今週末も野暮用の隙間を縫って、朝マヅメ一本勝負の弾丸釣行。
ルアータックル一式車に積んで、初夏の青物狙いのホーム磯に出鰍ッてみた。
低気圧通過の影響が残り、海は少々荒れ模様。
高い足場の磯に立って見渡した限りでは、やろうと思えばやれなくもなさそうだが、足元が濡れているのが気になる。
そこで、すぐに釣り座となる岩には降りず、少し様子を見ることにした。

スマホで海の写真を撮ったり、潮汐情報や波浪情報をチェックしたりして10分ほど経った頃だろうか。
ふと異様な気配を感じて顔を上げたところ、ひときわ大きなウネリが目の前に迫り、次の瞬間、ドーンという轟音とともに盛大な波しぶきが降りかかってきた。
うわ、やばい!スマホ濡れた!
いや、それよりも、下に降りていなくてよかった。
この海で流されたら、命にかかわる。
私はすぐにその場から撤収した。
近年、波に飛ばされるような荒磯で釣りをして、それをあたかもカッコいいこと、武勇伝のように語る風潮が一部に見られるのは残念なことである。
ウエットスーツやヘルメットが「身を守ってくれる」と考えるのは間違い。死ぬ確率が少しだけ下がるに過ぎない。
「危ないと思ったらすぐに撤退する勇気を持ち、限界をしっかり見極めながら釣りをすることが大事」などともっともらしく話す釣り人もいるが、それは生きているから言えること。
もしも不幸にも海で命を落としてしまった釣り人の声を聞くことができるなら、彼らはきっと違うことを語るだろう。
その後は、波裏のャCントでヒラメでも居ないかとワームを引いたりしてみたが、モチベーションが全く上がらず、予定時刻前に帰路に着いた。

◇◇◇◇◇
釣果が無いので、晩酌の肴は途中の道の駅で仕入れた大多喜産のタケノコとワラビ。



タケノコは、茹でたてをスライスしてそのまま頂いた。
えぐみが無く、ほんのり甘くて美味♪
ワラビはしっかりとアク抜きをして卵とじで頂いたが、こちらも美味しい。


そして、近所のスーパーで仕入れた熊本産の活アサリを味噌汁で頂いた。
震災前に出荷され、関東の流通拠点で畜養されていたものだろうか。


がんばれくまモン!
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