自転車の調子がいまいちなんで、乗る事を控えてこれを機会に更なるメンテナンスをしてみました
今日はホイールのハブをメインにメンテナンスをしました
このWH-9000-C35のハブメンテナンスは初めて行います
従来型のハブとは構造が若干違っている様なので、前以ってネットで勉強しておきました
まずはリアーよりは単純そうなフロントホイールから始めましょう
ロックナットの位置になる一番外側のボルトを、5mmアーレンキー2本で緩めて進行方向左側のボルトを抜き取ります
ロックキャップの全貌が現れます これは被せてあるだけなのでそのまま手で外れます
キャップの内側にはギアーのような歯が刻んであり、これが玉押しに刻まれた歯と噛み合って玉押しをロックしているようです
ダブルナット式ではないので玉当り調整がずいぶん楽にできそうですね
玉押しを外してアクスルシャフトを反対側に抜き取れば はい、この通り
ベアリングはまだハブの中にあります
シールリングをマイナスドライバーで慎重に外しますと、中からリテーナーに組み込まれたベアリングも外れてきます
グリスはだいぶ汚れてきておりました そして、なんと水滴もはっきり分かるほど溜まってました
やはり雨中走行300kmはこういう状態も作ってしまうのですね
今回メンテナンスして良かったです、大事に至らずに済みました
ベアリングもリテーナーからはずして、ひと通りクリーニングしました
新しいグリスはフィニッシュラインのテフロングリスです、耐久性に劣るかも知れないので今後はこまめにメンテが必要かも?
100円ショップで買った注射器に少し手を加えたミニグリスガンが活躍しました
そして元通り組み付けて完了
新品の時にあった、あのヌワーっとした回転が蘇りました
良かった良かった
さぁ次はリアーホイール
基本的にやる事はほぼ同じですが、一点大きく違っているのがフリー側のベアリングにはリテーナーが使われていない事です
アクスルを抜き取ったとたんに、ベアリングがバラバラと散らばらない様に慎重に作業します
ちょっと焦ったのがベアリングの数、フロントホイールは片側14個だったのに対しリアーホイールは片側13個でした
数えた瞬間、1個紛失したのかと慌ててしまいました
フリー側のグリスはかなり変色してました
フリーラチェットの油が混ざりこんだのかも知れませんね
フロントホイール同様、こちらもクリーニングします
気持ちとしてはフリーも分解したかったのですが、事前勉強してなかったし特殊な工具も必要そうだったので諦めました
さあ、組み付けです
先ほどのミニグリスガンは勿論ですが、今度はこんな物も登場
ビーズ用のピンセットです これは100円ショップという訳にはゆきませんAmazonで購入しました
つかむ部分に窪みがありまして、球体も安定してつかめます
ベアリングをレースに一粒ずつ置くのに大活躍でした
そして組み付けしながら、こちらもヌワーっと回る様な調整をして無事終了
「デュラだしなぁ、自分でやっちゃっていいのかなぁ~」なんて今まで躊躇っていたハブのグリスアップでしたが、やってみたら割と簡単
これからはちょくちょくお手入れしましょうかね
ハブのメンテナンスがうまくいったのに気を良くしちゃって、スプロケット・チェーン・チェーンリングを洗浄し
更にはRDのプーリーも分解してお手入れしちゃいました
プーリーのベアリングにも新しいグリスを塗ってあげました
さぁ、あとはチェーンリングのインナーを交換すれば万全 ・・・の筈なんだけど
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自動車のように乗り放しは不可ですね。
記事を有り難うございました。
フレームから外してシャフト部分を手で回して見たところ、何となくグリスが無くなってきている様な軽い廻り方になってたんです
初期のヌワッとしたあの回り方ではなくなってました
そろそろハブのメンテもしなくちゃなぁ、と思っていたので良い機会でした
そうですね、シマノだから、デュラだから、と安心はいけません
ましてあの雨は半端じゃなかったですから
写真を見ていると、なんとなく出来そうな気がしてきました。速くなれるなら何でも貪欲にやりますよ~ チャレンジ! チャレンジ!
メンテナンスって最良のコンディションを維持する事です
これをしたことで速くなるかは・・・、どうでしょうか??
しかし、メンテナンスが出来る様になる事はお勧めです
是非スキルを身に着けてください
ホイールによっては、この記事の内容とは少し違っていたりしますしますが