◯◯◯ですから。

いいやま線とか、、、飯山鐡道、東京電燈西大滝ダム信濃川発電所、鉄道省信濃川発電所工事材料運搬線

稲刈りの頃の平

2018-11-13 01:12:47 | 飯山線

米どころの様相の信濃平

これまでも何度も平と言っては、雪原だったり水鏡だったり夏の入道雲に金色の稲穂と楽しませてくれた場所です

飯山鉄道を飯山止まりではなく、せめて戸狩まではという郡会決定がなされて地元の補助金が投入されたと伝えられている区間ではありますが、線形がここまで直線的に飯山から戸狩まで伸びているのに疑問を持ちませんか?(電力会社が飯山鉄道の西大滝までの延伸を決定したことともリンクしています)

時は信越電力株式会社の青地雄太郎氏が現地を視察した上で、西大滝まで飯山鉄道を延伸する金を出すというような状況です

視察が大正七年で、そこから飯山鉄道の延伸どころか当初の豊野から飯山までの区間の着工までもが現実的なものとして動き出したわけです

一方で、その二年後の大正九年です

飯山市史を引用します

大正九年二月下水内郡長高野忠衛から「飯山鉄道を西大滝まで延長するため、八十万円の増株募集が町村長と有力者の協議会で決定した。ついては、貴村で六万五千円の分担をお願いしたい。おな、株式募集方の嘱託引受人を飯山鉄道会社に内報されたい」との新株募集の依頼書が柳原村長に届いた。
これを受けて柳原村では、同年五月二日に区長と募集委員の合同会議を開き、県税戸数受領の割合で千株を各集落に割り当てている。
同年二月十日飯山鉄道株式会社は飯山町長ほか、柳原・外様・常盤・太田・岡山各村長に土地測量の立ち入り依頼書を差し出している。
「今回豊野ー飯山間の鉄道を延長し、岡山村字西大滝に至る十二哩を合わせ鉄道敷設いたしたくその筋へ免許を申請した。ついては、測量のため貴村地籍内に立ち入りたいので申請します。」
西大滝延長に当たって、現在の北飯山駅近くから柳原村小佐原、外様村布施田神村東側、常盤村小泉西側を経て現在の戸狩駅に達する路線と、現在のJR飯山線の常盤村水沢を通る路線とを比較検討のため立ち入り測量した。
測量の結果はあきらかではないが、工事の容易さ、経済効果面などから、飯山鉄道は常盤村を通過する路線に落ち着いたのであった。
大正九年五月二日下水内郡会議事院において飯山鉄道は臨時株主総会を開き、西大滝に至る約十三哩の延長と資本金三百万円として株式を六万株に増株することを決定した。
飯山鉄道株式会社は、五月三日に柳原村長に、貴村の協力によって規定の株主人員の確保ができ臨時株主総会が無事終了したことを報告している。


参考ですが、飯山市史にはこのような画像も残っているので、引用します



されど平とはいえ、歴史が残っています

そんな区間を走る飯山線です




いつものアップダウン

2018-11-11 11:11:11 | 飯山線

飯山線の飯山鐡道区間の最急こう配は20‰のはず(飯山鐡道にぞっこんで、省線十日町線区間への興味がすっ飛んでいる)

ここも確か20‰だったと記憶してるものの、手元に資料がないので不正確

まぁ、その辺の数値的なものはどうでも良くって、ここの一気に高度を上げてくる感じが好き

飯山線の中でも特に急な勾配を感じられるポイントで、これまで何度か出しているけれども、毎度まいどで超望遠でぶち抜きたくなる