朝日が昇れば、16.5℃の最低気温から一気に気温が上昇し、半袖で過ごせそ
うな天候、11時半頃のは25度を越え夏日になり、最高気温は27.5℃に。
明日はもっと上がり29度と真夏日一歩手前に。
ふと居間の隅を見れば、連休明けに仕舞おうと掃除したガスファンヒーター
急な冷え込みで一度使っただけ、再度掃除して11月まで屋根裏へ納める。
11時、24.4℃、47%
1919年(大正8年)の今日、「和辻哲郎」の『古寺巡礼』が岩波書店から発刊。
1946年(昭和21年7月)に改版され、1979年に岩波文庫に収載された。
2012年にちくま文庫より『初版 古寺巡礼』として復刊されている。
47章から成り、「BOOK」データベースによれば、
大正七年の五月、二十代の和辻は唐招提寺・薬師寺・法隆寺・中宮寺など
奈良付近の寺々に遊び、その印象を情熱をこめて書きとめた。
鋭く繊細な直観、自由な想像力の飛翔、東西両文化にわたる該博な知識が
一体となった美の世界がここにはある。
1979/3/16の岩波文庫
折しも、JR東海の奈良キャンペーンが、1993年の「いま、奈良にいます」
2005年から「うましうるわし奈良」から「いざいざ奈良」に変わり、CMも
「東大寺・ならまち編」で鈴木亮平さんが起用されている。
「いざ」は万葉集などで「誘う」の古語として用いられている。
ITmedia ビジネスオンラインでの「杉山淳一」さんの記事
「なぜJR東海は、わざわざ奈良でキャンペーンを始めたのか」で
四文字熟語で例えて"「うましうるわし奈良」を「温故知新」とたとえ、
「奈良にある歴史と伝統から、自分の中に湧く新しい心を感じる旅」とし、
新たに始まった「いざいざ奈良」を芭蕉の「不易流行」に当てはめることで
本質的な変わらぬもの(不易)も、常に新しいもの(流行)を取り入れ、
それがまた伝統に加わっていく。” とうまく言い当てられている。
そして1902年の今日は、指揮者、チェロ奏者そして音楽教育者「齋藤秀雄」
さんの誕生日、生誕120年になります。
教え子が主体の「温故知新」に通じる「サイトウ・キネン・オーケストラ」
が創設され「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」から「不易流行」の
「セイジ・オザワ 松本フェスティバル 」へと受け継がれている。
21日午後から「京都コンサートホール」での
「京都市交響楽団 第667回定期演奏会」に行ってきた。
指揮はオランダ出身 の「ヤン・ヴィレム・デ・フリーント」
独奏は京響メンバーで、フルートは「上野博昭」、ハープは「松村衣里」
独奏は京響メンバーで、フルートは「上野博昭」、ハープは「松村衣里」
指揮・オケと共に、三位一体の息の合った妙技を披露していただけました。
プログラムでは
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299 27分
アンコールは「Hallucinated K.299」カデンツァ=酒井 健治(委嘱・世界初演)
アンコールは「Hallucinated K.299」カデンツァ=酒井 健治(委嘱・世界初演)
・・・休憩20分・・・
シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレート」 55分
シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレート」 55分
フルートとハープのための協奏曲 は、モーツァルトが22歳のときの1778年に作曲した協奏曲で、当時としては前例のない組み合わせで、カデンツァが3つ
の楽章にあったが残されていない。
モーツァルトらしい室内楽の響きを、「温故知新」京響の響きで愉しめた。
アンコールで酒井健治さん作曲の「Hallucinated K.299」カデンツァ、
お二人のビシッとした緊張感の中、現代音楽に通じるハーブやフルートの
思いもかけない響き、キレがよくて大変よく、先ほどの「不易流行」に通じ
るのかもしれない。
前夜のハインツ・ホリガーのカデンツァと比べたくなったのは私だけ?。
後半は「ザ・グレイト」、シューベルト最後の交響曲、死後1939年に発見。
発見したシューマンが「天国的な長さ」と言ったほど長大で、繰り返しの
フレーズが永遠に続くかのようにも感じるのだが、京響は前半の勢いが乗り
移ったかのか、指揮者のノリなのでしょうか、50分ほど?で駆け抜けていた。
次回の定期公演は6月24日(金)フランクとサン・サーンスです。