真平山 まひらやま
山行日 2014年3月3日
標高 298.6m
登山口 三豊市三野町吉津正本 トイレのある小さな公園
※仁尾側にもあります
駐車場 トイレ傍(仁尾側にはなし、車道広い路肩)
トイレ あり(仁尾側にはなし)
水場 なし
メンバ- 単独
ここのところの陽気でうっすらと雪を纏った阿讃の山がいつのまにか黒々とした姿に戻り、山の麓から流れてくる川の水が、ほんのわずか、心持ち水量が増えて冷たそうな気配です。
それまで川面でジッと集団になってかたまっていた鴨たちも、羽をばたつかせ活発に小魚を漁るようになった。
どこに姿を隠していたのか、裏山にはいつの間にか白鷺が集まり、巣作りの準備を始めている。
冬の間ひっそりしていた葦や木が茂る川の中洲からはウグィスやホオジロの鳴き声に混じって、ときおり雉の鋭い鳴き声が響き、
里はすっかり春の気配です。
年が明けて以後、通い詰めている七宝山と荘内半島の山々、ようやく真平山から妙見山まで繋がったが、まだ歩きたいところがたくさん残っている。
行けば行くほどに、歩きたくなる尾根や新しい道が現れ、大概は半日程度の軽い歩きなので昼食をすませて午後から出かけるとよいのですが、山のどこかで食べることが楽しみなので、弁当を持って出かけることが続いている。
少し長時間歩きそうなときは缶ビ-ル一本と皮付きピ-ナッツを忍び込ませて。
今日は先日に歩いた真平山、仁尾への道を山頂および243mピ-クへの下りの間の二カ所で見つけましたが、その道を辿ってみることにしました。
また、従前は本ル-トしか歩いたことがなかったのですが、新たに赤道が出来ていたので、その道も歩いてみることにしました。
真平山は七宝山の一部です。
まったいらやまと読めなくもないのですが、思わずしんぺいざんと読みたくなります。
これは間違いで、昔から地元の方たちは「まひらやま」と呼び親しんでいるとのこと。
山頂は歩いてみるとよく分かるのですが、南北に細長く平らで歩きよい形です。
すぐ北に鞍部を越えたところに243mピ-クがあるのですが、ここも山頂は平らで歩きよい。
先日坊主さんと歩いたときに、間違ってここを真平山と思い込んだほどです。
ひょっとするとこの243mピ-クも含めての真平山なのかどうか、それとも別な山名があるのかも分からない。
とりあえず、今日は仁尾側のどこへ降り立つのか興味津々で、下りる場所によっては、後日の七宝連山縦走の周回ル-トにしようかと思ってるところ。
今日は3月3日桃の節句なのでス-パ-に寄って、お寿司を買い、テルモスに熱いお湯を入れて、出かけます。
車をトイレ傍の広場に駐めて12:05、出発。
ル-ト図を示したマップが設置されているので、確認をする。
青線の本ル-トを辿って山頂へ行き、緑線を歩いて仁尾側の登山口を確認し、そして赤線を辿って下山しよう。
この登山道マップはどうやって作ったんでしょう?
国土地理院の地図を開いてみると作図機能がついてますが、これほど滑らかには出来なかったので、他のものかも知れない。
道端にはこの時期定番のオオイヌノフグリが鮮やかなブル-の花を咲かせています。
左への道が赤道ル-トなので復路に使うことにして、右側の本ル-トを歩きます。
正面の山が真平山、ここからも山頂が平らに見えていました。
ホトケノザも日を浴びて満開です。
スミレが一輪だけ咲いてましたが、撮った写真はピンボケでおまけに花が俯いています。
たぶん、このあたりでよく見かけるナガバノタチツボスミレではないかと…?
龍王神社に来ました。
ここは展望所にもなっていて、登山口となっている吉津がよく見下ろすことができます。
ややオレンジ色の肌をした大きな木が傍にあります。
6月頃に丸くて大粒の赤い実が生り、タンニンが含まれてますので食べるとほんの少し渋みがありますが、甘くて美味しい。
ジャムや地方によればジュ-スにして売られてもいます。
吉津方面の景色です。
赤い屋根が見えるところが登山口付近のようで、山条山や爺神山、鬼ヶ臼山と大麻山や五岳山、その奥には阿讃山脈が見えています。
左には木の陰になっていますが、吉津小学校の校舎とグラウンドが小さな丘の上に建ってます。
左にカメラを振ると、三野と詫間の町、汐木山、奥に竜王山、毘沙古山、貴峰山。
山頂到着。
ここまでの歩く道は少し急な道ですので頑張りすぎると汗がでますが、ゆっくり登っても30分とかかりません。
さて、ここから道標に従って仁尾側へと下りてゆきます。
ル-ト上にはトラロ-プがずんやり張られていますので、迷うことはありません。
山頂から5分とかからずに展望所に着きました。
太陽博覧会のあった仁尾の町とその沖に浮かぶ大蔦島、小蔦島。
太陽博覧会は1981年から2年間開催されたので、もう30年を過ぎてるのですね。
あの頃のこの町はそれはそれは賑やかだったのですが、いまは昔、静かな町に戻っています。
その成果がいまのソ-ラ-システムとなって、あちこちのお家で空き地でパネルがどんどん設置されています。
ここでちょっと遅めのお昼ご飯としました。
仁尾側の登山口はどこだろう?
