さて、静電容量は、上のように書ける訳ですが、この「比例定数」に関して話をする必要がありますね。
まず最初は理由を省略しますが、コンデンサの間に物質を挿みますと、容量が大きくなります。
例えばプラスチックやビニールなんかをはさんでやりますと、溜まる電荷Qが大きくなる、つまり静電容量Cが大きくなるんですね。
つまり「比例定数」っていうのは、「極板の間に挿んでいる物質」(何も挿んでいない場合は、「空気を挿んでいる」と考えます)で決まる値です。プラスチックならいくら、ビニールならいくらといった感じです。この物質で決まる比例定数を「誘電率」と言います。