も私も話し好きなので、運転手さんに話しかけます。
すると丁寧に、運転手さんの感想体験も合わせておしゃべり。
後日、奥様は回想してました。
「あの時、運転手さん、あなたの方を見ながら、手振り身振りで
しゃべっていて、おおー危なっかしいからおやめになってって
思ってたのよ。」(奥様は女王様)
でも、車はゆっくり、視界は良く、前後に車は無く(対向車はあったね)
私としては、車のスピード感がゆっくりだったので、とても安全な
感じを持っていました。
タクシーに乗り、少し時間が経つと、ふと思ったのです。
“そうか、タクシーというもの、早く、もちろん安全にお客を目的地に
届けるのが仕事と思っていたれど、ここは、石垣島は違うんだ。
早く、というよりも、楽しむ、安らぐ、というのが価値があるのか
もしれないと。”
実は、そう思い、また、こうやってその感想をここに書くのも、この感じが
このタクシーの運転手さんだけの個性によるものではなかったからです。
バスもそうだったんです!

♪ローカルラジオ聞きながら♪
そして、帰りの日のタクシーもまたすっごくゆったりドライブ。
帰りのタクシーって、飛行機の搭乗時間ってあるじゃないですか。
だから、私も、奥様も、少し気持ちは緊張気味。 何があっても搭乗時間には
遅れてはならないという緊張。
しかし、そんな私達夫婦の状況とは、裏腹に、タクシーの運転手さん、
「ああー、ほらそこ、あの電線のとこにいる鳥ね。冠ワシっていって
この辺の鳥なんだよ。 今は、数が減ってるようですよ」
と言って、その鳥が良く見える路肩のところへ、しっかりと自動車の方向指示器を
出して、停車してくれました。
“え!! と、停まっちゃったよ!? ”
と私は内心、冠ワシを見ながらもびっくり。
時間をみると、まだまだ搭乗時間にはかなりの余裕がありましたので、ほっと。 でも、これが石垣なんだ、時間はあるんだから、あせることなんて無いん
だって。
必要以上にあせり、先走り、早く早くと先を急ぐ。
そして、今やそうでなければ、自分の気持ちが落ち着かなくなって来ている。
そんな習慣てきな考え方感じ方が
内地の思考
とでもいうものでしょうか。
私、私達の日常は、やはり、速さ、早さというのは必要な事が多いです。
早く目的が達成されれば、安心も得られます。 だから、この思考というのは
良くないことでは無いと思います。
でも、そうでない思考もあるんだと言う事も知っておくほうが良い。
習慣的に、必要以上に急いでないか、焦ってないか。時間と状況をみて、ゆとり
があるのが分かれば、ゆったりも良い。人同士、見知らぬ相手だとしても、
構えずに、互いに打ち解けようとすると、良き時間がそこにできる。
最終日、私達が、自宅の最寄り駅に到着したのは22時。駅から自宅へは
タクシーで行くことにしました。
「お願いしまーす」とタクシーの運転手さんに声をかけると、後部座席ドアが
パタッと開き、トランクがバン!と開く。
荷物はもちろん自分でトランクへのせて閉めます。
“ちょっと後ろ座席狭いかな~。 ぼくは前に座ろうかなー”
「運転手さん、前の座席良いですかぁー?」(ジェダイ)
「え?! ん~~~~~~」(運転手さん)
・・・・・・・・・・・
「あっ、後ろ入っちゃいます。^^ すみません。」(ジェダイ)
そして、乗った後は、ビューン!! 自動車の加速で、背もたれに身体が
押し付けられます。
自宅について、自分でトランクの荷物をおろし。精算すると、ビューンと
駅のほうへタクシーは走って行きました。
そう、私達は、日常の世界に帰って来たんだと思った瞬間です。
それぞれのタクシー、状況が違うんですよね。 この関東、内地の環境では
こうしなくては上手くないんですよね、きっと。 しょうがない事なんです。
利用者もそれを望んでいるでしょうし。
今回の沖縄旅行。 初日と最終日最後とにタクシーを利用し、それぞれに
別の印象を受けたのには、とても私の心に気づく所がありました。
ちなみに、初日のタクシーの運転手さん。 石垣島がいいなーって思って
内地から渡ってきて、何か仕事はと思い、石垣島でタクシーの運転をしている
と話してくれました。 本心は知る由も無いですが、運転手さん、石垣の生活
満足そうに見えましたよ。
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