左写真の真ん中にこの山から派生した小屋の建った尾根の突先が見えていますが、そこには白いガ-ドレ-ルの道があります。
そこではないかとこの時点で検討をつけました。
ズ-ムで引き寄せた右写真の右端に赤い鳥居が道端にズら-ッと並んでいます、お稲荷さんがあるのでしょうか。
寄ってみたい気がしましたが、ここからはだいぶ距離がありそうです。
14分ほど休んで、七宝桜の木のある方向に進むことにしました。
オレンジ色の樹肌はやはりヤマモモでしょうか、実の生る頃に来てみたいものですが、大きい木なので生る実はそうとうに上の方でしょう、これじゃあ、採れないわ。
今年の冬はよく雨が降るので季節外れのキノコが生えていました。
子どもの頃によく採って食したアブラタケ、と言ってましたがそれによく似ています。
見覚えのある場所に出ました。
先日、歩いた真平山から243mピ-クへの稜線のようです。
この木が七宝桜のようです。
同じく七宝山の志保山側にも桜の木があるので、採れそうもないヤマモモは諦めて4月にここを縦走するのもいいようです。
七宝桜の位置からも展望が好くて、ピ-ク243mの向こうには志々島、粟島、佐柳島、小島、高見島の島々が一望。
原子力工学センタ-が建てられている多度津の臨海工業団地と遠くには瀬戸大橋。
紫雲出山の頂がちょこんと…。
元来た道を引き返し、仁尾側へと下ります。
歩きよい道が続いていますが、右側は荒れていて元畑地だったようです。
仁尾側登山口に着きました。
稜線からはかなり近い位置で、七宝桜から遠回りしてでもわずかに8分でした。
ミカン畑の道をどんどん下り、車道まで下りてみました。
上の展望所から眺めた、派生する尾根の小屋のある突先で間違いなかったようです。
アスファルトのカ-ブの広い路肩のところまでにして、登山口へと引き返しましたが、どうやらその先は加嶺峠近くの道に降り立つものと思えました。
登山口から尾根に登り返します。
稜線にはわずかに3分で到着。
先日に見たコンクリ-トの貯水槽がありました。
あっけなさ過ぎます。
稜線を山頂方向へと歩くと、再び七宝桜へ。
再び瀬戸の島を写真に撮りましたが、今度は志々島、高見島の少し奥に浮かぶ広島をズ-ムアップ。
以前に登ったことのある王頭山と心経山がはっきりと写っていました。
上空でミサゴの鳴き声、急いで写真に撮る。
山頂近くにある大松に寄ってみました。
山頂まで引き返して、赤道ル-トへと下山します。
本ル-トより赤道ル-トのほうが400mほど距離が長いようですが、それでも1240mですから、下山はあっと言う間でしょう。
「あっ!」着いた。
ちゃうちゃう、そんなわけない。
イノシシのヌタ場は先日見たときより一段と深く掘り返されてましたよ。
木の細い幹に牙跡。
どうやら1才にもなってないような小さなイノシシのようですね。
気持ちのよい尾根を下ります。
この尾根からも仁尾側の町が見えました。
おや、この枯れた葉の木は、だれかさんのブログで見ましたよ。
確か、冬になっても落ちない葉の木ということで受験生にも縁起がいいとか、ヤマコウバシ?
ル-トが尾根から外れて左へと振っています。
尾根方向には通行止めの木がなん本か横たわってますが、先日には吉津峠からこの尾根を辿って、横たわった木を跨いだのです。
ここも畑跡地でしょうか、古い石垣が残されていました。
やがて、日の当たる林道に出て、登り始めの登山口の道に合流。
小さな公園の道沿いには県指定無形民俗文化財・吉津夫婦獅子の里と書かれた大きな看板が立っていたが、これは秋の例大祭としてこの近くの神社で行われている獅子舞でしょうか?
