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風のスケッチブック

些細な記憶の断片
記憶を記録しておくこと
想いを残さないために

苔玉風鈴

2025-07-04 21:25:42 | 日記

 

〜1978年(高1)のできごと〜

伯母にプレゼントしようと、

神社の屋台で風鈴を買いました

苔玉にぶら下がったガラス風鈴は

音色はもちろん 見た目も涼やかで

かっこいいのでした

 

ところが持っていく途中で転んでしまった…

風鈴は袋の中で割れていました

なんとも悲しくみじめな気分で割れた苔玉風鈴を

伯母に渡すと 伯母は割れた風鈴を残念がる私に

さらりと言うのでした 

「きれいな苔玉だわ ありがとう」 

軒先に苔玉が吊るされました

私のどん底気分は解消されました

 

 

 

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真夏の落ち葉

2025-07-03 15:23:26 | 日記

 

〜1977年(中3)夏休みのできごと〜

丸一日、遊園地のプールで遊びました

帽子をかぶらなかった坊主頭は ウミが出るわ

おでこが腫れるわのひどい日焼けになりました

医者に通って4、5日かかったでしょうか

日焼けはおさまりました

しかしそこからがすごかった…

かゆくて頭をかくとベロリン

頭皮が何度も何度もむけたのです

木から葉っぱが落ちてくるように

私の頭からは頭皮が落ちてくるのでした

 

 

 

 

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イミテーション ゴールド

2025-07-01 09:14:37 | 日記

 

〜1977年(中3)夏のできごと〜

山口百恵の「イミテーション ゴールド」が

流れてきました

私は何気なく、ダメモトで、そばにいた母にたずねました

 

「イミテーション、て何?」

「ニセモノってことよ」

 

(そうか、それでこの歌詞にこのタイトル、納得!

え⁈ でも何でお母ちゃん知ってるの…?)

大正生まれの母が 意外や高学歴であったことを

知ったのは それから何十年も経ってから

誰かから聞いてのことでした

 

 

 

 

 

 

 

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ファミリーサイズのアイスクリーム

2025-06-29 18:26:05 | 日記

 

〜1970年代のできごと〜

ファミリーサイズのアイスクリーム…

安いのでたびたび買ってきた母ですが

大雑把な彼女はきちんとミシン目から

開けるのが苦手らしい

いつも箱横のつなぎ目をビリッと破って

スプーンでほじくって 食べ始めの1番手を

やってしまうのでした

そして後から食べる私たちの不評を買うのでした

その上 母は箱の内側についたアイスクリームを

開けてすぐ こそげてなめてしまうので長姉から

大目玉を食らっていました

「お母ちゃん、そういうのは最後にやってよね!」

 

それも今では ただただ懐かしく

微笑ましい記憶です

 

 

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扇風機

2025-06-28 17:17:36 | 日記

 

〜1960年代のできごと〜

お隣の扇風機はオンボロで

スイッチを入れるとガガガ!と音を立てながら

追いかけてくるんだって…

私はそれを聞き

「お隣の鬼ババが扇風機に追いかけられるの図」

を想像してひとりニヤけるのでありました

 

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