〜1978年(高1)のできごと〜
伯母にプレゼントしようと、
神社の屋台で風鈴を買いました
苔玉にぶら下がったガラス風鈴は
音色はもちろん 見た目も涼やかで
かっこいいのでした
ところが持っていく途中で転んでしまった…
風鈴は袋の中で割れていました
なんとも悲しくみじめな気分で割れた苔玉風鈴を
伯母に渡すと 伯母は割れた風鈴を残念がる私に
さらりと言うのでした
「きれいな苔玉だわ ありがとう」
軒先に苔玉が吊るされました
私のどん底気分は解消されました
〜1978年(高1)のできごと〜
伯母にプレゼントしようと、
神社の屋台で風鈴を買いました
苔玉にぶら下がったガラス風鈴は
音色はもちろん 見た目も涼やかで
かっこいいのでした
ところが持っていく途中で転んでしまった…
風鈴は袋の中で割れていました
なんとも悲しくみじめな気分で割れた苔玉風鈴を
伯母に渡すと 伯母は割れた風鈴を残念がる私に
さらりと言うのでした
「きれいな苔玉だわ ありがとう」
軒先に苔玉が吊るされました
私のどん底気分は解消されました
〜1977年(中3)夏休みのできごと〜
丸一日、遊園地のプールで遊びました
帽子をかぶらなかった坊主頭は ウミが出るわ
おでこが腫れるわのひどい日焼けになりました
医者に通って4、5日かかったでしょうか
日焼けはおさまりました
しかしそこからがすごかった…
かゆくて頭をかくとベロリン
頭皮が何度も何度もむけたのです
木から葉っぱが落ちてくるように
私の頭からは頭皮が落ちてくるのでした
〜1977年(中3)夏のできごと〜
山口百恵の「イミテーション ゴールド」が
流れてきました
私は何気なく、ダメモトで、そばにいた母にたずねました
「イミテーション、て何?」
「ニセモノってことよ」
(そうか、それでこの歌詞にこのタイトル、納得!
え⁈ でも何でお母ちゃん知ってるの…?)
大正生まれの母が 意外や高学歴であったことを
知ったのは それから何十年も経ってから
誰かから聞いてのことでした
〜1970年代のできごと〜
ファミリーサイズのアイスクリーム…
安いのでたびたび買ってきた母ですが
大雑把な彼女はきちんとミシン目から
開けるのが苦手らしい
いつも箱横のつなぎ目をビリッと破って
スプーンでほじくって 食べ始めの1番手を
やってしまうのでした
そして後から食べる私たちの不評を買うのでした
その上 母は箱の内側についたアイスクリームを
開けてすぐ こそげてなめてしまうので長姉から
大目玉を食らっていました
「お母ちゃん、そういうのは最後にやってよね!」
それも今では ただただ懐かしく
微笑ましい記憶です
〜1960年代のできごと〜
お隣の扇風機はオンボロで
スイッチを入れるとガガガ!と音を立てながら
追いかけてくるんだって…
私はそれを聞き
「お隣の鬼ババが扇風機に追いかけられるの図」
を想像してひとりニヤけるのでありました