潮待小屋

仁義無き戦い~一宮抗争勃発

 
9月某日  釣果:ハゼ約30匹、セイゴ3匹

旬のハゼを狙って一宮川河口に出かけた。

朝4時半、一宮川河口に到着。
この川は、河口直前で大きく左にカーブした後、海にそそぐ。
そのカーブの外側が、水深もあり、好ャCントが続いている。



車で行ける所まで行くと、河口の岬先端近くに4~5台止められる駐車スペースがある。
そこまでの道はかなりの凸凹があり、車高の低い車は腹を打つかもしれないので注意がいる。
街灯などもちろんなく、夜は真っ暗。
ガードレールも無く、すぐ下は川なので結構こわい。

潮は上げ7分程度。夜が明けるまでの間、シーバス(スズキ)狙いでミノーを投げてみるが、生命反応はない。

夜が明けてきたので、本命ハゼ狙いの仕鰍ッに切り替えて釣り開始。
テトラ帯の切れ目に釣り座をとり、三脚を立てて竿を3本並べる。
ちょうど満潮で、上げの流れが止まった。

釣り始めてすぐにアタリ。15センチ程のこの時期にしてはまずまずの型だ。
他の竿にも次々とアタリがくる。
投げてはアタリ、魚をはずしている間に他の竿にアタリで、かなり忙しい。

やがて、下げ潮で川が流れ始めた。
かなり速い流れだ。魚をはずしている間に、他の仕鰍ッがあれよあれよという間に大きく右方向へ流されていってしまう。
どうにも収拾がつかなくなり、竿2本を上げて、残り1本だけで釣ることにした。

7時過ぎ、対岸の浅瀬からウエーダーをはいた立ちこみ釣り師が3人現れ、川の中央付近まで入ってきた。
腰のあたりまで浸かり、延べ竿で手返しよく数釣りをするスタイルである。
中々粋な釣り方だと思う。

ところが、ここでトラブルが発生してしまった。
彼らが立ちこんできたャCントは、ちょうどこちら側の投げ釣りオヤジ(私を含む)達がそれまで狙っていたャCントだったのである。
一人のおじさんが大声で「そこあぶねえぞー。」と怒鳴りながら、わざとらしく仕鰍ッを投げ入れる。
冗談じゃなく本当に危ない。
あたったらどうするんだ!?

立ちこみ師達はしばらくこちらをにらんでいたが、やがて上流に場所を移動した。
飛び道具にはかなわないと思ったのだろうか。
なんだか剣呑な雰囲気で興醒めしてしまい、早々に納竿することにした。

帰り際、荷物を片付けていると、崩れテトラの横に流れに耐えるようにしてぴったりと付いているフッコ(目測50センチ)を発見。
再びロッドを取り出し、ミノー(マリア;エンゼルキッス)を付けてフッコの目の前50センチのところを通してやるが、まったく反応しない。
角度を変えて3回ほど引いたところで、「うざったい」とでも思ったのか、体を反転させて川の流心深くへと消えていった。
悔しい。
青イソメの房鰍ッをノーシンカーで流してやればよかったかな。

本日の釣果: ハゼ約30匹、セイゴ3匹

(2001年9月)

 

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