Not For Sale

　
９月某日　　釣果：ハゼ約５０匹、セイゴ３匹、コトヒキ２匹

先週に引き続き、ハゼを狙って一宮川河口に出かけた。
わが家では、クロダイやメジナを釣って帰るよりもハゼの方が喜ばれる。
白身の天ぷらは最高。うちの娘達の大好物である。

とてもおいしい魚なのに、魚屋でハゼを売っているのを見たことがないのはなぜなのだろうか、と居酒屋で友人と話したことがある。
我々の結論は、
①旦那が釣りをする家庭の主婦は、魚屋で金を払ってハゼを買ったりはしない。
②釣りをしない家庭の主婦は、ハゼの姿かたちを見て気持ち悪がって敬遠してしまい、やはり買わない。
③ゆえに、ハゼを扱っても商売にならない。
というものであった。

朝５時半、一宮川河口に到着。
河口南岸へ折れていつもの場所へ。
今日はすでに先客が３人入っている。挨拶をして隣に入れてもらう。
今日は先週の教訓から、竿は１本だけにした。
その代わり３本針仕鰍ｯにして、１荷で数を伸ばそうという作戦である。
狙いは的中し、ダブル、トリプルと入れ鰍ｩりになる。
竿を手持ちにして、少しさびいてやると次々に鰍ｩってくる。

ハゼに混じって、約２５センチのまずまずの型のセイゴや、コトヒキの幼魚も釣れた。
隣の人はチンチン（クロダイの当歳魚）を釣っていた。
先月、南白亀川で釣れたの全部キビレだったが、ここで釣れていたのはキビレではない。

朝も８時を過ぎると、周囲は地元の家族連れでいっぱいになってきた。
わが家で食べるにはすでに十分過ぎるくらい釣れたので、小学生の男の子を連れてやってきたおじいさんに釣り座を譲って納竿とした。

本日の釣果：　ハゼ約５０匹、セイゴ３匹、コトヒキ２匹

（２００１年９月）