一度見たいものですね。
登りだして2時間で駐車して置いた車に帰ってきました。
さて、これから車で仁尾側の登山口へと移動し、登山口までの道の確認です。
吉津側登山口12:05-<本ル-ト>-真平山山頂12:34-12:38藤美展望所12:52-七宝桜12:58-仁尾側登山口13:06-<しばら畑道および車道歩き>-再び仁尾側登山口13:23-稜線13:26-再び七宝桜13:30-大松に寄り再び真平山山頂13:41-<赤道>-林道13:55-14:06吉津側登山口
※地図上左クリック→グ-グルマップへ移動
(注)仁尾側登山口へ車で行かれる場合はミカン畑上のほうで私道になります、道狭く車は止められませんのでご注意ください。
吉津峠から仁尾側へと走り、北草木というところから加嶺峠方面へ。
途中で七宝稲荷という看板があるところの三叉路には四国の道の道標があって、その柱に「七宝山」への案内板が括りつけられていました。
あとで気がついたのですが、この七宝稲荷が、山の展望所から眺め下ろしたときに見かけた赤い鳥居のたくさんあった神社のようでした。
車道を道標に従って、登って行きます。
だいぶ走ったところで、カ-ブのところが広い路肩になってます。
そこのガ-ドレ-ルには「七宝山へ登られる方への注意書き」の看板が…。
この上50m先からは私道のため道狭く、車でのすれ違い困難、この付近の路肩広いところに駐車して登山口へお越し下さい、と書かれてました。
注意書き看板は登山口迄へは400mほどのところでした。
そこへ車を駐めて、テクテクと車道を歩きます。
すると、山の上から眺めた小屋が見えてきました。
右への道が私道で、登山口への道でした。
確認しましたので、帰ることにしました。
帰路、真平山を回り込むようにして吉津峠へ向かいます。
この日は昨日までのPM2.5によるどんよりした空気ではなく、遠くまで見通せる澄んだ爽やかな空気。
空はどこまでも青く、雲が真っ白でした。
冬に逆もどりしたような寒い一日でした。
ぱらつく雨が一時雪まじりになってました。
七宝山もこれだけ歩きまわられると丸裸状態、風邪をひくかも。
それにしても近くでよい遊び場を見つけましたね。
粉雪が舞いましたがな、鼻水がたら~りたらたら流しながら、今日も七宝山を徘徊しとりました。
七宝連山を端から端まで縦走しようと思ってたのですが、止めて、高屋神社から稲積山へ出て、そこから志保山-真平山-加嶺峠へと下りました。
財田川から不動の滝の西尾根を辿るのが正解なんやけど、この尾根は景色よくないし、やっぱ縦走は稲積山になってしまいます。
今日も収穫ありましたで、志保山を吉津峠へと下ってる途中でこの辺りを整備してる方にお会いしました。
この方の案内で中腹にある風穴を見ることが出来ましたわ。
なんでもその昔、その風穴で養蚕をしていたらしい。
明治40年代の頃のものやとおっしゃってたから、今からおおよそ100年前のことやわ、驚いたわ~。
大丈夫やで、まだ帽子と靴と靴下を脱がした程度やがな。
これから上着を剥いで、ズボンを脱がさなあかん。
シャツとパンツはまだまだ先のことやで~、ヒッヒッヒ~
どんだけ遊ぶつもりです?
ははーん、分かった。
七宝山のガイドブック作って一儲けを狙ってますな。
むらくもさん、おせっかいのことありがとうござます。
取り敢えずkeitannさんのブログに投稿しました。
これで彼女にメールアドレスが届くんですよね。
ちゃうちゃう。
や~きゅう~す~るなら~ ♪♪
こんばんは
アンジーパパさん
むらくもさんの七宝山詣でが金目当てというとこまでは
しぇーかーい
でもね、ねらってるのは 埋蔵金
ホンマにあると思うとるスカタンがまだあるんですわ~
さ~て、文化財として保護されるのが先か、保健所に保護されるのが先か
よーーーいどん!!!
今日は屋島へ。
地蔵寺~県木園~屋島古道、腰はどもなし。
へっへ~~。
さ~~て、むらくもはん、行きまっせーーー。
って、どこへ??????
むらくもさん
七宝山を丸裸にするのに野球拳ですか。
もうパンツいっちょやないの、風邪ひかんようにね。
買い物に出かけるのに震えましたわ。
ニョロニョロや虫も土穴から顔を出してたのにね~、引っ込みました。
どうやら15日頃から暖かくなるそうですので、もう少し辛抱がいりそうです。
アンジ-パパさん こんばんは
七宝山、手強いですわ。
もう、何日通ったかしゃん、あらためて数えたら年明け後12日通ってます。
七つのお宝、いっちょも手がかりなし、あきません。
空海さん、どこへ隠したんやろか。
まだ歩いてないところは、稲積山の東の崖と西の海へ落ち込む急斜面だわ。
海もイヤだけど崖はもっとイヤだな~。
というわけで、一応七宝山はシッポ巻いてこれにて退散…ほんとかな?
