< 今まで、コメントを下さった皆様へ >
これまで何度も、私達を心配するコメント、応援してくださるコメント、ありがとうございました。
こうして、親身になって、私と一緒に考え悩んでくれている方々がいると思うと、胸が熱くなりました。
本当に、ありがとうございます。
非難当時すずの事は、自宅に置いて来てしまいましたが、決して見殺しにする事は考えていませんでした。
そうなる前に必ず、必ず、何が何でも、迎えに行くと心に決めていました。
それまでの間がとてもとても不安だったのです。
連れて行けなかった理由は、以前のブログに書いた他にも沢山の考えがあっての事でした。
やはり、犬と違って猫は、リードを付けてトイレを済ませる生き物ではなく、
環境が変わっただけで、トイレを我慢してしまいます。
例えば、非難所も親戚の家でも、すずは1日中、狭いキャリーバックの中で過ごさなければなりません。
たとえトイレの為に、外へ出しても、その時にちゃんと用を済ませる事は、犬とは違い難しいものです。
尿結石の持病がある、すずにオシッコを我慢させる事は、尿毒症になりかねません。
それなら、地震で崩壊などしていない、比較的安全な自宅で、なんとか待っていて欲しい。
そう考えました。
連れていくか、置いて行くか。
とても、とても悩みました。
最後の決定権は主人にありました。
何かあった時、最優先は自分の命より子供の命だと。
そう言われては、連れて行く選択は出来ませんでした。
非難命令というものは、夜間早朝関係なく一刻の猶予もなく、突然やってきます。
ここで、迷うと自分達の命ですら失くしてしまいます。
保護センターを探して問い合わせする時間も余裕もないのです。
みんながパニック状態なのですから。
その中で、ここまで考えて判断した事でした。
1日でも、早く、帰るからと。
いわきに残る家族に、家の合鍵を渡してはありました。
すずの様子を見に行って欲しいと。
でも現実は、屋内から外に出る事は被爆の危険がありました。
最悪、何の予告もなく原発が爆破したら、一瞬で死んでしまうのです。
なのに、外に出て、すずの様子を見に行って欲しいとは、言えませんでした。
その時、関東へ逃げるために必要な、
もう手に入らない、今、車に入っているだけの、今は命綱とも言える大切なガソリンを、
すずの様子を見に使ってくれとは、言えませんでした。
私の思いは、1日でも早く帰るからと、そればかりでした。
神奈川に来て1週間。
車を運転して来た、義理の兄に出勤命令が出ました。
私は、このチャンスをずっと待っていました。
義兄がいわきに帰る時に、私達も帰ると。
でも、いわきはまだ危険な状態でしたので、義兄には、反対されましたし、
本当は、もう1週間、神奈川に居るのが、子供達の身の安全の為でした。
「放射能で汚染された町に、よく子供達を連れて帰れるな」と、義兄に主人が言われていました。
それでも、私達は帰りたかったのです。
< そして、猫を飼う皆様へ >
今も、原発は平行線です。
またいつ、強制非難がかかるか分からない状態です。
でも、今度は2度目ですから、
私にも考えがあります。
いざという時、また関東へ逃げるた為の、ガソリン量を常にキープし、
自分の車で移動が出来れば、すずを連れていけます。
車の中での、猫の離し飼いはドアを開けた時に、逃げ出す危険があります。
二次被害を防ぐ為に、車の中でもゲージで過ごせるように、キャリーの他に、コンパクトなゲージが必要です。
避難先でも、親戚の家でも、ゲージに入れておけば手元に置けるかもしれませんし。
でも、忘れてはならないのは、ゲージ飼いでの猫のストレスは計り知れないものです。
ご飯を食べないかもしれない。トイレをしないかもしれない。自由にならないストレス。
周りの人達にも、猫がゲージを嫌い、ゲージをガリガリ引っかく音、出してと騒ぐ鳴き声。
私達は、我慢できますが、他人に与える騒音の迷惑は計り知れないものでしょう。
苦情が来て、おいて置けなくなる前に、猫を落ち着かせる配慮は、夜も眠らず撫でてやる覚悟も必要でしょう。
災害に備えて、ゲージは必要です。
そして、普段からゲージで過ごす練習も必要です。
そして、フードです。
災害時は、ペットフードですら店頭から一斉になくなります。
その後は、もう手に入りません。
非難するにしても、大きな袋を抱えていく事は難しいです。
神奈川で、子猫、妊娠猫用の高カロリー栄養フードを買ってきました。
これなら、1日1食の少ない量でも何とかなるかもしれない。
常に高カロリーフードを常備して置く必要があると思いました。
そして、気持ちに余裕が出来たら、もしくは、苦情や非難生活が長引くようなら、
ネット環境が使える状況にあるのなら、
一時的に預かってくれるペットホテルや、動物病院を探したり、
被災ペットの保護センターを検索し、相談する手立てもあるのだと、
これだけの事を、多頭飼いでする事は、より難しい事になると思います。
自分の子供が、もう一人で逃げられる年齢なら、こうした災害を踏まえても、
家族の人数だけペットを飼えるかとは思いますが、
うちのように、まだ自分で身の安全を確保できない年齢の子供がいる家庭は、
1匹飼いが共に生きれる選択であると感じました。
私のブログを読んで下さった、皆様から、沢山の知恵を頂きました。
本当に、私達を思ってのコメントに感謝いたしております。
そして、少しでも、みなさんにも、今後の教訓にしていただきたくて記入しました。
長くなりましたが、最後まで読んで下さってありがとうございました。
いつも見て頂いてる皆様、ありがとうございます。
初めてお越し下さった方々、ありがとうございます。
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