今日は午前中から野暮用があったため、あまり遠出はせずに「サヨリ」の偵察に行ってきた。
外房のサヨリと言えば、毎年10月~11月に大群で接岸する新子(いわゆるエンピツサヨリ)と、12月以降に回遊してくる30センチ級の大型サヨリが知られている。
本日のターゲットは、もちろんかわいい「エンピツサヨリ」。
管理人の大好きな釣りもののひとつである。
今年は例年に比べて接岸が遅れていたが、先週末あたりからようやく群れが回ってきたらしい。
さて、今年のサヨリはいったいどんな具合だろう♪
まずやってきたのは、大原、岩船漁港。
サヨリの時期になると、管理人が必ず最初にチェックするャCントである。
時刻はちょうど夜明け前。
常夜灯で照らされた海面を見てみると、小魚の「もじり」がたくさん見える。
おお!これはサヨリの群れか!?
さっそくへら竿3.3Mを取り出し、シモリ玉仕鰍ッをセット。
針は秋田狐2号。餌はオキアミのムキ身。
もじりの中に仕鰍ッを投入し、軽く誘いをかけながらアタリを待つ。
しかし、一向にサヨリのアタリはない。
あれれ?おかしいな。
朝日が昇り、次第に周囲が明るくなってきたところで「もじり」の正体をよーく目を凝らして見てみると・・・
あらま!イナっ子の群れじゃないか!
水コマセまいて損した(笑)。
今日は時間がないので深追いはせず、即、場所移動。
国道128号線を北上して次に向かったのは、大原漁港。
港内をぐるっと見回ってみたが、サヨリ狙いの地元釣り師の姿はない。
地元釣り師がいないということは、釣れていないということだ。
港内にはほどよい薄濁りが入っていて、絶好のカイズ日和とも思えたが、今日はサヨリ仕鰍ッしか持ってきていない。
後ろ髪をひかれつつ、またまた移動。
128号線をさらに北上して、最後にやってきたのは太東漁港。
ここでは、先週末あたりからサヨリが釣れているという。

さっそくメインャCントの港内荷揚げ場の岸壁に行ってみると、およよ!大変な人出!
さすが、皆さん情報が早いね(笑)。
スロープ脇の岸壁角に陣取った地元師たちのバケツをのぞかせてもらうと、まずまずの型のサヨリがそこそこ釣れていた。

しかし、「入れ食い」という状況ではないらしい。
地元師の一人が、「2~3日前までよく釣れたんだけどよう、もう群れはいねえなあ。拾い釣りだなあ。」と言う。
第二波、第三波の群れが入ってきていないのだろう。
それでも、今年初めてのサヨリの顔は見ることができそうだ。
管理人も早速地元師の横で竿を出してみた。
仕鰍ッを投入するとすぐに、青く細長い影がすーっと餌に近寄ってくる。
軽く糸を張って餌を浮かせ、誘いをかけてやると、それまで水中で白っぽく見えていた餌がふっと視界から消える。サヨリが口でくわえたからだ。
次の瞬間、アタリ取り用の小さなシモリ玉がすっと水中に沈むので、軽く竿を立てて合わせを入れてやる。
なかなかエキサイティングなサイト・フィッシングだ。
サヨリのアタリはャcャcと飽きない程度にあったが、いかんせん少ない魚の拾い釣り。
なかなか数が伸びない。
結局、小一時間ほどの釣りで9匹の貧果。

管理人的には大変不本意な結果ではあるが、時間切れにつき本日の釣りはここまで。
荷物を片付け、公園駐車場下の港内最奥の岸壁のャCントをチェックすると、こちらでも順調にサヨリが釣れていた。
外海のうねりが港内にまで入ってくるような日は、むしろこっちの方が期待できそうだ。

というわけで、外房のエンピツサヨリは本日現在そこそこ釣れてはいるものの群れは小さく、本来の最盛期のような「大群うじゃうじゃで入れ食い、網ですくった方が早いんでねーの?」という状況ではないようである。
サヨリちゃん、今どこにいるのかな?
早く来てくれないと、おじさんほかの魚釣りに行っちゃうぞ。
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本日のBGM

ERIC CLAPTON "461 OCEAN BOULEVARD" (1974)