取りあえず、今後は荘内の真ん中から先っちょにかけて、ぽちぽちあるよ。
ありがとうございます。
やっぱりアンジ-パパさんは頭がよくて回転が速い、ぐるぐる回ってるわ、そのうえ優しい、いい男やわ。
こったけ誉め倒したら、なんか出るやろ、ふっふっふ~
アンジ-パパさんに返事してる間に、ちょろちょろっと出てきやがったな~。
ニョロニョロも虫もこの寒さですっこんだぞ。
う~むむ、これだから坊主は油断ならん、なんまんだぶ~。
ちっくしょ-、スカタン扱いしやがったな、スカタンとはなんだ、アホタン。
腰は快調、よかったよかった、晴れ間が出てお天気はまずまずだったけど、風も冷たかったやろ~。
だけど地蔵寺ってどこ?
長崎の鼻ちゃんは見かけなかった?
エサはやっちゃいかんよ。
後ろから突っかかってくるぞ~。
これで寒さもいよいよ終わりで、この寒波が去ると本格的な春がやってきますね。
グランマ-さんではないけれど行く山はあちこちとメジロ押しですぞ。
こんばんは
今日は虎丸山へ。
風呂地区から破線の道を通って山頂へ行き、別所(べっそう)地区へ下って
登山口近くまで来たところ、道ばたにかわいいお尻が見え隠れ。
最初は「タヌキ?」と思ったのですが、よくみるとイノシシ。
大きさはウリボーくらいですが、シマシマは消えていました。
近くにおっかさんがいたら大変と思い、鈴を鳴らしたり手をたたいても
なかなか気づいてもらえず立ち往生。
しばらくしてようやく立ち去り、おっかさんもいないことを確認して通過できました。
名札もつけておらず、名前もきかなかったので長崎の鼻ちゃんか否かは不明。
屋島の地蔵寺は屋島小学校の北北西のお寺マークのところ。
尾根づたいにルートがあります。
わたしゃも温泉に浸かって来ましたよ~ん。
祖谷の湯宿大歩危峡まんなかでした。
源泉は18度なんですが、硫黄成分が入っているらしくて、お風呂は硫黄の匂いがぷ-ん、気持ちよかったっす。
お山は鶏足山でした。
福寿草が咲き始めたとこだったので、見頃はもう少し先のようですが、それでもぽろぽろとあちこちに散らばって30輪ほどあったでしょうか、この花は花弁が艶やかできれいですわ。
ついでにエントツ山さんを見倣って、東にある標高1129.8mの三角点・重松へも足を伸ばして、引き返してきました。
さらにその東には標高1173.6m三角点・有瀬北があって、三方山へと繋がってますがあの尾根筋、なかなかいい尾根だわ。
黒滝山から吉野川へ落ち込む尾根も眺めてきました。
残雪も少しあって、気持ちよかったわ。
坊主さん 連日の山歩きですね。
もう腰痛は完璧に治ったようでよかった。
一時はしばらく山歩きは控えないかんものと心配しておりましたわ、折角雪解けが始まってるのに、どうするんやな~んてね。
いのししの親離れは生まれて丁度一年目の春だそうですので、親離れをした直後かも分かりませんね。
一人で食糧を探さないいといかんようになってもうたので、必死でエサを探してて、坊主さんに気がつかなかった可能性が高いわ。
それとも…坊主さんには人間の臭いがない…あんた…だれ???
ル-トありがとう。
歩いた道、古道と併せて把握できました。
鶏足山、お疲れ様でした。
そのコース歩いてみたいと思っているのですが、まだ行けていません。父親の古里なのに・・・。
国体の競技場を作るために林道をつけてから、福寿草がずいぶん減ったそうですが、楽しめてなりよりです。
ずんだ餅が帰省していたので、その相手をしてて山に行けてないです。
寒さが戻ってきたので、石鎚山へ行きたかったのですが・・・。
七宝山をずいぶん歩かれましたが、いよいよ妙見山~横峰山を歩かれますか。
私も近々、再チャレンジします。
アンジーパパさん
いっぷく峠、忘れていませんよ!
雪が消えたら是非行きましょう。
段取りしますね。
坊主さん
腰、良くなったようでなりよりです。
また、ぶり返さないように気をつけてね。