ウロ

木の洞に頭突っ込み独り言

婚外子の権利 嫡出子の言い分

2013年03月28日 | 日記
婚姻制度を揺るがすものだから婚外子の権利を認めない
と先日書いた。
今朝の新聞に婚外子の人の記事が載っていた。
特殊な例だから、このケースがどうというわけではない。
読んでからあれこれ浮かんできたので、吐き出しておく。

婚外子の相続権利と、世間の差別は別問題である。
私は人を婚外子であるという理由で蔑視したりはしないが
だからといって婚外子に嫡出子と同等の権利を与えるべきだとは思わない。

先に書いたようにそれは法に守られた家族制度を揺るがす事になる。

子どもに罪はない。だが親の因果は子に報いるもんなんだ。


婚外子に相続の権利。
では逆に子が親を養わなければならない時、婚外子も尽力するのだろうか。
生活保護を受けようとした時、子供に「幾らか援助は出来ないか」と問い合わせがいくと聞いたが
婚外子にもそれはいくのだろうか?
親の介護に子供は苦労するが、婚外子を呼びつけ手伝わせる事は可能だろうか。

経済的負担だけじゃない。

法に守られた家庭の中で生きる事が必ずしも幸せとは限らない。
両親が揃っているからといって恵まれた環境に育つとは限らない。


仮に。
私の父親に婚外子がいたとする。
父はたまにその子に会っていたとして、外面のいいあの人の事である。
おいしいものを食べさせ、玩具を買い与え、大きくなれば景気のいい話ばかりするだろう。
世間様が「いい旦那様」と見るとおり、その子は父を「理想の父」と仰ぎ見るだろう。
あの舌打ちもため息も、当たり散らす物音も知らない。
茶碗を投げるもお札を破いて火をつけるも、その子は見ない。
父の言を信じて裕福な家庭を思い描き、死後に財産分与を要求してくる。

そう考えたら無性に腹が立ってきた。

だったら全部背負え! 半分と言わず同等と言わず、全部やる。
(あー 寄与分ぐらいは欲しいかな。入院通院付添い分とか もろもろ手配など ヘルパー時給換算で)
(これまでの精神的負担も考慮して欲しいかな。あの水害の時の労働とかも)
(あんたが食べさせて貰ったおいしいものとか買って貰った玩具とかもな!)(もう いいって)

今の両親の厄介ごと全部持って行ってくれるなら、安いもんだ。それで私の精神の安泰が買える。


婚外子となってしまった事に子供に罪はない 責任はない というのだろう。
それはそうだ。
だが嫡出子である私たちだって親を選んで生まれてきたわけじゃない。
逃げ場のない家庭には、家庭である事のメリットデメリットがあり、どちらかだけを選ぶ事は出来ない。
私たち嫡出子が親の業親の因果を背負うように、婚外子もまた両親の業をその形で背負うだけである。


私は婚外子の権利も夫婦別姓も認めないかんなっ!
都合のいい時ばかりの家族、都合のいい時だけは個人なんて勝手すぎだろ。
つきつめれば「個人」ならば親の財産も苗字もどうでもいい筈だ。
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