ウロ

木の洞に頭突っ込み独り言

ジェンダー

2024年05月12日 | 日記

雨がくるまえにと節句飾りを片付ける。

おひなさまと違って片付けにルールがないのは楽だねえ

と言いながら

 

「でもこれって 性差別だよな」

 

そもそも男の子は鎧兜 女の子は雛飾りって

男の幸せは勝利で女の幸せは結婚って言ってるようなもんだ。

これだけ性差問題が浮上しているのに

どうして節句飾りだけ聖域扱いなんだろう。

 

個人的には慣習とかは大事にしたい。

でも 節句に関しては釈然としない。

もともと五月だけ祭日扱いってのも気に入らない。

女の子だけ二回節句があると考えればお得なんだが

それだって性差になるし?

 

 

久しぶりに萩尾望都の「11にいる!」を引っ張り出した。

読み始めて「あれ」と思う。

フロルがヘルメットを外した時

「女性が最終試験に!」とどよめきがあがったことだ。

 

この時代なら宇宙生活に身体的負担はほとんどない筈で

だったら男も女もないだろうし

種族によっては男より女の方が体格がいいこともあるだろうし。

根底にある男女差は想像(創造)力をもってしても崩せなかったか。

 

続・11人いる!では女性の学生も出てくるけれど。

 

同じく萩尾氏の「この子売ります」で。

主人公の父親がプランタンにプロポーズするかどうかで

「ステージに立っている彼女を台所に立たせられるか?」

と迷う場面がある。

実際プランタンは引退を前提に結婚を決める。

あれもなあと思う。

 

時代といえばそれまでだけれど

そういう意味では竹宮恵子の方が自由だったかもなあ。

どうして萩尾氏は作品の中で女性を解放してやらなかったんだろう?

 

 

節句飾りの出し入れのたびに言う。

「私はもっと小さいのがよかった」

旦那は「でも立派な方が子どもも喜ぶだろ」と言う。

「娘は怖がるし 息子も嫌がるし。誰も喜んでねえわ」

息子は新聞紙を丸めて刀にするような男児ではなかったよ。

今でもそうだよ。

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