カメラを片手に

びわ湖大津プリンスホテルから三上山を眺めれば

啓蟄」の朝は晴天、気温は1.5℃迄下がり霜が降りていたが、ゴミ出しで
外に出れば、煌めくような陽の光で溢れ、あぁ春だなと思わず声にしたほど。
      11時、11.9℃、47%

二十四節気の3番目「啓蟄」とは
「啓」に「ひらく、開放する、(夜が)明ける」などを意味し、
「蟄」は「冬籠りのために虫が土の下に隠れる、閉じ籠る」という意味から
春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくる頃のこと。
                         (コトバンクによる)
「余寒いまだ尽きず」 の時期なのですが、この一週間先までの予報を見れば
最高気温は20℃前後と4月中旬並みの気候になるらしい。
我もそろそろ、一冬重宝したウルトラダウンベストを脱がなくては・・・。

今日は「菊池寛忌」、小説家「菊池寛(かん)」の1948年の忌日、狭心症で
急死し、享年59歳、没後75年になる。
現在の香川県高松市生まれ、本名は寛(ひろし)、ヒューマニズム、リアリズム
の作家として小説『恩讐の彼方に』、戯曲『父帰る』等の作品を残す。
言論の自由を何よりも重んじ政治活動に加え、雑誌『文藝春秋』を創刊し、
作家の育成、文芸の普及などに貢献され、さらに日本文芸家協会を創立して
著作権の擁護を確立された。
戦後、公職追放や友人などの死が重なり、気力が衰えた矢先の急死であった。
死後見つかった遺書には
 私は、させる才分なくして、文名を成し、一生を大過なく暮しました。
 多幸だつたと思ひます。死去に際し、知友及び多年の読者各位にあつく
 お礼を申します。ただ国家の隆昌を祈るのみ
                       — 吉月吉日 菊池寛

先日のびわ湖ホールでのオペラ「ニュルンベルグのマイスタージンガー」、
久しぶりのオペラ鑑賞、素晴らしかっとことは言うまでもなく、日本人の
レベルもかなり上がってきていることに驚きました。
開演は午後1時で終了は午後7時、奈良まで帰れないことはないが・・・
全国旅行支援を活用して、連れ合いの誕生日の祝いを兼ねて宿泊したのは、
琵琶湖のほとりに、 1989年4月に超高層38階・136.7mのホテル、1994年に
国内最大級のコンベンションホール「淡海(おうみ)」が開業した。
設計は建築家「丹下健三」氏。530の客室はすべて琵琶湖に面し、湖面を眺め
ながら比叡山・比良山・鈴鹿山の山並の大パノラマも堪能できる。
      

チェックインは午後2時からですので、12時にアーリーチェックイン予約
(1時間1000円)を入れておいた。
この日は寒気が入り、風も強く寒くて、どこも寄らずに午前11時には奈良から
到着し、結局昼食もプリンスホテル一階「ロビーラウンジ ポート ニオ」 で
サンドイッチにコーヒーを。
 

さて12時にチェックイン、手慣れた接客でスムーズにチェックインが終わる。
部屋20Fに入れば、34年前の建物だが、2018年3月までにリニューアル済みで
古さは感じられず、変形部屋を上手にレイアウトされており、トイレと洗い場
付きのバスは洗面台を挟み独立する。ソファ部分もゆったりしていた。
ベッドはセミダブルベッドが二台、シモンズ製のためか腰痛も発生せず。
連れ合いの評価は★★★★でした。
      

外の景色は、北西には蓬莱山に雪、そして比良の山々も目に飛び込んだ。

北には琵琶湖大橋が・・・

東は湖東地域と遠くに鈴鹿山脈も・・・近江富士の三上山も

三上山432mの頂上が3つのピークから成るのですね。
古来から有名な山で・・・
俵藤太(藤原秀郷)による大ムカデ退治伝説の舞台となっていますね。
*瀬田の唐橋に大蛇が現れ、人々は恐れて橋を渡れないが、通りかかった秀郷
 は何事もなかったかのように大蛇を踏みつけて渡る。その夜、秀郷の元に美
 しい娘に姿を変えた先ほどの大蛇が現れ、「豪胆なあなたを見込み、私の一
 族が三上山の大百足に苦しめられており、是非助けて下さい」と懇願され、
 この願いを秀郷は聞き入れ、三上山へ大百足討伐に向かうも通用せず、最後
 の一本の矢先に唾をつけ、八幡神に向かい祈りを込め、矢を射ち征伐したと 
 なおこの大蛇は竜宮に住み、後にこの龍神一族の助けにより将門の弱点が
 判明して、将門を討ち取ることができた。 との後日談も
      唐橋の案内板に

実は藤原秀郷は若い頃は手の付けられない暴れ者だったが、最後は940年に
平将門を討伐して名を馳せて、武家として藤原氏を発展させている。
有名なのは9代目、北面の武士だった佐藤義清=「西行」です。その後も奥州
藤原家や結城家、蒲生家、大友家や立花家など多くの戦国大名の祖となる。

紫式部(970?~1019?)」は近江富士として詠む
打ち出でて 三上の山を 詠れば 雪こそなけれ 富士のあけぼの

江戸時代、「松尾芭蕉」は「三上山のみ夏知れる姿かな」と詠む。
      

ゆっくりしておれません。午後1時開演のびわ湖ホールへ。

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