しゃれこーべのシャレになんない毎日! YUKEMURI編成部

遊びの合間に仕事をする神戸在住編集屋のお気軽ライフ

受け取り方も人それぞれ

2006-01-27 08:10:44 | Weblog
先日、あるブログの記事にコメント付けたら怒られた。

それは新聞記事の引用に対し、管理人の憶測が述べられたものだったが、私は引用記事に対して感じたことを書いたつもりなのに、彼は彼の憶測に付いて触れられたとカン違いしたようだ。

コメントを読み取る時、最初から好意的に読む場合と、頭から喧嘩腰で読んだ時とでは、同じ文章でも全く違う意味合いが生じることがある。今回はまさしくコレで、著述に携わる身ながら、そのことに今まで気づかなかったことが恥ずかしい。

というか、ハナから悪意を持ってコメントを読む種の人って、いるんだな・・・。書く能力と読解力は人となりも表す。面白いな。

ホリエモンで測る日本人の深層心理

2006-01-25 08:28:17 | 時事
ホリエモンが逮捕された。どんな反響があるのか、楽しみにしていたが、若い世代を中心に擁護する意見もあって驚きを隠せない。「ズルくても勝てばいい」。かつて日本人が一番嫌っていた思想が、すでに根強く浸透しているのだ。

日本人は美徳を重んじる民族だった。だから例え社会悪の代名詞であるヤクザの世界にも、仁義や筋の美徳があり、堅気と一線を引くことで、彼らなりの誇りを保っていたのだと思う。

社会にはルール以外にも、守られなければならないことが数多く存在する。それを判断する基準が良心なのであろう。

エセヤクザが仁義を失い、市民が良心を失い、この国は明らかに迷路を突き進もうとしている。

「ズルくても勝てばいい」などと粋がっていた馬鹿者が、あろうことか、この国でプロスポーツに関わろうとし、国政に関わろうとしたのだ。最も怖いのは、馬鹿を見極められずに応援していた市民が多くいたこと。間違いが暴露されてなお、支持しようとする市民が数多く存在していること。

この国はどこへ行こうとしているのだろう。

震災10年を記す

2006-01-17 21:23:00 | 時事
早いもので震災から10年経った。世間は風化させるなと言うが、当事者にとってはきれいに忘れ去りたい恐怖。でも当時、その場に遭遇したライターの一人として、映像に映し出されなかったことを記録することは、義務なのかも知れない。当時、勤めていた出版社が発行していた雑誌より、震災体験記の冒頭のみ転載。

『瓦礫の中から人が微かに呻く。かろうじて倒壊した家屋から抜け出した着の身着のままの人が、その声を頼りに集おうとするや否や、ヘリコプターが凍てついた空気を爆音とともにかき混ぜる。「声が聞こえん!」皆の叫びは口を放たれるのが先か、かき消されるのが先か・・・。
憤る間もなく、生暖かい風が冷え切った体を包み込む。出火。丸まった赤いカーペットを広げるかのように、辺り一面を敷き占める。確かにそこには人の命が存在していた。家族かも知れない、知人だったかも知れない。だが何の術もなく、その命がまさに燃え尽きるのを、見届けるしかなかった・・・。』

1月17日。神戸の街は朝から報道各社の飛ばすヘリコプターの爆音に包まれた。トラウマとなったあの日の記憶を、激しく揺り起こすかのように・・・。

国の少子化対策はちょっと甘い

2006-01-13 10:10:30 | 時事
政府は12日、少子化対策の一環として、入院を含めた出産費用全額を国が負担する「出産無料化」制度導入の検討に着手した。
若年夫婦などの経済負担を軽減することで、少子化に歯止めをかけるのが狙いだ。6月に閣議決定する「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」(骨太の方針)に盛り込むことを目指す。(読売新聞1月13日)

児童の医療費見直しもそうだけど、少子化傾向の分析に国は大きな誤りを犯してないだろうか。政府の少子化対策は〈1〉働く女性が出産後も社会復帰しやすい環境作り〈2〉出産や育児などの経済的負担の軽減の2点を大きな柱としているようだが、最も重要視し早急に整備しなければならないのは〈1〉である。

昨今、子供を作らない夫婦が多くなったのは、男女とも晩婚化が進み、先行きの不透明感から出産に踏み切れないからだ。若い時の出産費用などは、夫婦の両親だって、まだ援助できる余力があるだろうし、死に物狂いで働けばどうとでもなる。

だが、ある程度年齢を取ってから子供を生めばどうなるか?終身雇用制度が保たれていた時代なら、子供の成長とともに収入もアップするが、上場大手の企業を除けば今はそんな保証どころか、退職金すらアテにできない時代なのだ。

最早、夫の収入だけでは子供を育てることはできない。一刻も早く、働く女性の環境を整備しなければ、途中で子供を育てられなくなるケースが続出してくるのではないだろうか。


ニコンがフィルム事業から撤退・・・

2006-01-12 15:16:19 | 時事
ニコンがフラッグモデルを除いて、事実上フィルムカメラから撤退するそうだ。ニコンといえば頑丈で、数々のプロカメラマンに愛されたトップブランド。戦場に赴いた従軍カメラマンのほとんどがニコンのFシリーズを使用していた。

私も冬の北海道撮影にF-3を使っていたが、寒冷地のため、すぐにバッテリーが上がってしまい、内臓されていたエマージェンシー用のメカニカルシャッターによって、窮地を何度も救われた。電子機能オンリーのデジカメでは、まだまだカバーできない領域はいくらでもあると思うのだが・・・。

この流れだとキャノンも追従するのは時間の問題!?悲しいな・・・。

アファリエイト広告はネット文化の弊害だ

2006-01-09 15:38:26 | Weblog
私は現在、ココの死にかけたブログのほかに、ゆる~く継続しているヤフーと、奇跡的にも毎日更新を実行している楽天にブログを持っている。

で、他人のブログで面白いものはないか、たまに巡回の旅に出るのだが、楽天ブログのアファリエイト広告の多いことといったら・・・。エッチなサイトの入口が広告で埋まってわからないのと同様に、どこに本文があるやら、といった感じで開いた瞬間に見る気が失せてしまう。

しかも日記、例えば温泉のレポートがあったりしても、酷いことにそこにもその宿の広告がリンクされていたりして、そのレポートを信じることすらできなくなってしまう。本来ガイドブックなるものが、タイアップ記事臭くて信頼性に疑いがあるから、利害関係の生じない情報を求めてブログを漁るのに・・・。

それにしても、あれって自分の美的センスのなさを宣伝するようなものだよなあ~。今更ブログの引越しも面倒だし、せめて私はシンプル・イズ・ベストを貫こうと思う。

このカキコ見られたら、温泉ブログに来る楽天のお客さん、みんないなくなるだろうな・・・。

突っ込んで来いよ、神戸新聞・・・

2006-01-07 14:45:58 | 時事
関空ができて十一年あまり。国内線の伊丹シフトなどで伸び悩みが指摘され、神戸空港は「目の上のたんこぶ」(経済界首脳)とされてきた。急先鋒の村山敦・関空会社社長は「できる以上は仕方がないが、ただし採算は取れないだろう。これも神戸市民が選択したこと」と手厳しい。(06年1月5日付け神戸新聞より)

あの~、神戸市民は住民投票を求めて30万人の署名を集めたのに、行政のゴリ押しで建設は強行されたのですが・・・。これを市民の選択と批判するなら、暴力で権力を覆すしかありません。支持していただけますか、村山さん。あと他人に厳しくする前に、関空の活性化を考えるほうが先決だと思います。